小学校

 

1992年3月、はるなは、幼稚園を卒園しました。4月から小学1年生です。でも、日本の小学校ではなく、アメリカの小学校に行くことになったのです。

えりは、小学2年生を終え、3年生に進級するときでした。

私は以前少しの間ですが、小学校で教えた事があります。それで、アメリカにいる間はふたりの勉強ぐらいみてやろうと思いました。

教育委員会で手続きをして、二人の教科書をもらいに行きました。ところが、その教科書は奈良市で使っている教科書と違います。尋ねてみると、外国へいく子の教科書は、これに統一しているというのです。外国にある日本人学校では、みんなこの教科書を使うということです。

私達が行こうとしている所は、日本人があまり多く住んでいません。日本人学校があるとは思えないので、子ども達は、現地の公立の小学校へいれようと思っています。奈良に帰ってきた時のことを考えると、奈良市で使っている教科書のほうが良かったのですが、それは無理だということでした。

教科書に合った問題集を大きな書店まで探しに行って買いました。そして、アメリカへ持っていく荷物の中には教科書、問題集、習字道具一式(墨汁、半紙もたっぷり)たて笛、算数セット(1年生で使うものだけ)等など、必要と思われるものはしっかりと詰め込みました。

 

 

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アメリカで暮らして