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Imre Lakatos (1922-1974), Methodology of Research Programs


ハンガリ−生まれで、主として イギリスで活躍した科学哲学者。戦中、戦後の苦難の後、1960年以後、LONDON SCHOOL OF ECONOMICS で教えた。数学史、数学の哲学における研究のほか、クーンのパラダイム論の考えを一部取り入れ、帰納主義の主張にも歩み寄ってポパーの反証主義を改変した 「研究プログラム」の方法論で、新科学哲学の一翼をになった。

一つの研究プログラムは、「堅い核」と呼ばれる理論的前提の周りに「防御帯」と呼ばれる可変的な補助仮説やそのほかの前提を加えて いくことで問題解決を計り、歴史的に変化していく。すべての前提が同じ資格で反証にさらされるのではなく、ある重要な部分は方法論的決定によって反証の対 象から除外されている、というのがポイントである。

最初に影響を受けたポパーとは仲たがいした。

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Last modified Jan. 26, 2018. (c) Soshichi Uchii