香港映画
 燃えよドラゴン
 
香港映画にはまったのは、やはり高校生のときに見たブルース・リーの「燃えよドラゴン」(香港・米)だった。当時空手映画と呼ばれて、次々と格闘映画が封切られ、短かったが、すごいブームになった。
 ブルース・リーの作品は当然ヒットしたが、その他にもたくさんの映画がヒットしていた。ただ、どれを見てもすばらしいと言うことではなかった。中にはまったく期待はずれの映画がたくさんあって、金を出して見たことを後悔させた。

 
燃えよドラゴンの宣伝用写真
空手映画
 
そんな中で、ブルース・リー以外で当時1番いいなと思ったのは、多分、日本人である倉田保昭が出演したため話題になった「帰って来たドラゴン」(倉田が香港から帰って来たためこの題名となった)だった。主演のブルース・リャンの跳躍力や、技が新鮮で、ユーモアもあって、迫力もあった。ブルース・リャンの映画はその後で封切られた「必殺ドラゴン鉄の爪」が面白かった。(日本軍が悪役、当時の悪役は日本人という設定が多い)
 当時香港のスターであったジミーウォングの「片腕ドラゴン」も気迫が前面に出た、緊張感あふれる映画で、面白かった。
 なお当時はカンフーという言葉が一般的でなかったため、すべて空手映画と言われていた。
帰って来たドラゴン
片腕ドラゴン
ブームが去って
 たくさんの映画が次から次へと封切られたが、あっという間にブームは去った。
 空手映画の後も香港映画は日本に入って来た。その中で面白かったのは「Mr.BOO」と言うシリーズ。許(ホイ)3兄弟のコメディが面白かった。(ブルース・リーのパロディもあった)主題歌も次男のサミュエル・ホイが担当していて、中国語だが、レコードを買ってしまったくらい音楽も中々だった。 
空手映画の音楽
 
当時の香港映画はあまり音楽に力を入れていなかったようだった。クラシックを使ったり、タイトルの音楽にアメリカ映画「黒いジャガーのテーマ」を入れた映画も2本はあったと思う。著作権という概念もなかったのかもしれない。マカロニウエスタンのようにもう少し音楽に力を入れていれば、もう少し長生きできたかも。
 最近知ったが、ブルースリーの映画や「片腕ドラゴン」も日本で勝手に入れた音楽で上映されたようだ。それを知らないでサントラだと思って、昔はよくレコードを買ったものだった。
 (日本の映画会社から香港の映画会社に依頼して音楽を入れ直してもらったとどこかに書いてあったものを見たことがあるが不明。それによると「怒りの鉄拳」などで英語の歌を歌っていたマイクリメディオスは中国人らしい)
Mr.BOOの主演、監督のマイケルホイ
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MrBOOレコードジャケット
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