映画版
Star Trek: The Motion Picture |
Star Trek II: The Wrath of Khan |
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Star Trek IV: The Voyage Home |
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Star Trek |
新作
スタートレック エンタープライズ
宇宙大作戦の100年前の物語。カーク船長が活躍するのは、23世紀半ば、ピカード艦長は24世紀半ばということになっている。
スタートレックの世界では21世紀中頃にワープ航法が発明され(映画「スタートレックファースト・コンタクト」)、それによって、バルカン星人が人類に接近してきたという設定になっている。そして、2150年頃、人類初のワープ5で飛べる初代エンタープライズが開発され、ジョナサン・アーチャーが船長となって、深宇宙探検に旅立った。(宇宙旅行は既に始まっているという設定)
確かに、宇宙大作戦より100年前なので、エンタープライズ内のブリッジも少しは旧式に見えるような機械を使っている。転送装置もあまり信用できないし、フェーザー銃もTOSに似たものが使われている。しかし、TOSよりお金をかけているせいか、船や惑星などのセットはよりリアルになっているし、機械類、計器類、コンピューターなどはTOSより、新しく見える。TOSでは針の振れるメーター類や、ランプ類が多かったが、今度のシリーズでは、TOSにはなかった液晶パネルなどが使われている。35年前に想像した未来より、こう言った機械類は進歩したということだろう。第4シーズンには「イオン嵐の恐怖」に出てきた鏡像世界が舞台となったが、「異次元空間に入ったカーク船長の危機!」の話の後日談という設定で旧エンタープライズと同じ型の宇宙船が出てきたが、昔の計器類や船内が忠実に再現されていて古い感じがするのに、さすがに100年未来の船はすごいと、ちょっと無理な設定になっていた。
残念ながら、宇宙大作戦のようなユーモアがないのと、あれほどそれぞれの登場人物に個性がないことが欠点。視聴率が悪かったらしく第4シーズンで打ち切られてしまった。しかし、毎回結構楽しめた。
スタートレックシリーズではないが、最近の「タイムマシン」という映画の中で、未来のニューヨークの図書館の場面があるのだが、そこのホログラム係員が、さよならの挨拶にバルカン星人の指を併せた挨拶をし、おまけにドアの音が、エンタープライズの音になっていた。スタッフにスタートレックのファンがいたようだが、やはりいろいろな人たちに影響を与え続けているシリーズなのだろう。
2009年6月、「スタートレック」リメーク映画が公開された。
SFアクション映画としては面白かったが、スポック以外はオリジナルの出演者たちと顔が全然違うので違和感があった。
アメリカ旅行をしたとき、スポックのゴムマスクを買って、帰りの飛行機で被って、スチュワーデスを呼ぶと、お茶をこぼしそうになるくらい驚いていた。そしてそれで、周りの人がそれに気がついて、盛り上がったり、貸してくれと言われたりした。数年して、乾燥し、割れてきたので、残念ながら、捨ててしまった。
劇場版パンフレット
アメリカの古本屋で買ったポスターブックとSF雑誌
宇宙犯罪シンジケート
宇宙指令首輪じめ
その他
日本語タイトルも宇宙大作戦という安易なつけ方だが、それぞれの話のタイトルもセンスが感じられるとまではいえないが、親しみやすいタイトルだ。「宇宙指令首輪じめ」 なんかは、なんやそれ?と思わず言ってしまうようなタイトルだ。
映画版「ジェネレーションズ」でとうとうカーク船長が殉死してしまった。
舞台
宇宙が主な舞台だが、過去の地球へ行ったり(宇宙暦元年7.21など)、ナチスのある惑星を作ったり(エコス・ナチスの恐怖)、西部劇にしてみたり(危機一髪!OK牧場の決闘)、ギャングもの(宇宙犯罪シンジケート)、人口過剰というテーマを扱ってみたり(長寿惑星ギデオンの苦悩)、と宇宙ではどんなテーマでもドラマを作れるということが強みであり、見ていて飽きない。
、
内容
時代や予算の関係で、惑星のセットなどは非常にチープで、スタジオで撮っているのが丸わかりだ(惑星パイラス・セブンの怪など多数)が、少し過剰だと思われるカーク船長の演技などは興味深い。1人芝居もかなり面白い。(キロナイドの魔力など。またこの話では、スポックも歌を唄うなど笑えるシーンがある)
。の
|
日本題名 |
英語題名 |
0 |
光る目玉 |
Where no man has gone before |
1 |
謎の球体 |
The Corbomite Maneuver |
2 |
恐怖のビーナス |
Mudd's Women |
3 |
2人のカーク |
The Enemy Within |
4 |
惑星M113の吸血獣 |
The Man Trap |
5 |
魔の宇宙病 |
The Naked Time |
6 |
セイサス星から来た少年 |
Charlie X |
7 |
宇宙基地SOS |
Balance Of Terror |
8 |
コンピュータ人間 |
What Are Little Girls Made Of? |
9 |
悪魔島の秘密 |
Dagger Of The Mind |
10 |
400才の少女 |
Miri |
11 |
殺人鬼ゴドス |
The Conscience Of The King |
12 |
ゴリラの惑星 |
The Galileo Seven |
13 |
宇宙軍法会議 |
Court-Martial |
14 |
タロス星の幻怪人 |
The Menagerie |
15 |
おかしなおかしな遊園惑星 |
Shore Leave |
16 |
ゴトス星の怪人 |
The Squire Of Gothos |
17 |
怪獣ゴーンとの対決 |
Arena |
18 |
2つの宇宙 |
The Alternative Factor |
19 |
宇宙暦元年7.21 |
Tomorrow Is Yesterday |
20 |
ベータ・スリーの独裁者 |
The Return Of The Archons |
21 |
コンピュータ戦争 |
A Taste Of Armageddon |
22 |
宇宙の帝王 |
Space Seed |
23 |
死の楽園 |
This Side Of Paradise |
24 |
地底怪獣ホルタ |
The Devil In The Dark |
25 |
クリンゴン帝国の侵略 |
Errand Of Mercy |
26 |
危険な過去への旅 |
The City On The Edge Of Forever |
27 |
デネバ星の怪奇生物 |
Operation:Annihilate! |
28 |
惑星パイラス・セブンの怪 |
Cats Paw |
29 |
華麗なる変身 |
Metamorphosis |
30 |
宿敵クリンゴンの出現 |
Friday's Child |
31 |
神との対決 |
Who Mourns For Adonais? |
32 |
バルカン星人の秘密 |
Amok Time |
33 |
宇宙の巨大怪獣 |
The Doomsday Machine |
34 |
惑星アルギリウスの殺人鬼 |
Wolf In The Fold |
35 |
超小型宇宙船ノーマッドの謎 |
The Changeling |
36 |
死のパラダイス |
The Apple |
37 |
イオン嵐の恐怖 |
Mirror, Mirror |
38 |
死の宇宙病 |
The Deadly Years |
39 |
不思議の宇宙のアリス |
I, Mudd |
40 |
新種クアドトリティケール |
The Trouble With Tribbles |
41 |
もう一つの地球 |
Bread And Circuses |
42 |
惑星オリオンの侵略 |
Journey To Babel |
43 |
カヌーソ・ノナの魔力 |
A Private Little War |
44 |
宇宙指令首輪じめ |
The Gamesters Of Triskelion |
45 |
復讐ガス怪獣 |
Obsession |
46 |
単細胞生物との激突 |
The Immunity Syndrome |
47 |
宇宙犯罪シンジケート |
A Piece Of The Action |
48 |
宇宙300年の旅 |
By Any Other Name |
49 |
地底160キロのエネルギー |
Return To Tomorrow |
50 |
エコス・ナチスの恐怖 |
Patterns Of Force |
51 |
恐怖のコンピュータM5 |
The Ultimate Computer |
52 |
細菌戦争の果て |
The Omega Glory |
53 |
宇宙からの使者ミスター・セブン |
Assignment:Earth |
54 |
危機一髪!OK牧場の決闘 |
Spectre Of The Gun |
55 |
トロイアスの女王エラン |
Elaan Of Troyius |
56 |
小惑星衝突コース接近 |
The Paradise Syndrome |
57 |
透明宇宙船 |
The Enterprise Incident |
58 |
悪魔の弟子たち |
And The Children Shall Lead |
59 |
盗まれたスポックの頭脳 |
Spock's Brain |
60 |
美と真実 |
Is There In Truth No Beauty? |
61 |
恒星ミナラの生体実験 |
The Empath |
62 |
異次元空間に入ったカーク船長の危機! |
The Tholian Web |
63 |
宇宙に漂う惑星型宇宙船 |
For The World Is Hollow And I Have Touched The Sky |
64 |
宇宙の怪!怒りを喰う |
The Day Of The Dove |
65 |
キロナイドの魔力 |
Plato's Stepchildren |
66 |
惑星スカロスの高速人間 |
Wink Of An Eye |
67 |
無人惑星の謎 |
That Which Survives |
68 |
惑星セロンの対立 |
Let That Be Your Last Battlefield |
69 |
宇宙の精神病院 |
Whom Gods Destroy |
70 |
長寿惑星ギデオンの苦悩 |
The Mark Of Gideon |
71 |
消滅惑星ゼータの攻撃 |
The Lights Of Zetar |
72 |
惑星アーダナのジーナイト作戦 |
The Cloudminders |
73 |
自由の惑星エデンを求めて |
The Way To Eden |
74 |
6200才の恋 |
Requiem For Methuselah |
75 |
未確認惑星の岩石人間 |
The Savage Curtain |
76 |
タイムマシンの危機 |
All Our Yesterdays |
77 |
変身!カーク船長の危機 |
Turnabout Intruder |
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左から カーク船長、スポック副船長、ドクターマッコイ
STAR TREKとは
STAR TREKは1964年くらいから3シーズン79本(タロス星の幻怪人は前後2話)が製作されたアメリカ製テレビ映画。世界にかなりの数のトレッキーと呼ばれる熱烈なファンがいる。日本では同時期に「宇宙大作戦」というタイトルで放映されたが、関西では、さらに1974年ごろに深夜枠で再放映され、さらにたくさんのファンを増やした。映画も6本製作された。
この後、キャストの違った、「新・宇宙大作戦」が製作され、さらにたくさんのトレッキーを増やした。現在も新シリーズが次々に製作されていて、この元祖のシリーズはTHE
ORIGINAL SERIES(TOS)と呼ばれることもある。
今でこそSF映画での常識である、ワープ航法や転送装置などを世に広めたのは、このドラマだろう。
2006年40周年記念で1部景色や特撮の撮り直しがあったようだ。画像がより美しく蘇えった。
新旧比較画像