スワン形縦巻き2重スパイラル「八角堂」は、元気があってそこそこ成功したものの、出口が分岐しっぱなしの設計が原因と思われる独特の癖が気になり、アダプタの追加をしなければ用途があまりに限定されます。対策は、分岐した2つの出口を一まとめにすれば良さそうだということがわかったので、八角堂の外形寸法を変えずに、最終音道に連絡通路(?)を設けて、出口が一個所になったのと同じ効果を持つ構造としました。
特徴は下の構造図の通りです。最終音道を一つにするために、1周目の中央の折り返し(左図)の底を5cm浮かし、短めにしています。
左右に分かれてから半周回って底まで来たところで、上げ底したセンター音道と外周がつながり、1本となって出口に向かいます。
開口部の強度低下を抑えるために、仕切り板を使いますので、出口が3つあるように見えますが、中でつながっており、問題は出ないはずです。
一番右の図の下の白い部分(3つの領域)が出口です。