中古車

 

車のことは、夫に全て任せていたのですが…。私達は、まず、中古車を買うことにしました。私達が免許取りたてだったのと、中古車の方が窃盗に会い難いだろうと考えたからです。日本で買ったガイドブックにメンテナンスのことを考えると日本車よりもアメリカ製の方が部品がすぐ手に入って良い…と、書いてあったので、アメリカ製の中古車を買うことにしました。

新聞に個人が自分の車を売りますという記事が毎日載ります。車種、メーカー、走行距離、希望価格などが書いてあるので、適当なものがあれば電話をして話をし、見に行くことにします。夫の友人が夫と私を車に乗せて連れていってくれました。乗ってみないと分からないからと言って、試乗することにしました。

友人の車を担保(?)代わりに置いて、友人が運転して私達は乗り心地をみる…と、思っていたら、車はガソリンスタンドへ行って停まりました。ここは、友人がいつも車の修理をしてもらっているところで信頼できるので、ここでチェックをしてもらうということでした。

チェックの結果、主軸が少し曲がっていたり、クーラーも壊れていたり…、と言うことが分かったのでやめました。外観は綺麗だったし乗り心地も良かったのに…プロに見てもらうのは大切かもしれません。

その後、夫は何件か見に行きましたが、結局、中古車センターのようなところで買うことを決めてきました。理由は色々あるのですが、私達は車のことをほとんど知らなかったので、個人から買うよりリスクが少ないだろうということです。

日本に帰る前、私達も新聞に広告を出して売ることにしましたが、なかなか売れませんでした。モービル市では日本車がとても人気があって、日本車だったらもっと簡単に高く売り払えたのに…と思います。近くに住んでいた友人はトヨタの車でした、半年の間に2回も事故って修理したのですが日本車ということで引く手あまたでした。モービルでは日本車の部品もすぐ手に入るようでした。

当時(1992年から1993年)、フォードのトーラスが、新車で1万ドルより少し安い値段で買えました。遠出をする時は、車が途中で故障しないか不安なのでよくレンタカーを借りました。帰国前に売ることを考えると、新車でも中古車でもかかった費用は同じぐらいになるので、新車を買えば良かったかなあと、思います。ただ、アメリカに着いてすぐは、所持金が少なくなるのが不安で出来るだけ安いものを…と思ってしまいました。

 

 

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アメリカで暮らして