行ってきましたほぼ5年振りのTOOL。

開演ぎりぎりに着いたにもかかわらずまだ整理券番号順に入場してました。 チケットはかなり早い番号だったのでそのまま入場。 いつもより人が多いのかと思ったらそうでもなく、 中に入るといつもより空いているように思いました。 どうやらボディチェックに時間がかかって入場が遅れていた模様。

客層は若い、というほど若くもないけど、スーツ姿やおっさんも見かけず。 前回のようなゴス、メタル系のファッションの人も見かけず。 TOOLがマニアックな存在からポピュラーな存在になってきたとは いうものの、古くからのロック好きにはまだ浸透せず、ということでしょうか。

入場が遅れ気味だったわりに3分押しでスタート。
下手からギター、ボーカル、ドラム、ベースが横一列に並ぶ配置。 ドラム、ベースは躍動的なのに対し、ギターはほぼ直立不動。 ボーカルはヘンな振り付けで踊ってますが、例によって照明は ほとんど当たっていませんでした。

音のバランスはばっちりでどの楽器も良く聞こえたんですが、 ボーカルが小さかったのは残念。

メンバーの背後にはステージ下手から上手まで4つのスクリーンが びっしり立っていて、例によって不気味な映像が流れていました。 これは気色悪いというか痛いので極力見ないようにしてました。 ステージの上半分全面には、新作アルバム内ジャケの仏像っぽい赤いイラストの 垂れ幕が下げられていました。 今まで ZEPP OSAKA で見た中では一番お金がかかってるステージじゃないかな。

途中、シンセで不気味な持続音を鳴らしたまま、飲み物を持ったメンバーが 中央に集まり座り込んでくつろぎ出したのにはビックリ。 どうやらステージ上のまま休憩を取っていたようです。 これが今のTOOL流? (前回はステージに プロモ映像を丸々1曲流してる間に休憩してた)

しかし、凄かったです。 セットリストは新作がメインで、スタジオ盤の世界がほぼ 再現されていました。 ギターのオーバーダブだと思っていたフレーズが実はベースが 弾いていたりしてたいのが思わぬ発見だったりして。

新作はそれ以前に比べると地味な内容なのですが、だれることなど皆無で、 スケールの大きさでじわじわと迫ってくるものがありました。 曲の最初ではリズムに乗って揺れたりしてるんだけど、次第に圧倒されていって、 気がつくと呆然と立ち尽くしてしまっている自分に気がつく、という感じ。 曲が終わっても歓声をあげることもできず、ただ唸ってばかりでした。

前方の観客もモッシュなどはないようで、じっくり聞き入ってる 感じでした。やっぱり圧倒されてたんでしょうねぇ。

本編のみで、アンコールは無し。これがTOOL流?

by 変酋長

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