りす

 

ジョージタウンアパートの辺りは、木がたくさんあるので、リスがたくさん住んでいます。誰かが飼っているわけではありません。野生のリスですから人が近づくと恐がって逃げてしまいます。用事で玄関から出ると、そこら辺りにいたリスがぴょんぴょんと逃げて行きます。それを見ると、はるなは走って追いかけます。そのリスは急いで木に登りますが、今度は他のリスが気づいてぴょんぴょん。遥菜は前庭の芝生の上をしばらく走りまわってリスを追いかけています。

リスは庭に落ちている木の実を食べます。部屋の窓からもリスが木の実を齧っているのが良く見えます。どんぐりを拾って食べているのを見ていたら、皮を齧って剥がして捨てています。器用に両手と歯を使っている様子はとても愛らしいです。

リスを餌付けしよう、と夫がえりはるなに言いました。それで裏口の所にピーナツを置いたり、どんぐりを拾って置いたりしました。しばらく隠れて待っていましたがリスはやってきません。でも何日かすると無くなっているので、私達が気が付かない間に来ては持っていくようです。そのうち、餌付けのことはあきらめました。

ある朝、えりはるなといっしょにスクールバスを待っていた時、私達の頭の上の方の木の枝にいたリスが1メートルほど離れた隣の木の枝にジャンプするのをみました。両手両足をひろげて飛んだのでムササビみたいでした。

 

 

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アメリカで暮らして