悪徳政治家、糸山秀太郎の額に木の枝を刺して倒した（写真）ドラゴンはそれが原因でお尋ね者となり、賞金をかけられた。
その賞金を狙って、まず、柔道家、風祭右京が現れた。苦戦したが最後は耳をちぎられて（写真）柔道家は逃げていった。
一方、最強と言われる賞金稼ぎのブラックジャガーが、お尋ね者のドラキュラと戦っていた。普通の攻撃は通じず、火を吐かれたりしたが、十字架を胸に刺すと、（写真）ドラキュラは土に返った。
そのころ、大阪阿倍野高校の女生徒が下校中３人の暴漢に襲われた。それを助けたドラゴンに突然物陰から、「父の仇、ブラックジャガー」と襲い掛かったのは、師匠から免許皆伝の巻物を与えられた忍者赤影だった。「人違いだぜ」と振り払ったドラゴンを赤影が執拗に追う。ビルとビルとの隙間をよじ登っての（写真）戦いはドラゴンが制した。なおも荒野で戦う二人、空中戦（写真）では赤影の鉄の爪がドラゴンを血だらけにした。だが一発の銃声で赤影が突然倒れた。額を撃ち抜かれている。「誰だ？」ドラゴンが叫ぶと木の陰から答えたのは、賞金稼ぎのジャンゴだった。「銃を取れ」とジャンゴはドラゴンに西部式の決闘を迫る。ドラゴンはデモンストレーションに１０円玉を３枚（写真）空中に投げ、ファニングする。なぜか５円玉４枚になって落ちてくる。向き合うドラゴンとジャンゴ。２発の銃声が響く。倒れたのはジャンゴ。ドラゴンも胸を押さえるが、倒れない。胸のポケットから１０円玉を取り出し、「銀貨のおかげで助かったぜ。」とつぶやくドラゴン。ドラゴンが銃を撃つと倒れたジャンゴと帽子が崖下に吹っ飛ばされる。
次の日、ブラックジャガーはドラゴンの友人、シャンを追い詰める。（写真）ブラックジャガーのキックも鋭いが、シャンの身のこなしも軽い。ピンチになったジャガーは砂をつかんでシャンの顔にかける。逃げるシャンと追うジャガー。ジャガーの連続横蹴りをシャンはバク転でかわす。しかしシャンもだんだんと追い詰められる。つるはしやバットを使った攻撃もジャガーに阻まれる。最後はめったうちにされて、虫の息になってしまう。「ドラゴンの居場所を言えば助けてやる」とジャガーは言う。「墓場だ」シャンが答えたのに、ジャガーは「死ね」とシャンの首を折った。
墓場を歩くドラゴンが誰かにつけられていると気付く。ドラゴンに１度やられた３人の暴漢だった。「復讐か？」と聞くと、「ミスタージャガーの命令だ」 暴漢はジャガーの手下だったのだ。軽く暴漢の攻撃をかわすドラゴンだったが、物陰から、ジャガーがナイフを投げる。肩にナイフが刺さって（写真）ピンチになるドラゴン。そこへ突然地中から赤影が跳び出してきて、ドラゴンを助ける。「死んだんじゃなかったのか？」「死ぬわけには行かない。」赤影は忍術で死んだふりをしていたのだった。ナイフを抜いてやる赤影。二人の間に友情が生まれる。
一方、逃げ帰った暴漢３人が水を飲んでいると、後ろからブラックジャガーが現れた。「失敗したやつは許さない」 ３人は必死に抵抗するが、ジャガーのヌンチャクの前にはなすすべもない。１人、また１人と倒され、最後の１人は眼球を抜かれる。（写真）
翌日、赤影が走っていると、草陰から誰かが赤影を襲う。「誰だ、何をするんだ？」と聞いても「イー、ピピピ」と言うだけだ。宇宙船（写真）から降りてきた謎の宇宙人だった。時計型レーザービームの攻撃に手を焼いた赤影だったが、宇宙人の片腕をつかんで手刀で攻めると、腕が取れた。（写真）なおも起き上がってくる宇宙人に赤影の手裏剣が命中する。宇宙人の息の根が完全に止まった。
赤影がそこから去り、草むらで待ち伏せしていると、ブラックジャガーが現れる。ブラックジャガーは赤影の父を殺した男だったのだ。二人の死闘はしばらく続くが、ブラックジャガーがトンファを出してくると、赤影に勝ち目はない。（写真）いよいよ赤影が死と直面しようとしたときドラゴンが現れ、赤影を救った。ダブルヌンチャクで戦うドラゴンだったが、すぐにジャガーにヌンチャクを奪われてしまった。今度はドラゴンがピンチになる。それを救ったのは再び赤影だった。手裏剣を投げて、ジャガーをてこずらさせた。小さい手裏剣が効かないと見るや、大型手裏剣を投げた。さらにドラゴンが特大手裏剣を投げた。そして、大型磁石を使うと、ジャガーのヌンチャクが手を離れ（写真）、磁石に吸い付いた。これで武器なしで戦える。２対１の戦いが再開された。それでも負けないブラックジャガー。ドラゴンの指が１本ジャガーの蹴りで吹っ飛んだ。（写真）のたうちまわって苦しむドラゴン。その間に赤影がめったうちに会った。虫の息の赤影。ドラゴンが痛みに耐えてもう１度ジャガーに立ち向かった。だが効かない。突然倒れていた赤影が油断していたジャガーの腹部に必殺の蹴りを見舞った。今だ！ドラゴンが気迫の飛び蹴りでついにジャガーを倒した。「すまんドラゴン」と言い残して赤影は本当に息絶えた。
疲れて海辺を歩くドラゴン。突然銃声がして「ドラゴン、賞金はもらったぜ」という声とともになおも銃を撃つ男。（写真）ドラゴンは夕焼けの海に散って行った。
ストーリー