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@ 8月○○日の午後6時頃、若干日も短くなり薄暗くなり始めた夕暮れの中、
  △△駅の改札を出た所に一人たたずむ若い男....
  ....この男こそは我らがアイドル髪長OL 水島由香さん
  衝撃の出会いをし(第10話「由香さんの髪長受付嬢」)、その後
  光栄にも由香さんの彼氏にして頂いた☆☆★郎(27才)なのです。
   (彼氏のくせに、ロクに名前も付けてもらえないカワイソウな奴 ^_^ )
  ☆☆は今日、由香さんと盆踊りに行く約束をしているのです。
  実は待ち合わせの約束時間は6時半なのですが、由香さんはいつも約束の
  30分も前に来るので、今日の☆☆は先手を取って40分前の5時50分に
  到着し、今で10分間、由香さんの到着を待ち続けている所なのです。

  その時です、☆☆の携帯電話が鳴りました。
   ☆☆「はい、もしもし....」
   携帯「★郎さん....」
   ☆☆「あっ、由香さん!?」
   携帯「ハイっ」
  そうなのです、この携帯電話の主は、由香さんだったのです。
  ☆☆は一瞬、由香さんからのキャンセルの通報かと思ったのですが、
   由香「今着いたんですけど....実はちょっとお願いがあるんですけどぉ....」
   ☆☆「はい、何ですか?」
   由香「しばらく目を瞑っていただけませんかぁ....?」
   ☆☆「あっ、はい、判りました」
  どうやら、由香さんは△△駅の構内から☆☆の姿を見つけて、それで
  ☆☆の携帯に連絡を入れているみたいです。
  ☆☆は由香さんの言葉に従って、両目を瞑りました。ちょっと怪訝に感じながらも。


  約1分後、由香さんの指示に従って目を瞑っていた☆☆の後ろから、
   由香「★郎さん、お待たせいたしましたぁ」
   ☆☆「由香さん、もう目ぇ開けて良いんですか?」
   由香「はいっ、スミマセンでした」
  ☆☆は、由香さんの指示に従って両目を開けて、由香さんの可愛い声が
  聞こえた方向に振り向きました。
  その☆☆の目に飛び込んできた光景は!?
   ☆☆「ほわぁ〜〜〜、由香さん.....ですよ....ねぇ??」
   由香「ハイっ」
  そこには、浴衣を着て、髪をアップにした由香さんが、
  ニッコリ微笑みながら立っていたのです。

Aへ

A  ☆☆「うわぁぁぁ....由香さん、浴衣着てきたんですかぁ....」
   由香「はいっ」
  美しい瞳をキラキラと輝かせながらやや小柄な体を浴衣に包んでいる
  由香さんは何とも言えない可愛らしさなのですが、超髪長フェチの
  ☆☆はその事よりも、いつもはすーーーっとまっすぐに
  地面の近くまで伸びている由香さんの美しい長〜〜〜い黒髪

  見えなくなっている事に一瞬ドキっとしてしまったのです。
     (正面からですからネ....)
  ですが、由香さんの顔の周囲を囲んでいる黒髪らしき物が見えた
  ので、少しホッと気を取り直し、
   ☆☆「髪....アップになさったんです....か?」
   由香「はいっ」
  ☆☆は由香さんの横に回り、見慣れている美しい長〜〜〜い黒髪が
  どの様にまとめ上げられているのか見ようとしました。
  その☆☆の目に飛び込んできた光景は....
   ☆☆「うわっ、由香さん、すごいまとめ髪ですネ!!!
  ☆☆は、由香さんのあまりにも巨大なまとめ髪
  わが目を疑いました。


B  由香「あっ、はい。こんな形でしかまとめられないんです、私」
   ☆☆「いや〜〜〜、凄いです。ボク、こんな凄いまとめ髪見たの
       初めてです....(由香さんのまとめ髪を横からまじまじと見ながら)
       ふわぁ〜〜、なんだかサザエみたいですねぇ」
  実は、大蛇がとぐろを巻いているみたいにも見えるのですが、
  さすがに、愛する由香さんの麗しき長〜〜〜い黒髪に対して
  そんな色気の無い表現を使う事は出来ません。
  次に☆☆は、由香さんの後ろに周りました。
   ☆☆「うわぁ〜〜〜、後ろから見ると松ぼっくりみたいですねぇ」
   由香(ニコニコしながら)「うふっ....」
   ☆☆「はぁ〜〜〜、あの長〜〜〜いかかとまである髪の毛
       こうしてまとめ上げられてるんですねぇ....」
   由香(元気よく)「はいっ」
   ☆☆「で、この髪をほどくと、かかとまですーーーっと伸びた髪が
       降りてくるんですよね?」
   由香(面白そうに)「はいっ」
  しつこく髪の事ばっかり聞いてくる☆☆ですが、由香さんは全然面倒
  臭がらずに、丁寧ににこやかに答えてあげています。
   ☆☆「ご自分でなさったんですか?」
   由香「いえ、母にしてもらったんです。さすがに自分では....」
   ☆☆「ああ〜〜〜、やっぱり....(心の中で)『羨ましい!』」
  由香さんのしなやかな美しい長〜〜〜い髪を触れるお母さんの事を
  羨ましいと思ってるのでしょうが、そんな☆☆こそ実はデートの度に
  由香さんの美しい長〜〜〜い髪に触りまくってやがるんです。
    (羨ましいのはテメエの方じゃーーい!)


C ☆☆は、今日はカメラを持っていなかったのですが、由香さんのこの
  艶やかと言うよりむしろ可愛い浴衣姿を写真に撮ろうと駅の売店で
  “撮りっきりカメラ” を買い、そして由香さんの浴衣姿を
  前・横・後と3枚撮りました。今日は絶品と言える
  地面の近くまでまっすぐにすらーーーっと伸びた
  美しい長〜〜〜い黒髪
が見れない事に少々残念な思いを
  抱きながらも。
   ☆☆「今日はでも、“由香さん“浴衣さん”になりましたね」
   由香(本当に面白そうに)「ああ〜〜、そうですね、気が付きませんでしたぁ
        ....あははは(しばらくの間笑い続けている由香さん)
   ☆☆『ホンマに可愛いなぁ....こんなしょーもないダジャレでも
       喜んでくれるんやもんなぁ。もう天使みたいな娘やなぁ』
  ☆☆はいつも、由香さんのつやつやの美しい長〜〜〜い黒髪に
  胸ときめかせているのですが、同時に由香さんのホンワカとした
  優しい性格に心温まることも多いのです。
D  ☆☆「でも今気がついたんですけど、由香さんって....丸顔だったんですネ」
   由香「ああ〜〜〜、バレちゃいましたぁ....そうなんですぅ....
       子供の頃からよく、縦と横とどっちが広いんやって言われましたぁ」
   ☆☆「でも、ホントに綺麗なまん丸なんですネ」
   由香「そうなんですぅ〜〜〜、高校時代はもう、お好み焼きみたいな顔
       だったんです。これでもOLになって少し顔ヤセしたんですよ〜〜〜」
  “お好み焼きみたいな顔” と言う所がいかにも関西の女性らしい
  気取らない親しみやすさを感じさせますよね、由香さんって。
   ☆☆「でも....可愛いですねぇ」
   由香(少しうつむきながら顔を赤らめて)「あぁ....ありがとうございます」
   ☆☆「大人の女性に、可愛いなんて言ったら失礼かも知れませんけど....」
   由香「ああ、いえいえ....やっぱり嬉しいです、いくつになっても....」
  ☆☆も取りあえずは由香さんの髪が無事だったのを確認したので、
  こういう事を話題にする余裕も出てきました。
  と言うか、いつもはあまりにも美しい長〜〜〜〜〜い髪が眩しくて、
  しかもその長い黒髪に顔の両端を隠されてその間からわずかに見える
  色白の綺麗な顔が妖艶な雰囲気を醸し出している絶世の美女と言っても
  良い由香さんが、急に親しみやすい顔になったので、☆☆は常日頃感じ
  ている(由香さんに対する)コンプレックスが解消されて嬉しいのです。
  勿論、由香さんは常日頃、☆☆に限らず誰も見下したりはしていないので、
  ☆☆の取り越し苦労なのですが。


E  ☆☆「由香さん、盆踊り始まるまでまだ時間ありますから、ちょっと
       通りを歩きませんか?」
   由香「あっ、はいっ」
  由香さんと☆☆は並んで楽しそうに話しながら通りを歩いています。
  勿論歩道の上を、☆☆は自分が車道側を歩くようにしています。
  由香さんは、いつもそうやって少しでも自分を守ってくれようとする
  優しい☆☆にとっても感謝してるのです。
  由香さんとすれ違う人々は皆、由香さんのあまりにも巨大なまとめ髪
  を見てビックリして振り返って口々に驚きの言葉を発しています。
   通行人A「うわぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜、凄い髪!!!」
   通行人B「あれ、ほどいたらムチャクチャ長いんちゃうか???」
   通行人C「3m以上あるんちゃうか....あの髪???」
  由香さんの髪はレングス自体は身長を少し超えた1m60cm程なのですが、
  髪の量が常人の2倍はありますし、しかも全く先細りしていませんので
  “実質的な髪の量”は、2m70cmの山崎さんや3m10cmの王麗娟さんを
  遥かに上回り、3m60cmの戴月琴さんに僅かに及ばないくらいなのです。
  ですからまあ、「3m以上あるんちゃうか」という通行人Cの見立ては
  当たらずと言えど遠からずって所でしょうか。


F 周囲の人々の驚きの視線を一身に受けながら、
   (でも当の本人の由香さんは全く気付いていない)
  △△通りを並んで歩いている由香さんと☆☆ですが、ふと☆☆が横を
  歩いている由香さんの超巨大なまとめ髪に目をやったところ、
  何か先程と違うのです。
  先程までは由香さんの頭上よりも高く積み上げられていた
  “巨大な巻貝” が、由香さんの頭上よりも下に下がって、しかも、
  何か形までもダラシナク崩れているようなのです。
   ☆☆『あれ、なんかヘンだなぁ....?』
  と、☆☆が気付いた頃にはもう、由香さんの巨大なまとめ髪はまるで
  砂のお城のように、目に見えてゆっくりと崩れていったのです。
  そうなのです、あまりにも莫大(量 X 長さ)な髪を
  巻き上げた由香さんのこの巨大なまとめ髪は、

     由香さんが歩く振動と地球の引力に耐え切れず
      崩れてしまったのです。

   ☆☆「あっ、由香さん、髪の毛、崩れてますよ!」
   由香「えっ!」
  由香さんが驚いて右手を髪に持っていった瞬間でした。
  それまで髪を止めていた2本の簪(かんざし)が “ピーン” と弾け飛び
   莫大な量の黒髪がほどけ、広がり、
    そして地面に向かって落ちてきたのです!!



大 画 像 100ppiへ(293KB) 66ppi(141KB)....上図


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