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髪 長 O L 由 香 さ ん 第18話「由香さん、髪を横分けにする 第2部(完結篇)」−11 |
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中泉次長の所へ駆け寄っていく由香さん。一目で彼女と分かる 身の丈をも超える長〜〜〜い髪は後ろで1本に束ねており、又、 中泉次長も斜め後ろを振り返って体をねじらせた体勢なので 視界が狭くなっていますので、今駆け寄って来た若い女性の 体の後ろで大きく揺れている長〜〜〜い髪は今見えていない のです。 由香さんは中泉次長と約70cmの距離を置いて立ち止まり、 下ろした両手を体の前で重ね、体を極端に硬直させ、そして 自分よりも15cm程長身の中泉次長を見上げて.... 由香「先程は、本当に申し訳ございませんでした」 と言って、深々と頭を下げました。けっして自分のためでなく 何よりも会社のために、殆ど本能的にしている行動なのです。 A 中泉次長は、この女性が先程の超ロングヘアー女性だとは未だ 気が付いていません。ですので、見知らぬ若い女性がいきなり 謝ってきたので、キョトンとしています。 ですが直に、この女性の可愛い声に聞き覚えがある事と、 この女性の美しい瞳と色白のすべすべお肌に見覚えがある事と そしてこの女性から漂ってくる世にもかぐわしい香りに 嗅ぎ覚えがある事にピンッと気が付き、そして本能的に視線を この女性の顔〜胸〜お腹〜そして足元へと下ろしていきました。 すると中泉次長の目には、この女性のスカートの下から 両足の間に覗く、床の近くまで届いている美しい黒髪が 入ってきたのです。 中泉(いきなり大声で)「ああっ、さっきの!」 やっと中泉次長は、この女性が先程の超ロングヘアー女性だと 分かりました。 |
B
中泉「さっき、コーヒー持ってきてくれた....」 由香さんは深々と下げていた頭を上げ、中泉次長の顔を一瞬見つ めた後、また視線を少し下げてネクタイあたりを見つめています。 『やっぱりどこかで見た事有るような?』などと思う余裕も無く。 由香(うつむきながら)「はい....」 中泉(少し恥ずかしそうに)「....あの髪の毛の長いお嬢さん?」 由香「はい」 中泉「はぁぁぁ....なんかさっきと感じが変わってたんで すぐには分かんなかったですよ」 由香「あっ....はい」 本来超人なつっこい性格の由香さんですが、相手は初対面な上に いかにも大物そうな風貌なのと、加えて、先程トンデモナイ事を しでかした相手なので、「はい」くらいしか言葉が出ないのです。 C 中泉「さっきはなんかこう、大人っぽくて妖艶な感じやったけど お顔出したら、なんやえらい....可愛いねぇ」 由香(恥ずかしそうに)「あっ....どうもありがとうございます」 中泉次長はとても親しみのこもった優しい声で由香さんを「可愛い」 と言ってるのですが、由香さんはいつもなら素直に嬉しい言葉を もらったのに、まだ体も心もこわばっています。でもその由香さんの 世間ずれしていない初々しさがまた一層愛しさを感じさせるのです。 中泉「でもホント可愛いね....今二十歳くらい?」 由香「はい、今24歳です」 中泉「あっそう、若く見えるね」 由香「あっ....ありがとうございます」 中泉次長はとても楽しそうに由香さんに話し掛けてるのですが、 由香さんの緊張はなかなか解けないようです。 |
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D
中泉「でも、さっきはビックリしたなぁ、ホンマ。 おっちゃん長いこと生きてるけど、あない長い髪の毛 見たん始めたやったもんなぁ.... 『夢見とんのちゃうかいな?』思たで」 顔に似合わぬ関西弁丸出しのオッサンになってしまった中泉 次長。徐々に下心というか本性も丸見えになりつつあります。 ですが、中泉次長はふと我に返り、 中泉「あっ、そりゃそうと、さっきお嬢ちゃん、なんか言うて はったな?」 中泉次長の意外なコテコテぶりに一瞬あっけに取られていた 由香さんでしたが、こちらもまたふと我に返り、 由香「あっはい....先程は本当に失礼致しました」 と言って再び深々と頭を下げました。 中泉(豪快に笑いながら)「ああ、あの事かいな...ハハハ、 あんなこと別に気にせんでエエ、 気にせんでエエ」 E どうやら中泉次長は先程由香さんが髪を絡ませてしまった事を 本当に怒っていないようです。 由香「ああ....でも....あの....」 中泉「いやいやホンマ、別にワシなんも迷惑してへんし、 それに....いやーーー正直言うてなぁ.... (少し照れながらやや小声で)実は気持ちよかってん」 由香(少し呆気に取られた様に)「あぁ....はい....」 中泉「あんな綺麗な髪にょ毛....じゃなかった、髪の毛に ふわぁーーっと包まれてしもて、なんやこう...夢見てる みたいちゅうか龍宮城行ったみたいな気分やったもん」 中泉次長は随分子供っぽい言葉使いになってきました。 中泉「実はおっちゃん告白するとな、子供の頃から長〜い髪の 女の人にずっと憧れてきてなぁ....しやから、 お嬢ちゃん部屋入ってきた時からもう胸ドキドキしてもて 『夢なら覚めんなーー』思とったんや。 しやから気にせんとって、あんな事くらいで」 F なにか事態は由香さんにとってとても良い方向に向かいつつ ある様な感じですね。 由香「あのぉそれでは....許して頂けるのでしょうか?」 中泉「うんっ、許すもなんも、最初っから怒ってへんもん。 それどこか、お嬢ちゃんに感謝したいくらいや」 いや〜〜さすが “大物” だけのことはありますねーー.... ....「いよっ、太っ腹!」 由香「あの、それでは....私などがこのような事をお伺いする のは出過ぎだという事は重々承知しておりますが.... あのぉ....先程の事で弊社とのご関係に...」 由香さんは、この様な会社間の取引話は本来受付嬢としては 口を挟むべきでない事を十分知ってますので(だけど聞かずには いられない)、どうしても上手く言葉が出てきません。 ですが中泉次長はそんな由香さんの気持ちを察して、 中泉「ああ勿論! それどこか、 『これからも、こちらの会社をヒイキにさせてもらお』 思てるよ」 この中泉次長の言葉!....由香さんが1番心配していた事に 対するまさしく最良の答えだったのです。 由香(大声で)「ありがとうございます!」 由香さんは先程の謝罪の気持ちとは違い、今度は感謝の気持ち をこめて、思わず大声を出して深々と頭を下げました。ですが、 あまりにも大声だったために少し間を置いて2人は大笑いになり ました。そんな2人の間にはホノボノとした空気が流れています。 G 中泉「でもさっきの事、そんなに気にしてたん?」 由香「はい、『もしもこの事が原因で、弊社との契約とかが 打ち切られでもしたら、私、どうしたら良いのかしら?』 って思いまして....」 中泉「あっそう、そんな気にしてたん?....悪かったねぇ」 由香「いえそんな....悪かったのは私なのですから」 中泉「いやいや。でもあんな事くらいでお嬢ちゃんみたいな 若い人が思い悩むちゅうことは、僕等大人たちが そんな悪い社会を作ってしもた....ちゅうこっちゃなぁ」 う〜〜んっこれぞまさしく “大物の考え方”。で、こんな事くらいで 先程ヒステリックにわめき散らしていた大坪寧々などは所詮 “小物” ちゅうことですネ。 ちなみに当事者の由香さんが気に病んでしまうのは当然です。 由香「いえ....そんな....」 中泉「ま、ホンマ気にせんとってや」 由香(屈託無い笑顔で)「はい」 H 中泉「あの、別に「その代わりに」ちゅう訳やないんやけど.... ちょっとその髪の毛の話、聞かせてくれへんかなぁ?」 由香「はい、私でよろしければ」 由香さんはもうすっかりいつもの明るく人なつっこい由香さんに 戻っています。 中泉「いつ頃から伸ばしてんの?」 由香「はい、9歳ころからです」 中泉「そう....でもここまで伸ばすの大変やったでしょ?」 由香「はい....いえでも好きで伸ばしてますので」 中泉「ああそう。でもどんなお手入れしてんの?」 由香「そうですねぇ、特別な事はしてないんですけど.... 1日置きに洗いまして、それからトリートメントして 乾かしまして....」 中泉「ああ、自然乾燥やないんやね....そりゃ時間かかる もんね....でも乾かしてたら、手ぇくたびれへん?」 由香「実は....父に乾かしてもらってるんです」 おおーーっ、これは初めて知る事実ですねぇ。実は由香さんは (24歳になった今でも)お父さんに髪を乾かして もらっているのです。 |
I
中泉「ええーー羨ましいなぁ、お父さん!....へぇぇぇ ....お嬢ちゃん確か24歳言うてたよね?」 由香「はい」 中泉次長は自分も由香さんのお父さんのような年なので、なにか とても嬉しくなってきました。 中泉「お父さんの事、好き?」 由香「はい」 中泉「羨ましいお父さんやなぁ....おっちゃん、女の子おれへんでなぁ ....お嬢ちゃんより1つ年上の息子が1人おるんやけど、こいつがまた 『俳優なるんや!』言いよって、ちゃんと就職もせんと劇団入ったりしてなぁ ....ま、それはどうでもええ事やけど....お嬢ちゃんみたいな 素直で可愛い娘おったら、ホンマ楽しいやろなぁ」 由香「あ....ありがとうございます」 中泉「ちょっと頼みあるんやけどなぁ....」 由香「はい」 中泉「ちょっとでエエから髪の毛、さわらせてくれへんかなぁ....?」 由香(快く)「はい、どうぞ....あっそれでは髪の毛、解きます」 中泉「ああ、いやいや、そのままでエエから」 由香「はい」 J いや〜〜〜遂に言っちゃいましたねーーー、「髪、触らせて」! これを言う時ってどれほど心臓がドキドキするか、そして「どうぞ」と 言ってもらった時、どれほど体全体からすーーっと血が引いていく様な、 えも言われぬ不思議な浮遊感を感じるか−−それはまるでエレベーターか ジェットコースターが急降下する時の様な気分でしょう−−ま、このHPの 読者の皆さんならお分かり頂けますヨネ。 中泉「ほな、失礼して....」 中泉次長は由香さんの背後に回りこみ、そして由香さんの首の後ろで スカーフによって1本に束ねられて、床の近くまで黒々とすーーーっと 流れ落ちているつやつやの美しい長〜〜〜い髪を再び目の当たりにしました。 中泉『ふわぁーーー長いなぁ!....それになんちゅう綺麗な髪なんや!』 中泉次長の体中には先程の第3応接室の時の興奮が再び沸き上がって 来たのです。 中泉「良いですか?....本当に」 由香「はい、どうぞ」 中泉次長は、まさに馬の尻尾のように床に向かって長〜〜〜〜〜く、そして 豊かに流れ落ちている由香さんの髪のふさの真ん中少し上あたりを 左手でつかみました。ですが由香さんの髪はあまりにも量が多いので 片手でつかんだ場合は親指と他の4つの指を交わせることができないのです。 その初めて手にした由香さんの髪のさわり心地の良さたるや.... そのしなやかさ、そのつややかさ、その柔らかさ、そしてひんやりと しながらも何かしら温かさも感じる、もう言葉では言い表わせない様な 極楽気分へと誘ってくれる究極のさわり心地の良さなのです。 そして中泉次長は左手に持った由香さんの髪のふさを右手でなで始め ました(ここまで来てやっと左端の絵 ^_^ )。その由香さんの髪のなで心地 の良さたるや....もう繰り返し言うまでもありますまい。 中泉次長は何度も何度も由香さんの髪をなでています。優しくゆっくりと なでているのですが、その髪が下に引っ張られる力は確実に由香さんの 頭皮に伝わってきています。 中泉「ホンマに綺麗やねぇ、お嬢ちゃんの髪」 由香「あっ....どうもありがとうございます」 (ここからは、由香さんの「ありがとうございます」の合の手は 少々くどくなりますので、省略する事と致します) 中泉「ホンマ、つやつややねぇ....それに柔らかくてしなやかで ....ミンクの毛皮でもこんな気持ち良い手触りって無いで」 H 「ミンクの毛皮」と言った瞬間、中泉次長の脳裏に、あるヒジョーにアホらしい アイディアが閃いたのです。そのアホらしさはとても口にも出せないほど なのですが、されどロングヘアーフェチにとってはどうにも抗しきれない 魅力も湛えているのです。そして、やはり彼は口に出してしまいました。 中泉「お嬢ちゃん....ちょっと髪の毛....マフラーにさせて もろてエエかなぁ?....勿論アカンかったらエエんやけど」 中泉次長も流石に「どうぞ」などと言う答えは期待などしておりません。 ですが.... 由香「はい、どうぞ」 由香さんは何とも快くOKしてしまいました。実は由香さんは、この程度の アホらしさはもう日常茶飯事の慣れっこなのです。 中泉「あっはぁ、ありがとう」 『言ってみるもんやなぁ』と心の中でもほくそえむ中泉次長。そして両手に 持っていたこの由香さんの長〜〜〜い髪の房を 反時計回りに首に巻いたのでした!(中央の絵参照) その気持ちの良さたるや....ミンクのみならずどんな動物の毛皮も到底 由香さんの髪のマフラーには適いますまい。首と言うのは急所でもあり そこに触れられているだけに、先程まで手に持っていた感触とはまた 一味違うエクスタシーを感じ、余計に体中に震えを感じるものなのです。 今(この物語では)季節は初夏ですので、マフラーなんて巻くシーズンでは ないのですが、でも髪フェチならばこういうマフラーはオールシーズン 巻いていたいですよね。 I で、また聞かなくてもエエやろに、中泉次長ときたら.... 中泉「どおぉ....似合う?」 と聞いたものですから、由香さんは振り返ってその自分の髪を首に巻いた 中泉次長の何とも貫禄のない姿を見て、口に手をあててニコニコしながら、 由香「あっはい、とてもお似合いですぅ」 と外交辞令を述べました(中央の絵)。ですが、その由香さんの髪たるや、 中泉次長とは40cmくらい離れていてしかも由香さんよりも15cmも 背が高いのに、こうして首に1周巻いてもまだ余裕で長さが余り、充分 もう1周は巻けるでしょう。 中泉「それにしても綺麗な髪やねぇ....大切にしてねホントに」 由香「はい」 中泉「ゴメンね、ホントに変な事ばっかりしてきて」 中泉次長は首に巻いていた由香さんの髪をゆっくりと解いて、そして 丁寧に由香さんの背中の方に降ろしてあげました。 由香「いえ、こちらこそ、本当にご迷惑をおかけしまして」 中泉「いやいや、別に....そしたらまた来させてもらうから、よろしくね」 由香「はい、こちらこそ....弊社の方こそ末永くお願いします」 中泉「じゃあ....」 と言って中泉次長は由香さんに手を振って、出口の方へ歩いていきました (右側の絵)。由香さんは深々とお辞儀してその後ろ姿を見送っています ....中泉次長の姿が見えなくなるまで。 中泉次長は『ああ〜〜素敵な子やったなぁ....これからこの会社来るの 楽しみやなぁ』とウキウキしながら自社に戻って行きました。 片や由香さんは、『ああ〜〜よかった、そんなに怒ってらっしゃらなかった みたい....』と一安心しました。ですが.... 由香『あとは前野課長と大坪さんだ....』 そうです、まだまだ由香さんには難敵が控えているのです。その時でした、 「水島君!」と由香さんの後ろから呼びかける声が聞こえました。 その声の主は....その問題の前野課長だったのです。 |
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