TRAVEL_HUNGARY_1999_01

1999年晩秋 ハンガリー・ウィーン紀行

その1『旅立ち』

11/2(火)早朝・大阪ミナミを代表するイケイケ列車『南海ラピート』 (座席シートがヒョウ柄なの!)に 乗るべくナンバ駅のプラットホームへ。 すると同じホームに西洋人の男性が 南海サウスタワーホテル(?)の荷物持ちボーイと 一緒にやって来て、丁寧にお辞儀をして帰ろうとするボーイに『チップだ』と500円玉 を差し出した。「外人さん、500円はやりすぎやで」と私が心の中で突っ込みつつ 眺めていると、最初は『いただけません!』と必死に拒否していたのだが、結局彼は 受け取って帰って行きました。500円かあ、物価が高い国だなあ。

私は毎回KLMオランダ航空に乗ってマイルを集めているんですが(マイレージクラブ名の 『THE FLYING DUTCHMEN〜さまよえるオランダ人〜』がお気に入り!)毎度の煩悩旅行のおかげで『シルバーエリート会員』という資格を得ることが出来まして、これだと予め好みの機内食(肉食かベジタリアンか)や希望の座席(窓側か通路側か)などを航空会社に登録しておけるんです。なので自動的に希望の通路側になっているハズだったのですがとろとろとチェックインしたため、窓側の席しか空いていませんでした(涙)。せっかくスッチーとおしゃべりしたかったのに〜(爆)。

でも窓側の席も富士山や中国・シベリアの山々、湖の景色がすっごくきれいでよかったです。 横の席が空席だったのでのびのび出来ましたし(その辺を優遇してくれたようだ)。 後ろにいた関西おばちゃんズの会話が面白かったのですがそれはまた別の機会に(笑)。 映画は『ハムナプトラ』を上映しました。ハリウッドが作ったエジプトものって 感じでCGが楽しかったです。ヒロインのお兄さん役の人がいい味出していました!!

オランダ時間の15時過ぎ、飛行機は無事にスキポール空港へ着陸しました。 ここからブダペスト行きの飛行機が出るまで約4時間待たねばなりません。 この空港は欧州のハブ空港で、ここから欧州&アフリカ・トルコ・ロシアなど色々な 都市に行くことが出来ます。空港もバカでかく免税店も50店以上あり結構退屈は しません。あ、カジノもあります!(やったことないけど)

何だかんだ過ごしているうちにブダペスト行きの搭乗時間が近付いてきました。 さすがに日本人は少ないです。殆どが西洋人、あとは数名の中国人(?)。 機内食には生まれて初めて見る食べ物が出て来ました(笑)。すっご〜く細い黒豆? 何かの枝?茶柱??が御飯に混ぜてあるんです。私は『ハムナプトラ』に出て来た大量の 虫を思い出し(おえっ)一口食べて蓋をしました(^^;)。

ハンガリー時間21:45飛行機は無事にブダペスト・フェリヘジ空港に着陸。 あああ、空港が新装されてきれいになっている〜〜!!もう共産国時代の面影は ありませんでした。空港内で1万円を両替してエアポート・ミニバスのカウンターへ。 このミニバスは素晴らしくって、8人乗りのバンなのですが、ブダペスト市内のホテルなら どこへでも同料金(約750円)で連れて行ってくれるのです。

で、やっとこさ目的地のゲラートホテルへ!!この温泉ホテルは一昨年初めてブダペストに 来た時泊まった一番のお気に入りホテルなんです。今回ホテルの代理店に聞いたところ 空いていて、しかも代理店が15周年記念ということで30%オフの料金だったのです!! う〜ん、超高級四つ星ホテルが一泊¥10,275とはお得です。お部屋は今回ドナウ河View ではなかったのですが、広いしバス・トイレが別々になっていて快適そう。

さっそくスーツケースより服を出してクローゼットに掛け、洗面台に化粧品を並べて 日本茶を飲みながらKちゃんのTELを待ちました。そう、今回の旅行の目的は、 大学時代よりの友人Kちゃんのオペラの発表会をペーチというハンガリーの都市で観ること (プラス煩悩旅行ね♪)なのです。

そのKちゃんから今夜このホテルに連絡があるはずなのです。でも12時過ぎてもない。 さて、私は明日無事にペーチという街に着けるのでしょうか?そしてKちゃんの晴れ姿を 見る事が出来るのでしょうか‥‥‥。

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