ジョージタウンアパートメント

 

タラハッシーで私達が住んでいたのが、ジョージタウンアパートメントです。ノースウッドモールという商店街に隣接した100メートル四方の土地にあります。中央にプールと中庭があり、それを取り囲むように木造二階建ての建物が八棟あり、60世帯ぐらいの人が暮らしています。

正面中央の建物は、特にしゃれた外観になっています。中央が入り口ですが、三角屋根の玄関ポーチになっていて、そこには、アンティーク風のイスとテーブルが置いてあります。その入り口のドアを開けて中に入ると、左側に私達が住んでいる一号室のドア、右側に二号室のドア、前には二階へと続く階段です。私はこの階段を一度も昇る事はありませんでした。

アメリカに来て改めて驚かされるのは、日本では私達の周りから土の地面が消えてしまったことです。ジョージタウンアパートの敷地は、車が通る所を除いて舗装されていません。だから、いたるところ土の地面です。建物はウエストサープ通りに面していますが、通りから十数メートル奥まった所に建っています。そして空いている所は芝生でおおわれています。

木もたくさんあります。無造作にあちこちにあるのは、松の木です。このアパートが立てられる前からあったのをそのままに残しているのかもしれません。ところで、この松の木はかなり大きいのですが、杉の木みたいにまっすぐなのです。松の木は曲がりくねっているものだと思っていたので、これが松だと気づいた時はとても驚きました。

 

 

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アメリカで暮らして