2001925

全労済再共済連大阪サービスセンター

       村山樹一郎 様

 

安田火災からの返答、および暴走運転の判例のFAX、たしかに受け取りました。再送していただいたそうで、お手数おかけしました。暴走運転の判例は村山さんがおっしゃる9割ではなく95:5ですね。被告の優先道路でありながらのこの判決は心強いです。どうもありがとうございます。しかし安田火災側からのFAXを見て、唖然としました。

 

安田火災佐藤氏の書いていることを見ると、やはり私のケースは最初かなりずさんに扱われていたという印象を持ちました。そのため相手のペースで交渉がなされていたのではないですか。安田側の返答に見られる「当初、同幅員、同程度のスピードによる事故との解釈で」という箇所を見て非常に驚きました。私は事故状況報告書において最初から暴走運転のことを指摘していました。それを北里さんは見ていなかったのでしょうか。推察するに、少なくともそのことを安田側に伝えておらず、【相手車運転手名】さんの証言を鵜呑みにしていたために安田側ではそのような解釈が出てくるのでしょう。最初の解釈がそのようなことだったことが話をややこしくしている原因の一つです。

 

安田火災側が「【相手車運転手名】のスピード大」を認識したのは北里さんがスピード大の主張をした2/27となっていますが、これは事故発生後一ヶ月以上経過した時点です。その一ヶ月間北里さんは一体何を材料に交渉していたのか、疑問です。また4/5に「北里氏より現場写真より」とありますが、現場写真はいつ誰が撮影したのでしょうか。初耳です。もちろんすぐに現場に駆けつけた警察官は写真を撮っており、管轄の警察署名、および名前も私に告げました。しかし、そのことを北里さんに申したところ、北里さんは「警察は写真や証拠となるものは見せてくれませんよ。」と言い、全く取り合ってくださいませんでした。「保険会社に対して見せてくれないのなら、私が出向いても構いません」と言いましたが、北里さんはそれでも「本人にも見せてくれません。警察は関わりを持ちたくないんです」と強硬に主張していたので「現場写真により」という記述には驚きました。写真があったのですか?

 

さらに問題なのが「伊藤側に確認したら80:20以外なら法的処置を取る、との連絡あり」となっている点です。0主張している私がそのようなことを言うはずがありません。もし北里さんが独断でその割合を作り出し交渉を行い、その結果、安田側が「80:20」を了承し、一旦そのような形で決着をはかろうとしたものをさらに私が割合の変更を無理強いしているような印象を安田側に与えたとしたら、交渉を難航させている大きな原因がここにあると言えるのではないでしょうか。

安田側からのFAXのこの箇所には手書きの添え書きがあり(おそらくこれは村山さんが書き加えたられたのだと思うのですが)「提示された数字という事で確認することを了承したのみ」とありますが、申し訳ありませんがこれは意味不明です。誰が何を提示し、誰が何を確認、了承したということでしょうか。

 

私が【相手車運転手名】さんなら怒ります。向こうから「20:80以外ない。それ以外なら法的処置を取る」と言ってきたので仕方なくそれを了承した。すると、今度は「それではダメだ。もっと過失割合を大きく持て」と言われるのですから。安田側だって「その話はそちらからきたのではなかったのか」と思うでしょう。その辺の交渉過程は全く私に知らされておらず不明なのですが、一体どのようになっていたのでしょうか。

 

安田側のFAXを見ると、4月5日に「80:20以外にない」と私が言ったとなっていますが、その日は北里さんから私に電話があり、「交渉の進展はどうだ」との問いに対し彼は「道路の幅から見て4:6。スピードの修正をして3:7だということです」と答えています。2:8の話が出てきたのは4月24日の北里さんからの電話での時で、そのときも交渉の過程で2:8となっているということではなく、私が「北里さんは過失割合をどう思っているのですか」とうかがうと「2:8だ」とおっしゃっただけです。そこで私は「何の根拠があって、私に2割の過失があるのですか」と尋ねると、「判例だ」としかおっしゃいませんので、「どんな判例があるのか」と再度尋ねると「判例タイムス」をFAXしてくださいました。

 

しかし私はその日のうちに「判例タイムスを見ても2割過失の割合とは思えなかった。やはり最低譲って5:95だ」とFAXを返しております。それから一ヶ月以上北里さんからの連絡が途絶え、5月29日になって今度は「伊藤様の意向で5:95ということで交渉しています」とFAXが入りました。が、それは最低ぎりぎり5:95だと言っただけなので、その割合は私の意向ではない旨、FAXを返しました。

 

以上のような経過がありますので、こちらとしては一度も20:80などと言った覚えはなく、20:80を提示したり、5:95という数字を出したりしたのは北里さんの独断専行での交渉だと考えられます。こちらとしては一貫して無過失を主張し、「もし過失があるとすればその根拠を示して欲しい」と言い続けているだけなのです。その点を指摘すると、その日(5/29)以降北里さんは連絡をくれなくなりました。そのことを安部所長にも申しましたが、所長からも返事はありませんでした。

 

村山さんが直接対処してくださるようになってからは、私の主張をよく理解し、私の立場に立ってくださっているので喜んでいますが、村山さんにもこの交渉がこじれていることの原因をよく認識しておいていただきたいと思い、敢えてこれまでの経過をもう一度書かせていただきました。

 

とにかく、安田側の認識のおかしさと見える点はかなりの部分、これまでの全労済側の交渉の仕方に由来するところがあるだろうと思います。そのことを把握したうえで村山さんには一からやり直すつもりで的確な交渉を進めていただきたいのです。

 

【この部分、プライベートにつきカット】

 

 

【住所】 伊藤