無名戦士の碑
とりあえず急ぎの用事が済んだので、特に用事はなかったのですが、シンタグマ広場までいくことにしました。
その時ふと思い出したのですが、明日デルフィへ行く時、リオシオンにあるターミナルBまで、ブルーバス024で行くのですが、そのバス停がシンタグマ広場の近くのアマリアス通り沿いにあるはずなのです。それで、その場所をチェックすることにしました。だから、国立庭園の中は通らず、アマリアス通り沿いの歩道を歩いていきました。すると途中でバス停がいくつか並んでいる所があって、ブルーバスの024と書かれたバス停もすぐ見つかりました。
バスの乗車券を売るボックスもいくつか並んでいます。屋根の色が黄色のボックスと青いボックスがあって、トローリーバス(車体が黄色)の乗車券は黄色い屋根のボックスで、ブルーバス(車体が青色)の乗車券は青い屋根のボックスで売っているようでした。
もう少し歩くと、広場になっています。無名戦士の碑がある所です。衛兵二人が直立不動の姿勢で立っていました。観光客が順番に衛兵の横に並んでは写真を撮っています。それで、私達も衛兵の横に立って記念写真を撮りました。
そうこうしているうちに、規則正しい足音が聞えてきて、見ると、3人の衛兵が行進してやってきました。なんと、ちょうど衛兵交代の時間だったのです。幸運にも私達は直立不動で立っている衛兵のすぐそばにいたので、交代の儀式を間近かに見ることが出来ました。
衛兵さんたちは、手を大きく振り、足を高く上げて独特の方法で歩くので、ダンスを踊っているようでもありました。夫も私も写真をたくさんとりました。
衛兵さん達以外に上官らしい人がいて、交代の儀式の直前には、行進してきた衛兵達の衣服の乱れなどを直したりしていました。そして交代が終わって、新しく来た二人が定位置に立つと、また衣服の乱れを整えていました。上官はここまでは、ちょっとした、小間使い状態でしたが、あとは、ゆっくり歩き回って、ふたりの衛兵がちゃんと直立不動で立っているか見張っているような感じでした。
衛兵さん達は、決まった動作以外はしてはいけないし、口も利いてはいけないようで、おもちゃの兵隊の人形のようでした。上官が見張っているので、帽子の飾りが目のところにきてしまってるのに、手で払うことも出来ず、瞬きばかりしていたり、小さな子が話し掛けたり服に触ったりしても、何も反応できなかったり、なかなか大変です。
|
|