特に高級アクセサリーなんて買う気がしません。
そんなお金があれば、その分はじめから良い物を買えばいいんです。
本体の交換に比べれば効果だって知れてます。
アクセサリーを使うのは、
(1) コンポーネントに全く妥協がないものを揃えた時のどちらかと考えています。
(2) もう買ってしまって交換が効かない時の悪あがき
インシュレーター
前からCDプレーヤーの脚が弱いのが気になっていたので、特に深く考えずに作ってしまいました。
今回はある程度高さが欲しかったので、こういうのを使いました。
剣山向かい合わせの術。
そのままでは針がチンチン鳴りますので、周りをテープで囲みつつ、中にはジルコンサンドを詰め込みました。
金属で叩いてもコツコツいうだけなので、それなりの制振効果はあるでしょう。
スポンジ
デスクトップ用バックロードは、FE87Eという非力なドライバーを使わざるを得なかったので、どうしても小さなチャンバーに入れることで中低域が膨れ気味にもなれば、ホーン鳴きも気になります。
強力なアンプでドライブすれば気にならないレベルなのですが、普段は真空管アンプで使うので、それなりの工夫は必要でしょう。
で、使ったのがこれ。洗車用のスポンジ。
これで洗えばスピーカーもピカピカ、ではなく吸音材です、もちろん。
20cm×13cmを半分に切って、ドライバーとホーン入口を完全に遮るように大胆に使用してみましたが、ホーンへの影響はほとんどなく、ボーカルが非常にクリアになりました。(ぬはは♪)
で、調子に乗って、ホーン出口にも使っております。
参考:費用100円
ストレーナー
さて、これは何でしょう。 100円ショップで見つけたストレーナー(と書いてあった)です。
揚げ物をした時に油の中からすくいあげたりする、あれです。これは、取っ手をはずして、網の部分だけをプロテクショングリルとして使います。
開口面積が大きくて風通しがいいし、純正のグリルよりいいに違いありません。
FE-88ESのような小さなユニット向けのグリルが売ってないんですよねぇ。左右一組で200円也。チーン♪
車用のタッチアップペンで黒く塗り、こうなりました。
砂上の‥‥
10cmの新作を設計するにあたって、底板の補強と制振はどのくらい効くものだろうと試してみたのが、これです。 ジルコンサンドをポリエステルの袋に入れたものを床の上にベタッと並べて、その上にスピーカーを置いてみました。
袋が滑りやすいので構造的な安定性はずいぶんと落ちるはずですが、音はというと中音の解像度増大、低域のあいまいな所がなくなりレンジが伸びたかのような鳴り方に大変身しました。
が、、、見栄えが悪いので30分で撤収。10cm版では底板を徹底補強するなり、専用の制振台を作ることにしましょう。
しかし、あれを聴いた後では、後戻りが辛い、、、~/.~;;
ツィーター用バッフル(スタビライザー?)
昔にFT90Hを使っておられたといういわしゃじんさんから、FT90Hをマウントする真鍮製のバッフルをいただきました。 そのままでは取り付けに隙間があるのですが、細くなったホーンの外側に釣りに使う板錘をひと巻きすればなんとぴったりに。
これは中途半端にぴったりよりもかえって良かったかもしれません。音はしっとりした曲のとき、以前はわずかに荒れることがあったのですが、これが収まりました。
いわしゃじんさん、ありがとうございました。
サウンドレベルメーター
Radio ShackのアナログSound Level Meter (33-2050)です。騒音計ですね マイクアンプ内蔵でライン出力がありますので、PCのライン入力につないでFFT解析ツールで周波数特性を測ることができます。
このツールは、スピーカー測定には良く使われているツールで、改造により完全にフラット化しました。
改造後の特性は、改造解説のサイトの情報によると、
+/-3dB: 6-50kHzだそうです。
+/-1dB: 28-23kHz
-1.2dB(20Hz)
-0.8dB(20kHz)
FFT解析ツールにはefuさん作の「WaveSpectra」を使っています。
ここには、waveファイルを作る「Wavegene」も公開されていますので、これで作ったwaveファイルをCD-Rに焼いてテスト用CDを作っています。
鉛のインゴット
長岡派御用達、憧れの鉛インゴット。いろんな物に乗せて押さえつけます。
能書きは、短所は、
- 重い。
- 柔らかいので振動を抑えるのに好適。
- 安価である。
東急ハンズとかでは、まさに延べ棒のような形状の物が売られていますが、あんな
- 重い。
- 体に悪い。
- 見栄えが悪い。
- 脚が丈夫でないと逆効果。
センス悪い 物をリビングに置くわけにはいきません。 最近できたホームセンターには、延べ棒型の物と、右の写真のかまぼこ型の物が並んでいました。 満足度は下限値ぎりぎりです。
60×60×20 mm
1.0 kg
さて、見出しに書いたケース(1)で重しを使うなら、鉛なんぞを使ってはいけません。
金か白金を使いましょう。どちらかというと白金の方が良さそうです。鉛と比べての特性は、そう、アクセサリーはオーディオコンポーネント本体と違って、いくらでもお金をつぎ込むことができるのです。
- 鉛よりも重い。
- 柔らかく延性に富むので、振動を抑えるのにも良い。(僅か1gの白金を薄く延ばすとテニスコートの広さになるそうです。)
- 化学的に安定で、体にやさしい。
- 日本円よりも信用できる。
- 見栄えが良い。
ラック
10cmバックロードを作った時に幅15cm×長さ91cmの板が7本ばかり余っていましたので、ラックを作成しました。 なにしろ、余っている板の利用なので、これ以上の板の追加は考えないのを前提にしましたので、天板、底板ともに隙間だらけのラックが完成しました。
十分とは言えないまでも、そこそこ丈夫で風通しの良いラックと言えるでしょう。
実は、同時進行のスピーカー作りの作業台として大活躍。もっと早く作るんだった‥‥。