ネッシーのスマートな形状が好みなので、類似形状のバックロードを設計しました。
音道を上に下にと走らせる必要があるため、ネッシーと比べて16cmユニット向けにもかかわらず、
奥行きが深くなっています。それでも40cm以下ですが。縦に長いので、ホーン長を確保するのは楽。
ホーンの広がりも上下2分割とすることで、簡単にレイアウトできました。斜め接合の部分は、もちろん直角でも問題ないはず。
ネッシーがわからない、または思い出せないという人は、リンクページからAE86さんの「自作派ホームシアター」をご参照ください。
狙い
- 形状の真似。
- バックロードの動作のうち、ホーン要素と共鳴管要素の複合。
- ぎりぎり幅を狭めたバッフル。(24.2cm)
主なスペック
想定ユニット6N-FE168ES 空気室容積7.2 Liter スロート断面積120.0 cm2 開口部断面積716.4 cm2 音道長さ(音道中心線基準)264.0 cm 外形寸法24.2cm × 38.6cm × 180.0cm (W×H×D)
内部構造
上側部分の内部構造。ホーン前半にあたります。 図中の(数値)は音道の広さで、音道左右幅は 20.0 cm 一定です。
この部分での折り曲げは1回きり。
高さは90cmとしていますので、ネッシーと比べるとずいぶん背が低くなりました(上下合わせて180cm)。
もっと背を高くしても、ほとんどストレート管なので、ほとんどロスはないはずなので、板取をにらみながら伸ばすことは可能と思います。
側板の形状が長方形でないのが面倒くさそうですが、妄想なのでそれも良し。
下側部分の内部構造。ホーン後半にあたります。 出口の十分な広がりを確保するためにコの字型に折り曲げて、後面開口としていますので、嫌いなデッドスペースができましたが、音道はスムースです。
ホーンの広がり
上の内部構造そのものでは作図が面倒くさいので、斜め接合なし、直管の連続としたときの、ホーンの広がりが右図です。 斜めにホーンを作る(コニカルホーン)とすると、最後に大きく開く部分が大体エクスポネンシャルの近似線に乗っかります。
前半(上部)部分をもっと伸ばしてもバランスを崩すことがなさそうなのは、このグラフからもわかります。