代 表 質 問 要 旨

3 月 5 日
18番 民主県民クラブ  高 柳 議員

1 マニフェストと新年度予算について (知  事)
 (1)予算編成に当たり、マニフェストの中で何を優先課題とし実現しようとされたのか、思いを伺いたい。

 (2)財政問題について

  @ 法人2税の税収が全国第43位、地方消費税は第46位の本県が、法人2税の偏在是正による効果を活用した「地方再生対策費」の配分で、全国第46位となっているのは決して満足できるものではないと思うが、どうか。

  A 三位一体の改革による約400億円の歳入減について、道路特定財源の維持と比べてあまりにも動きがないように思うが、復元の見通しを伺いたい。

  B 新年度当初予算案をベースとして試算された今後の財政収支見通しでは、プライマリーバランスは急激に悪化の傾向を示しているが、増え続ける県債残高がいつ頃から減少し始めるのか、見通しを伺いたい。

2 開かれた県政と情報公開について (知  事)
 予算編成過程を明らかにし、説明責任を果たすことが、県民の信頼を得る第一歩と考えるが、所見を伺いたい。

3 障害者施策について (知  事)
 (1)事業所である県としての、現在の障害者雇用の達成状況について伺いたい。
 また、庁内の横断組織をつくり、知的障害者の本採用を含む障害者雇用や、障害者団体への物品や役務の提供の優先発注などが検討されていると聞くが、その進捗状況と、さらに県施設のバリアフリー化に向けてはどう取り組んできたのか、伺いたい。

 (2)精神障害者の場合は、自立支援事業の「日割り制」にはなじまないという特徴があり、新体系への移行を困難にしている。運営のベースを以前のように定額制にしたうえで、事業量に応じて加算するといった仕組みが適していると考えるが、現状と課題をどう把握しているのか伺いたい。

 (3)住み込みで障害者が働いている事業所における権利侵害の実態とその社会的背景、及び権利侵害事案の再発防止に向けて各行政機関が果たすべき役割について、どう考えているのか伺いたい。

4 中央卸売市場について (知  事)
 開場以来30年が経過することによる施設の老朽化と環境の変化、流通手法の多様化による市場外流通の増加、規制緩和による市場間競争の激化という現状を踏まえ、生産と消費の架け橋である中央卸売市場が、安心・安全で効率的な流通システムの拠点として、どのように市場機能の再編・強化を図ろうとしているのか。

5 石綿被害問題への対応について (知  事)
 アスベスト問題は、過去の石綿暴露による被害に止まる問題ではないというしっかりとした行政における位置づけをする必要があると考えるが、将来を見据えたアスベスト問題に対する所見を伺いたい。

6 教育問題について
 (1)学力を極めて単純に把握して点数化し、競争を奨励して教科の授業時間数を増やし、正解となる知識を詰め込み、技能を反復訓練して習得させるという「学力観」と、学力の幅を広げ、子どもたちが自分の人生を作り出せるようにじっくりと長い目で育てていこうとする「学力観」とが、今はぶつかり合っていると思う。マニフェストからすれば知事の考えは後者と思うが、「学力観」について所見を伺いたい。

(知  事)

 (2)昨年4月に実施された全国学力・学習状況調査の結果の丁寧な分析により何がわかったのか。また、それに基づき子どもたちへの教育にどう取り組まれるのか伺いたい。

(教 育 長)

 (3)近年保護者の生活土台が揺れ、授業料減免者の増加や、中途退学を余儀なくされる生徒もいると聞くが、その実態と対応策について伺いたい。

(教 育 長)


 (4)県立高校における教育環境の整備も喫緊の課題であると考えるが、所見を伺いたい。

 (教 育 長)


 (5)教育現場で「心の病」が増え、また他の職業に比べ多いという状況の中、日々、子どもや親とかかわる先生方のサポートや復帰プログラム等は、労働安全衛生の立場も含め、大きな課題であると考えるが、教職員のメンタルヘルスについてどう取り組まれるのか伺いたい。

(教 育 長)

(2008.3.5)

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