ゴジラ/GODZILLA 《1998 米》 GODZILLA 個人的評価:☆★★★★
- 監督
- ローランド・エメリッヒ
- 出演
- マシュー・ブロデリック/ジャン・レノ/アリア・ピティロ/ハンク・アザリア/ケビン・ダン/マイケル・ラーナー/ハリー・シアラー/アラベラ・フィールド/ビッキー・ルイス/ダグ・サバント/マルコム・ダネア
【物語】
チェルノブイリで放射能による突然変異で巨大化したミミズを研究していた生物学者のニック・タトロプス(マシュー・ブロデリック)は、米国政府の要請でパナマに送られた。そこに残されていた巨大な生物の足跡を見たニックは、南洋の核実験の影響ではないかと推測する。
ジャマイカの海岸には巨大な爪跡をつけられた日本の大型漁船が漂着していた。フランスの保険調査員を名乗るフィリップ・ローシェ(ジャン・レノ)は漁船唯一の生き残りからゴジラの存在を訊き出す。
数日後、ニューヨークにゴジラが出現する。マンハッタンに上陸したゴジラに対して軍は攻撃を仕掛けるが、その直後、ゴジラは忽然と姿を消してしまう。一体ゴジラはニューヨークで何をしようとしているのか……。
【独断と偏見】
『ゴジラ』というタイトルが付いてはいますが、別の映画だと割り切ってしまった方が変なしがらみがなくてかもしれません。まあ、怪獣映画に出来のいい悪いを求めても詮ないことだとは思うんですが(日本のだって平成版は……)、だからといってそれで納得できるわけじゃないんですね、これが。
映画として、序盤にこそ『ゴジラ』へのオマージュと思えるシーンもありますが、ほとんどの部分は『ジュラシック・パーク』というのが妥当な感想。あまりにもそんな感じの印象が強すぎます。ほかにも『エイリアン』そのものの某所といい、どっかで観たようなネタも多く、目新しい衝撃というのはまるでありません。
それでなくてもモンスターが逃げ回るだけって点や、建物破壊してまわるのがモンスターでなくアメリカ軍だという点など、怪獣モノに付き物の“美学”に反する部分が多いのが大きなマイナス。そのせいか、カタルシスが得られないってのが一番よろしくない。せめてGODZILLAが大暴れしてくれれば、でかさがウリのGODZILLAをアメリカ軍があっさり見失ったり、タクシーにも追いつけない480km/hだったりという設定の矛盾や間抜けすぎる脚本には目を伏せてもよかったのに……。
『ロストワールド』のラスト部分がもっと観かったという方なら楽しめるかもしれませんが、そうでないなら止めた方が無難かも。ま、文句を言うために観るというのなら、これ以上の作品というのはそうないと思いますからお薦めです(^^;;