縦スパイラル「煙突」

等幅音道(CW型)はスマートで好きなのですが、

(1) ヘッドを小さくできない。
(2) 開口が下なので、板材が上部に集まり重心が高い。
スワン型は、
(3) 幅が広くなりがちで、接地に奥行き(壁からの距離)も必要。
と、いろいろと問題点があります。

これらを、全部解決するために、

(i) 背面の制約(壁からの距離)に自由度を持たせるために、前面開口とする。
(ii) ヘッドを小さくし、音道の広い部分を上に、狭い部分を下に配置し、重心を下げる。
という方針の元に頭をひねったら、出来上がりもひねったのもになってしまいました。

寸法や音道の広がりは計算していませんが、10cmユニットなら幅30cm以内、奥行き45cm以内(壁密着可)、ユニット取り付け位置80cm以上で自由、というくらいに納まると思います。

下のが構造の概略図です。

左右がアンバランスですが、左右対称なら良いと決まったわけでもありませんし、重心の面での安定性を保つのは容易でしょう。

最初は幅を広げて、スパイラルの両側に首を2本つけたものを考えていたのですが、片方だけでも行けそうだ(設計だけの話です、もちろん)とわかって片持ちタイプでまとめました。

スペースに余裕があれば2本首の方が音的にはメリットが多いような気がします。


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