<

 

 

 

地下鉄に乗って考古学博物館へ

ホテルにチェックイン後、遅い朝食兼昼食をなぜかマクドナルドで食べながら、今日のこれからの予定を相談しました。アクロポリスのパルテノン神殿を一番に見たかったのですが、入場料ひとり2000ドラクマスが、日曜祝日は無料になるので、明日にまわすことにして、今日は考古学博物館とリカビトスの丘に行くことにしました。

ちょうど、地下鉄のモナスティラキ駅のそばだったので、地下鉄に乗って行くことにしました。自動券売機があったのですが、値段が分からないので、夫が窓口で買ってきました。2駅先のヴィクトリア駅まで、ひとり100ドラクマスでした。改札口はありませんが、刻印機があるので刻印してからホームに行きました。

ヴィクトリア駅で降りたものの、考古学博物館がどっちに行けばあるのかまた迷ってしまいました。地図を持ってきょろきょろしていると、親切そうなおばさんが声をかけてくれましたが、ギリシア語で話すばかりで英語が通じずどうにもなりません。それでも、なんとか考古学博物館に着きました。

国立考古学博物館

国立考古学博物館

 

 

 

 

 

考古学博物館の入場料、中学生は無料

考古学博物館の入場料は大人ひとり2000ドラクマスでした。子どもはたしか学割があるはずと思い、夫に聞いてもらうと、年令を尋ねられパスポートを見せるように言われました。娘達のパスポートを見せると、年令をチェックして、「無料です。」と言って娘達にはFREEと書かれた入場券をくれました。

荷物は持ち込み禁止で、クラークで無料で預かってくれました。夫がカメラをだしてから、鞄を預けたので、私もカメラを出したら、「撮るためじゃなくて、取られないためだ。」などと言ってました(夫のカメラは1眼レフの高級なカメラで、私のは小さくて押すだけのカメラなので)でも博物館内撮影OKでしたので、写真も撮りました。

展示室は各時代毎に分けられているけど、展示物も多く迷路状態、展示物の説明はギリシア語とフランス語だかドイツ語だかで書かれていて、英語での説明はほとんどありません。日本から持ってきたガイドブックを見ながら見て周ったけど、途中で団体が押し寄せてきて、なんだか途中からは駆け足で見て周った感じになってしまいました。

入り口で展示物の説明が載っている本を売っていましたが、初日から本を買うと重たくて移動が大変と思い買いませんでした。でも、中の説明が全然分からなかったので、先に買ってから はいれば良かったかもしれません。

アテイーナ像

博物館の中で見たアテイーナ像

パルテノン神殿の中には巨大なアテイーナ像が祭られていたらしい。

 

 

 

 

 

 

トローリーバスに乗る

今度は、トローリーバスに乗ってリカビトスの丘へ向かうことにしました。7番と8番(逆回り)が近くまで行くことが分かったので、8番に乗って行くことにしました。乗車券売場がどこか分からず、夫が探し回って4枚買ってきました。1枚100ドラクマスでした。

8番のバスに乗ったものの、車内アナウンスが有るわけでもなく、たとえ有ったとしてもギリシア語では分からないし、夫は地図とにらめっこでした。

戦争博物館前で降りて、プルタルクー通りの坂道を登りました。それが途中から階段になっていて その階段をどんどんのぼり、道を間違えたんじゃないかしらと諦めかけた頃、やっと、ケーブルカーの乗り場に着きました。

途中でバスが走っているのを見たので、後で調べたら、博物館から60番のミニバスに乗れば、坂道を暑い中苦労して登らなくて済んだことが分かりました。

ケーブルカーの料金はひとり往復で1000ドラクマスでした。500円といえばそんなもんかなという気もしますが、バス代の10倍というのは高すぎる気も・・・。ケーブルカーはトンネルの中を通っていて、数分で頂上に着きました。

頂上からは見晴らしが良く、アテネの街中を見渡せます。アクロポリスの丘の向こうに海が見えて綺麗でした。でも街は家々が密集しているので、夜景の方がもっと綺麗だろうなと、ちょっと残念でした。とても暑い日でしたが、風が気持ちよく吹き、木陰は涼しくて一休みできました。

帰りもバスに乗ろうと、来た道を降りてバス停に行きましたが、近くのお店では乗車券を売っていませんでした。しかたなく、ホテルのある方へ向かって、乗車券を売っている所を探しながら歩きました。そういえばガイドブックにバスの乗車券はまとめて買っておくようにと書いてあったのを思い出しましたが、後の祭りでした。

結局シンタグマまで来てしまい、今更バスに乗るほどでもないということになって、ホテルまで歩いて帰りました。暑いし、疲れるし散々でした。

 

 

つづき

 


ギリシア旅日記