10/29に同じ奈良在住のどかちんさん宅でのオフの機会がありました。
どかちんさんはあかしさん作のスーパーレアの引き取り手で、今回
は、セッティング等で使い慣れてきたころを見計らって製作者のあ
かしさんとともに訪問しようといっていた計画が実現したものです。
ちょうど、手元にお借りしていた七休さん作のCT帰還アンプとスー
パーレアの組み合わせも聴き所です。
まずはリビングルームのFE-108S搭載スーパースワン。しっかりしたラックにスワンのセッティング。部屋の形も天井が傾斜していて癖が出にくそうな作りで、リスニングポジションの背中側が簡単な仕切りを隔ててリビングの続きとかなり広い空間です。
音は、さすがにスーパースワンらしく打撃(パーカッション)系のソフトは相性が良く、打撃音の後に響く余韻がスピーカーの奥に広がります。まさにスワン形の持ち味。
しかし、音域バランスが低音寄りで、こもり音が低域の解像度を下げているのが残念。
どかちんさんもこれには気にかけておられる様子で、使っていないスピーカーを部屋のコーナーに置いて吸音効果を狙っておられますが、十分ではないようです。
なんにせよ、リビングルームで対策というのは見た目の問題もありますし、難問です。
音域バランスだけの問題ではなさそうなので、たとえばES化すればそれで良いかという感じではなく、対策が難しそうな印象を受けました。
もちろんこちらはメインのシステムではないので、程々に聴いた後オーディオルームへ。
入った瞬間に「しん」とした静寂感に包まれる、どかちんさんご自身がおっしゃるようなデッドな部屋。じゅうたんやカーテンは少なく、デッドにしているのは収納されたCD、LD、DATなどのソフトと、雑誌類です。窓は2重化、しかも間にはグラスウールを詰めて雨戸も閉めてあり、雨戸とサッシの間もグラスウールで音漏れ対策してあるそうです。
ソフトがすごい。
CD、ADはもちろん生録のカセット、DATが大量にあり、年期を感じます。^/.^;;シアターの様子は、げんきまじんさんのWeb Siteの襲撃図に写真で掲載されています。
ここからは、みなさんの掲示板での発言を引用させていただきます。
どかちんさん 全般 まだ耳が痛い(TT うう〜、まだ耳が痛いっす(文字通りの意味で) コエフさん、あかしさん、本日はお疲れさまでした。 げんきまじんさん、わざわざ遠くからお越し頂きありがとうございました。 いつもより大分大きな音で聴き、システム全体としての癖というか、欠点が よく分かりました。少しずつでも対策を講じていこうと思います。 ただ、まだエージングが終わってないということで、半年後、1年後が楽しみです。七休さんのCTアンプについてアンプ試聴いたしました。 低音のスカスカだったジェントルジャイアントはやっぱりスカスカ。 元々入ってない低音には効果無かったようです。 その他のソフト、デンオンPMA-2000IIIではきつくて聴きづらかったものは 大分軟らかく聴きやすくなりました。 ただ、ボリュームを上げていくとアンプの限界が来るようです。 出力は10W/CHといったところでしょうか? 夜中に小音量で聴くには良いかと思いました。>1. バックロードの低域のクセは軽減されたか? それともひどくなったように感じたか?低域のだら下がりのことを言っておられるのでしたら、量感はアップしました。 それと裏腹に、締まりが悪くなったこともご報告します。ま、これは仕方ない ことかと思いますが・・・ 男性の胴間声については、元々うちのシステムはあまり胴間声になりませんので 分かりません。って、すいません、七休さんのアンプで聴いた男性ボーカルは、 低音スカスカのジェントルジャイアントだけだったので、あまり参考になりません。 殆ど女性ボーカルだけ聴いてました。>2. 出力はもっとあった方がいいか? (もっと大きな音が出せる方がいいか?)能率の高いスーパーレアとはいえ、20W/CHは欲しいです。 ゆとりのなさが音にも表れてくると聴いてて辛いっす。>3. スイッチ投入時のポップノイズは気になったか?ちょっと気になりました。それと、スイッチにオン・オフが書いてないので困ります。>4. 音楽をかけていない時の「サー」というノイズは気になるか?ま、私はアナログ世代の人間ですからねぇ・・・ 気にしなければ気になりません。げんきまじんさん 立派に育ちつつあるスーパーレアを見て、明石さんも嬉しいことでしょう。 (好みの方向は違うかもしれませんが) CD-10、PMA-2000IIIによるスーパーレア君は、それは張りの有るキレの良い 超ハイスピードサウンドです。モアやスーパーフラミンゴ以上のものが有り ます。聴いてて疲れるというのも有りますが音としては好みの方向です。 ただ問題点が二つ。 (1) 打楽器の音で楽器が硬くなったように聴こえる。 ガムランでは実際はもう少し柔らかい音なのですが、それが カンカンした音になり鉄の様な硬い物で出来ている感じです。 (2) 女性ボーカルの高音が音量を上げると耳に響く (ソフトに依っては響かない) かなりの音量を上げた場合なので普段聴く場合には問題無い と思いますが少し気になります。当家でもかなり音量を上げ ればボーカルの高音は響きます。 何れもエージングにより改善されると思います。まだ音全体が硬いですかね。 (2)は明かしさん宅(今年初め)では響かなかったので部屋のせいだと思います。 CDプレーヤー、アンプ、ラインケーブル等を替えても同じでした。 部屋は約10畳で正面以外の壁は棚があり部屋としてはデッド。但し、SPの後ろ の壁は壁紙で高音を反射し影響有りそう。SPの位置は動かせないので何らかの 遮音をすればと思いました。 あと、ケーブル類が右往左往しており整理すればマシになるかもしれません。 今後も調整頑張って頂きたいです。コエフ いつもあんな音量だったら、体を壊します。^/.^ 音は壷にはまるソフトはすごく良いのですが、一般的なボーカルは音量を上げ るときつくなる帯域のせいで、耳が先に飽和して他の部分の良し悪しがわから なくなることもありました。 モアもキツイと思いましたが、それよりはずっと下の帯域ですね。 パーカッション系は圧倒されました。 あれで映画というのは、なかなかはまるでしょうね。 エージングは時間がかかると思います。 私がまだまだエージングに時間がかかると思ったのは、板をこぶしで叩いた時 に、カンカン高い音で板が響いたからです。これは段々馴染んでくると思いま すが、それまでは簡単にできる吸音対策でしばらく凌いだ方がいいかもしれま せんね。七休さんのCTアンプについて七休さんのCTアンプは、やはり、私の所で聞くよりもはっきりと差が出ました。 どかちんさんが書かれた通り、角が取れて、きつさが弱くなりました。 中高音にも差が出たのは、CT帰還というより、パーツの差と思ってましたが、 真相はわかりません。 また、アタック音に対して弱さが見えるのは電源周りの限界でしょうか。 低音の癖は、もともとスーパーレアの低音に気になる癖が少なかったせいもあ ってか、低減したという感じはなかったですが、低域が持ち上がって(これは 体感)いるにも関わらず、バランスを崩すことなく安心して聴けたのは、癖が 低減されている間接的な証拠かもしれません。