4 男子フリー、アイスダンスフリー 2月18日(金) 
起きてからPさんに電話をかける前にフロントにある自動販売機でコーヒーを買おうと部屋を出たところでフロントにいるおっちゃんとばったり出会う。
「オディガセヨ?(どこ行くの?)」ごめん、フロントに行く所(^^;)
昨日の朝ごはんでおまけしてもらったのと同じメーカーのコーヒーを飲んでからPさんに電話をかけ、ホテルの前で待ち合わせすることにする。


昨日朝ごはんを食べた食堂を通りすぎ、小さくてカラフルな建物達(これがうわさのヨグァンか?)を横に見ながら通りすぎ、松林と湖を両端に見ながらてくてく歩き、ホテルにたどり着く。説明どおり本当に海に面したホテルで、Pさんが外で待ってくれていた。
海辺のホテルの前にたたずむ旅姿の女。うーん、絵になるねー♪

しかしこの女達、カメラを取り出しよりよいショットを求めて砂浜をざくざく歩いて写真を撮り始めてしまう。カメラ人間の性とはいえ旅情も何もあったものではない。ああブーツが砂まみれ。

念願の「反対側から見る日本海」だが…

曇り空で絞り22でも手撮りOKなところはさすがISO800のフィルム。



ざっぱ〜ん!


……脳内BGMを演歌にしろと言わんばかりの光景である。

むすめーざーかりーを♪
早送り。

ヒュルリ〜〜ヒュルリ〜ララ〜〜♪
いや、ここツバメいませんし。

上野発の夜行列車降りたときから〜♪
いや、ここ韓国ですし。

なみの〜たにまに〜いのちをぉかけぇたぁ〜〜♪
これだ。

……男唄は脳内BGMにしにくいのでやっぱり却下。

しみじみ〜飲めば しみじみと〜おぉぉ〜〜♪
……

……いかん、雑誌の投稿コーナーでの替え歌バージョンでしか歌詞覚えてない。


まあ人と一緒にいる時に脳内BGMを流すのもどうかと思う。
海に面してずらっと並んでいる店から適当な店で朝ごはん。今日のメニューはキムチチゲ。
5−60人ぐらい入りそうな座敷タイプの大きな店。一部のメニューには日本語表記もある。(江陵って日本人ほとんど来ないんじゃなかったっけ?)このクラスの店がずらっと並んでいるあたり、夏の賑わいが想像できる。若者が集まる海水浴場というよりは対象になる年齢層がもっと高い印象。
その店も今はオフシーズン。客も私達しかおらず、 親子と思われる女性二人が奥で用意をしていて、ご主人と思われる人が玄関前の生簀の掃除を黙々としている。

……いきなり観光地の裏側を見てしまったわけね。
ネタ切れに悩む演歌の作詞作曲家は冬の江陵に来られることをお勧めする。

湖の周辺に出るとちょうど客を降ろしているタクシーを見つけた。即行つかまえ、会場へ行く。


会場に着くとアイスダンスの練習の最中だった。蛍光がかったような赤と黒の衣装に黒い髪、都築さんと賢ちゃんがいる。第3グループか。都築さんが髪をおろしているなんて珍しい。くせがかかっているのが意外だった。(パーマ?)
二人のフリーを見るのは今回が初めて。またタイミングよく早いうちから曲かけが始まる。


かっちょえ――――!!!!


なんて殺伐とした荒々しいタンゴ!(都築さん賢ちゃん刺してるし…)賢ちゃんのワイルドさと併せてチーム・ミュリエルが都築さんをプロデュースするとこうなるのね!!!また一つ彼女の魅力が表に出た感じ。
「誰か写真撮った?」の言葉に、みとれていたあまりに写真を全く撮っていなかったことに気づく。まあ本番があるからいいわ。(とのんびりしていたのが後悔することになった)
ということで、このグループの他の選手達の記憶はない。

我に返ったのは最終グループのアゴストを見た時。曲かけも何もない、一連の振り付けをしているだけなのに、そのテンションが半端ではない。いや本人は普通に練習しているのだろうが、曲がない分かえって動きそのもののオーラが伝わるようで、それだけで圧倒された。
アゴスト、すごすぎる…ベルビンちゃん、がんばってついていくんだよ…。
曲かけのカップルの動きより彼らの動きに目が行ってしまう。発しているものが明らかに違うのだ。
これが世界トップクラスなのか。
このクラスが集まる世界選手権最終グループの公開練習を見てみたい。


男子フリー
今日の社会見学(?)は女子限定なのか、中学生くらいの女の子がやたらに多くて歓声の色が変わっている。第1グループに韓国のDong-Whun Leeがいるのだが……。
「ドンフン、太った!」mさんと思わずハモってしまった。
彼を見るのは初めてだが、03年青森アジア大会の順位で力の見当はつく。その彼が四大陸のフリー第一グループにいるなんて何があったのかと思っていたが、ウォームアップの姿で想像がついた。
スケート選手にしては絞りきれていない体格。ジャンプをほとんど跳ばず、第一グループの中でも明らかにさえない動き。ケガをして充分に練習ができていないのだろう。
明らかにテンションの低いドンフンに、事情を知ってか知らずかのしかかるような歓声。
長野(オリンピック)の本田君に重なる。


Moyron(メキシコ)は衣装からは意外な"Mummy"。トリプルはサルコウまでで、ループを転倒したが終わったあとにガッツポーズ。

香港のChowは顔の雰囲気や柔らかな演技が張民に似ている。成江や張民もアジアの男の子達の憧れの存在になっているのかもしれない。
トリプルはサルコウまで、2ルッツ+2トウもがんばってきめたが、後半は明らかに疲れた様子だった。

また服まで本田君に似ているし…来年あたりMariposa行きます?
大歓声の中出てくるドンフン。ケガと調整不足でいつもの動きができない状態。そんな時の地元での試合。
後へは退けない。

またオープニングでクワドにトライするし――!!

そんな所まで長野(オリンピック)の本田君に似るんじゃない!

派手に転倒したのでどこか痛めたのではないかと気が気ではなかったのだが、トリプルアクセルを両足、ルッツは2回ともすっぽ抜けたがフリップまでのトリプルをなんとか降りて、このグループでは格が違うことを見せた。
ジャンプを成功しても失敗しても同じ歓声。ウォームアップの状態でここまでできるとは思わなかったよ……。


メキシコのAlvadoは北京四大陸でも見ている選手。上達ぶりを楽しみにしていたのだが、ジャンプを全部ミスしてしまっていた。それでもスピンはうまくなっていたし、プログラムにも見所はあったと思う。



第2グループのウォームアップあたりだっただろうか。私の席からはリンクを挟んで向かい側にあたる選手席の辺りですごいことになっていた。
この会場で選手用の客席は一応設けられているが、区切りも監視員もいなくて通行はほぼ自由。私も試合が始まる前には何度か通っていたものだが、その辺りが例の女子中学生達でふさがっている。演技が終わったドンフンが選手席に向かうところだったのだ。
渋谷にジャニーズが出現したらこんな感じだろうか…(注:東京中心部は芸能人を見慣れているので逆に騒ぎにならないらしい)
まあこの子達が…何やらワイワイ言っている。携帯カメラで写真を撮る。そのうち人をすり抜けてどさくさまぎれにドンフンの手を握り、「キャー握手してもらっちゃったー!」と言わんばかりにはしゃぐ子まで出てきた。

あんた達……氷川きよしに群がるおばちゃんかい!!

あまりの展開に目が点になるより心の中で大爆笑。どさくさにまぎれて握手するなんて、一昔前のアイドルじゃないんだからさ!
「日本だったらありえない」と思いつつ、どこかそのノリがわかってしまう。それも相手が韓国だからだろう。違うようで一部が恐ろしいほど似ている、それが日本と韓国だと思う。
まあこれも地方の人達だからなのかもしれない。ソウルの女子学生だとまた状況は違ってきそうな気もする。
とりあえず現時点で言えるのは、「日本でのヨン様フィーバーを韓国にどうこう言われたくない」ということ。韓国で大ブレイクした日本人のタレントがいたとして、もしその人が韓国に行くような展開になったら絶対ヨン様フィーバーどころの騒ぎではすまないと思うのだ。似たところも多いが、熱さのレベルは確実に違う。


第2グループはおなじみの南半球の選手達がたくさんいる。これぞ四大陸、彼らの演技が見られるのが実は四大陸の一番の楽しみかもしれない。

とはいえ第一滑走のPeterson(南アフリカ)は初めて見る選手。衣装から"Mummy"か"Prince of Egypt"のどちらかと思っていたら、後者だった。ループとトウでトリプルをきめたものの、あとはダブルかシングル。四大陸で南アフリカの選手を見るのは初めてのような気がするが、メキシコ勢といい勝負だろうか。

Contreras(メキシコ)はスピンがすごかった。後半でトリプルサルコウ、トリプルループ、ダブルアクセルを根性で降りる。北京よりかなり演技が堂々としているような…第2グループ入りするだけのことはある。
北京で見た選手達が軒並みうまくなっているような気がする。実際上達したこともあるのだろうが、プログラムの密度が濃くなっているように思う。四大陸下位クラスの選手といえば滑っては跳ぶ(転ぶ)、滑っては跳ぶ(転ぶ)の繰り返しだけだったのだが、ステップが複雑になって見所がでてきた。
新採点の効果かもしれない。

Carlow(オーストラリア)はいきなり3トウ+3トウ+2ループの3連続。おお!観客にアピールもするノリノリの演技で、終わってからショートサイドの席の観客と握手しながらキス&クライに行っていた。パイレーツオブカリビアンなのだが、なぜか「ロミオ〜!」の声が飛んでいたような気がする。



大柄でスキンヘッドという男子シングル選手に見えないBeckingham(オーストラリア)はある意味キャラにマッチした東洋物のプログラム。だが外見の割りにやわらかい動きで、スパイラルもやったりする。
3トウ、ダブルアクセルが入ったがいまいちの出来だった。















リッキー(Ricky Cocknel ニュージーランド)が帰ってきた!去年の四大陸に出ていなかったので、引退したと思っていたのだ。ルッツ、ループ、トウでトリプルが入ったところを見ると、去年1年間スケートから離れていたわけではなさそう。
スケートファンにはおなじみの「黒い瞳」でテンポのよさで観客をのせてきたところで、煽る!またそれに応える観客なのだ。やっぱり彼がいないと南半球勢は物足りない。双璧の一人といったところだろう。












南半球チャンピオン最有力候補なのがオーストラリアのSanter。大阪四大陸で「黒い瞳」を滑って可愛らしかった彼も、すっかり貫禄がついた。
3ルッツ+3トウが入って期待したのだが、その後がよくない。ジャンプがほとんど総崩れ。力強さも出ていて、ジャンプ以外の部分はよかったのに……。












やはりというか、製氷中に選手席の入り口でメキシコの選手二人が女の子達に取り囲まれていた。


宋論(中国)はクワドを2回組み込んだものの成功せず、トリプルアクセルも両足と出来は今ひとつ。それでも衣装を換えての2年目のロードオブザダンスということで、プログラム自体はこなれていたと思う。がんばって一軍入りして、普通のプログラムを作ってもらってくれ。

岸本君は一度目のアクセルをオーバーターン+2トウ、二度目は何とかセーブ。お手つきのジャンプがいくつかあり、最後のスピンで転倒するわと今ひとつ安定感に欠ける演技。でもスローパートがうまくなったと思う。初のシニア国際試合、お疲れさまでした。

張民はウォームアップから精彩のなさが目についていた。オープニングのアクセルをすっぽ抜け、その後クワドサルコウ!しかしこれで力を使い果たしたのか演技のテンションが低下して、ふらつきぎみの演技。それでもトリプルは降りていたのだが……。意地のクワドサルコウだったのかもしれない。

中庭君は直前の国体でケガをしたと読んでいたのだが、それでもクワドをステップアウトしながら2回入れ、ルッツ、フリップ+2トウ、ループ、サルコウを不安定ながらも入れるという気迫のこもった演技。ケガがなかったらどうなっていたのか、それが惜しまれる。
しかし中庭君、綺麗になったというかここまで貴公子キャラだとは思わなかった。

Delmore(アメリカ)はマラゲーニャからアランフェスというスパニッシュメドレー。出る点数に限度はあるが、ガリンドを思わせるやわらかい動きで、第3グループの選手の中で一番演技としてまとまっていたと思う。二つぐらいダブルになったが、そのうちの一つは片手を上げるタノルッツをやっていた。

Santer君を超える南半球の選手がいたとは!Echarot(南アフリカ)、初めて見るような…。
ルッツをきめ、イーグルからフリップを入れるようなところはあるが、いかんせんSanter君やリッキーより点数が低いのは明らかな滑りで、見ている方もテンションが下がる。第2グループで滑っていたらもう少し良さも見出せたのだろうが…一段高いレベルに目が慣れた第3グループの最終滑走になったのが彼の不運かもしれない。どうも南半球選手権のショートは荒れていたようだ。

この彼の点数が出るまでの間に選手席にいる演技が終わった男子シングル選手の姿が映し出され、それに気づいた彼らが手を振ると観客が盛り上がる。そしてその盛り上がりっぷりに彼らはウケている。あんた達、観客で遊んでるでしょ(笑)
海外で開催される国際試合。南半球やメキシコの選手達にとってこの試合は年に一度の大イベントなのだろう。楽しんでもらえたらそれに越したことはない。

フェドールが欠場したので北米2カ国、日本、中国の男子選手の合計は11人。今回は第3グループに空きができてしまう。
参加人数24人以上の四大陸男子シングルで、北米2つ、日本、中国以外の選手が4カ国のうちの誰かを引き摺り下ろしてそれ以外の国の選手がフリー第3グループ入りする日を密かに夢見ているのだが、先はまだまだ遠いらしい。今年の南半球チャンピオンはリッキーか……。


下手すれば使用前使用後クラス…。
最終グループの第一滑走は久しぶりのサボイ。髪を伸ばして衣装も系統が変わったので、01年東京グランプリファイナルの印象が強い人が彼を見たら驚くのは間違いないだろう。
それでもするする〜っと滑っていくスケーティングと安定感は健在。少し精彩がなかったような気はするが、2度目のアクセルとルッツをミスした以外は全部きめたと思う。
しかし…外見が多少派手になっても、サボイはやっぱり撮りにくい。












大ちゃんの登場で女の子達から特別な歓声。中庭君といい、わかりやすい。

始めのクワドを転倒した時には嫌なものが駆け抜けていったが、アクセルをなんとか降りてから動きが変わった。ギアチェンジができたのかしり上がりに調子が上がり、ジャンプを降りるたびに歓声。ドンフン以外で初めて会場全体のテンションが上がる。「キャー――――!!!!!(BGM)」

終盤のストレートラインステップ前の一連の振り付けからステップまでずっと黄色い歓声が続き、アイドルのコンサートそのもの!いや盛り上がりどころだし、いいことだしうれしいが、あんた達、
絶対何か別のものだと思ってるでしょ!!



確かに以前スケートを知らない人にミスターNHK杯登場の時の盛り上がりを「コンサートのノリ」と説明したことはあったし、確かにストレートラインステップに入る前の一連の振り付けはアイドルチックだと思っていたし、確かに大ちゃんは可愛いけどさ。
切なくならない大ちゃんの演技が久しぶりに見られてホッともしたのだが、アイドル的なブレイクぶりにぶっ飛ぶ気持ちの方が大きくてなんともはや。

フェレイラ君は濃紺の軍人っぽい衣装で登場し、「君のハートを狙い撃ち☆」といわんばかりのポーズもある、粋でおしゃれな軍人さんという感じ。(そのショットをばっちり撮っていたPさん、さすが!)
つくづくこういうのさせるとうまいわ…というか、自分のキャラをよく把握しているわ。
アクセルが1回きまったが、二つぐらいミスがあった。

成江は4+3はもちろんトリプルアクセルもきまったので楽勝気分でいたら、その後がよくなかった。どんどんテンションが下がっていく演技で、コンビネーションもつけられない。終盤のループの後に1トウをつけて一つ増やすのがやっと。
それでもぎりぎりで大ちゃんから逃げ切った。

ソーヤー(カナダ)の独特の動きとスピンに対する盛り上がりを期待していたのだが…NHK杯で感じたオーラがなかったように思う。
本人の出来もあまりよくなかったか。二つぐらい転倒したが、トリプルアクセルが一つ入った。

気がつけば最終滑走のライサチェクになってしまった。
「雨に唄えば」のおなじみのメロディー。シャツにベストにネクタイというオーソドックスな衣装、傘をさしながら雨をうかがうポーズと古風すぎる感はあるが、しっかり演じる力があるのはさすが。まとまっていて安心して見ていられる演技。トリプルアクセルを一つこらえながら降りたぐらいで、あとはノーミス!
いまいちな演技が続いただけに、最後を締めてくれてありがとう!という気分。おかげで点数が出るまでにえらく時間がかかっているのにしばらく気がつかなかった。

これだけジャッジがもめているなんて、まさか。





なに!?





「納得できない!」と主張するつもりはない。
本当にジャッジングに納得がいかなかったらそう書く。今はそこまで強い思いはない。
ただノーミスとはいえクワドをもたず滑りにジュニアっぽさが残るのに、ショート5位から逆転するほどの演技だったのだろうかという疑問はある。確かにフリー1位は当然なのだが……。


全体的に出来の悪い試合。ショート1位の選手は無難にこなし、ショート4位の人がものすごくいい演技。ショート1位+フリー2位、ショート4位+フリー1位ということで最終順位は1位(順位点2.5)、2位(順位点3.0)…という試合展開を非スケートファンの人と見ていたとする。
たいていの相手は「なんでこの人が一番よかったのに1位じゃないの?」と言うだろう。そして「ショートとフリーの順位点の合計で順位が決まるから」と説明した経験のあるスケートファンは多いと思う。
「順位点」はフィギュアスケート特有のシステム。このシステムのおかげでショート終了後の試合展開がある程度決まっていた。「ショート5位はほぼ優勝圏外」という概念が染みついていた。
その盲点を突かれたのが今回の結果だろう。もっとも応援人の油断とも評されても仕方がないが。

もう順位点は存在しない。

いい演技をし、高得点をあげればいくらでも上に上がれる。ショート1位と5位の間は旧採点ほど大きくない。そして順位点によるフィギュアスケート特有のブロックが存在しない。旧採点よりもっと小さい差、ほんのわずかな差でも順位が変わるのだ。
それが新採点なのだ。
成江がループに無理やりつけた1トウが2トウか3トウだったら逃げ切れていたのだろう。その程度の点差のような気がする。


自分の心が整理できていない状態でbadなloserにならないようにするのは、思ったより難しいものだ……。
(↑別にあんたがloserじゃないんだからさ。)


表彰式での選手紹介に起こる歓声にはっきり差が現れる。成江、大ちゃんとの落差が〜(泣)誰か渋好みはいないのか!ある意味1位と3位しかいないような表彰式は、数年前に覚えがある。
だがこの人に一番いい演技をしてほしいと願っている人間はこの場にいる。応援しているという意思表示をする存在がいる。
そのことは本人に通じている。とりあえず今はそれでいい。



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(続く)


追記:
ドンフンのクワドに挑戦の件で「長野(オリンピック)の本田君に〜」と書きましたが、実は長野オリンピックで本田君はクワドにトライしていません。(相談して直前で取りやめたそうです)
日本に帰ってきてから思い出したのですが、演技を見た時にはそう思っていたのであえて書きました。ええ、本田君のファンの方にツッコんでいただきたかったんですけどね。