音道をトレースする場合に悩むことの一つは、音道のどこを測るのかということです。
基本的な測り方としては、
基本的な測り方としては、
- 音道の壁面に沿ってトレースする
- 音道の中心線をトレースする
長岡氏設計のD-22をトレースした時に試した限りでは、長岡氏の記事にある音道長は壁面に沿ってトレースする方法のうち長い方と近い数字になったように思います。
この方法は、板の寸法と数字を合わせやすいので簡便ですが、ホーンの長さと定義するには抵抗があります。（←個人的に）
これに対して中心線をトレースする方法は、面倒くさいですが数字も一つに決まる点ですっきりします。
私の整理方法も中心線を測っています。
ところが、この場合、折り曲げ部分をどう測るのかという点に疑問を持つ方が多いようです。
先に書いたように、整理したのと同じ方法で設計すれば問題ないのですが、やはりスタンダードな方法が示されていないとやりにくいようです。
下の図は、180度折り曲げと90度折り曲げの場合における中心線トレースの方法を３例示したものです。大抵の人はこのうちのどれかを示せば納得することでしょう。
これらのうち、(A-1)と(A-2)、あるいは(B-1)と(B-2)はどちらでトレースしてもそれほど変わるものではありません。(A-3)とか(B-3)は直線的に測るよりも短い目になり現実にも近いと思われますが、あまりに面倒くさいです。
後で出てくる私の整理した方法は(A-2)と(B-2)の組み合わせですが、スワン型のように180度折り曲げしかないようなホーンは(A-1)で整理しています。
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