鶴林寺からの古道

教弘寺からの古道を探索してみましたが、全道をたどることはできなかった報告をしました。今度は性懲りもなく、鶴林寺(下の方です)からの古道です。下が、探索しようとしている道ですが、今昔マップには地図上でル−トを作成するような機能がないので、目印を付けて大体の見当を付けています。現在のどこに当たるかは、地図上にマウスを当ててみて下さい。明治41年には現在の鶴林寺は無かったのですね。
「1」地点は鶴林寺西にある鬼工房の裏手に当たります。「6」地点は五辻の少し南です。「4」「5」の間で生駒石運搬道を横切るので破壊されている公算が強いのですが、たどれるだけたどってみようという趣向です。

実はこのルートには少し土地鑑があります。明治地図で「2」地点から山に向かって点線が繋がっていますが、これは道でなく、「埒(らち)」の記号です。埒とは囲いですから、おそらくシシ垣が書き込まれているのです。以前鬼工房の裏手から、シシ垣を少しばかりたどったことがあります。その時道と思えるものが北へ向かっていたのを確認しています。その地点が「2」地点付近でした。今回はシシ垣でなく、道らしき所をたどることにします。「3」地点でも埒記号が下に向かっています。うまくいけばこれにもぶつかれるかも知れない。さて、どこまでたどれるか。おそらく生駒石運搬路まではいけるでしょう。

さて、このような安易な考えで出発してみたのですが、世の中そう甘くはない。目的は達せられませんでした。実際たどったルートを今昔マップ上にあらわしたものを示しておきます。最初から少しずれていて「2」地点をパスしています。しかし方角はあっています。なんといっても間違いなく道でした。「3」地点付近(ピンク丸の地点)が道不明瞭で、気の迷いから、谷を登ってしまいました。ここで北へ行くべきだったようです。

ということで、探索はさらに続きます。暇つぶしの種は尽きない。探索行の詳細はYAMAPに掲載しました。
https://yamap.co.jp/activity/1526908

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