教科書

 

小学校の教科書は無料ですが、日本のように一人一人に配布されるのではなくて、1年間借りることになっています。初めに、無くしたり破いたりしたら弁償します、というようなことが書かれた誓約書みたいなものに親がサインをします。

教科書のサイズは日本の小学校の教科書とは比べ物にならないぐらい大きく、しっかりしています。厚さ1、5〜2センチぐらいでしっかりした表紙がついているので、薄い百科事典か図鑑のような感じです。英語、算数、理科、社会の教科書があって、算数、理科、社会は1年間使うのですが、英語は、子どもにあわせて進度や使う教科書が違い、1年間に何冊かの教科書を終えます。

教科書も何種類もあるので、日本と同じように学校によって使っている教科書が違っています。

エリザベス・フォンデ小学校の時、教科書にカバーを掛けて使いました。そのカバーは、文具店に売っているわけではなく、スーパーで買い物をした時に品物を入れてくれる紙袋で作りました。9月頃にスーパーで買い物をした時に貰う紙袋には、教科書のカバーにする用の折り線、教科名や名前を書く欄などが印刷されていました。

ワークブック、問題集なども学校で使います、これには書き込んでいくのですが、無料でした。日本は教科書は無償配布ですが、問題集やテスト、宿題プリントetc色々とお金がかかります。でもアメリカでは、本当に学校教育は無料でした。

教科書はとても重たいので、学校に置きっぱなしにしておくのですが、うちの子ども達は、初めの学校では英語が全然分からないので、家で親と一緒に勉強するようにと、時々教科書を持って帰っていました。後になって気がついたのですが、教科書を本屋で売っていました。それで、帰国する時に、使っていたのと同じ教科書を買いました。1冊15ドル前後でしたが、もっと早く買っておけば、重たいのを待ち帰ることも無かったのに…と思いました。

 

 

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アメリカで暮らして