知人用に製作したバスレフのように、普通にバスレスを作ると、机に置くには大きすぎます。
小型化して3リッタークラスにすると、ダクトを小さくするか、長いダクトが必要になります。
机なら、上の方には結構スペースがあるものなので、幅と奥行きを抑えてました。低音の量感を出すためにダクトもそれなりのサイズが欲しいので、チムニーダクトとして外付けとしたら、巨大なダクトがネッシーのようにそびえる設計になりました。
机で使うことが前提なので、ダクトを下向きにして机の奥にはみ出すようにセッティングすれば、一見普通のバスレフとして使うこともできます。
主なスペック
ユニットFE103、FE107を想定 キャビネット容積3.4 Liter ダクト断面積21.0 cm2 ダクト長さ31.5 cm ダクトのチューニング周波数68 Hz 外形寸法13.5cm × 21cm × 21cm (W×H×D)
構造
共鳴管ではありません。幅と奥行きを抑え、低音を欲張るためにダクトの断面積を20cm2以上にした結果、チューニング周波数70Hzとするためには長さ30cmのダクトが必要になりました。
当然、ダクトの内蔵はできませんので、外に出したところネッシーを縮小したような外見になりました。自然な流れです。
実はこれは非常に合理的な形状なのです。その理由は、
なお、ダクトを上向きと決めてしまうなら、傾斜バッフルとするのが良いでしょう。
- 通常、机の上方向には制約が少ない。
- バッフルを小さくできる。
- 上下逆にしてダクトを机と背面の壁との間に差し込むようにセッティングすること、上方向も余裕ができる。
- 大きなダクトにメモを貼ることができる。
バリエーションとして、フルレンジをトップマウント、正面にツィーターという手もあります。
絵心のある人は、黄色く塗ってピカチューにしてしまいましょう。