栗東・石坂　正厩舎

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ヴァーミリアン
Vermilion

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GREETING
私が競馬を好きになったきっかけは、フランスでのエルコンドルパサーの颯爽たる走りを見たことです。それで、同じような感動を得たくてKingmambo産駒にこだわって出資してきました。本馬がエルコンドルパサーの産駒で黒鹿毛であることや関西に入厩することが決め手となって出資することにしました。できれば名付け親にもなりたいのですが、とにかく無事に育って、堂々のデビューを果たしてくれることを願っています。
その後、念願叶って名付け親になることができました。本当に夢のようなことが実現してうれしさいっぱいです。

サンデーサラブレッドクラブのホームページより（転載の許可をいただいています）	Pedigree
	エルコンドルパサー	Kingmambo	Mr.Prospector
			Miesque
		Saddlers Gal	Sadler's Wells
			Glenveagh
	スカーレットレディ	Sunday Silence	Halo
			Wishing Well
		スカーレットローズ	ノーザンテースト
			スカーレットインク

BIOGRAPHY　　　　　　　　　　出典記載のあるところ以外はクラブ提供の情報を引用
2002年4月10日ノーザンファームに生まれる。（募集カタログのコメント）中サイズの上をいく体は、頭の先から臀部に至るまでのラインがゆったりした曲線で流れており、窮屈さは微塵もありません。むっちりではなく張りのある研ぎ澄まされた筋肉を持っています。かぶりのいい膝、柔らかい繋ぎ、乾燥のいい脚元は、骨、筋肉、腱などがバランス良く成長している証しです。自己主張の強い馬で気の抜けないタイプですが、前向きで最後まで頑張る気持ちを父から受け継いでいるようです。成長ぶりから早いデビューも目指せそうで、マイルから長距離まで一戦ごとに強さを増していく、そんな姿が目に浮かびます。
2003年／1歳秋冬	09月	測尺は、体高160.0ｃｍ　胸囲183.0ｃｍ　管位21.0ｃｍ　馬体重449ｋｇ
	10月上旬	馴致を開始するため、ノーザンファーム遠浅からノーザンファーム早来に移動、鍛錬を順調にこなしている。
	11月上旬	坂路コースや周回コースにてキャンター。馬体重477ｋｇ
	12月上旬	坂路コースや周回コースにて順調に鍛錬中　トモから伝わるバネの良さはすばらしい。兄サカラートよりもゆったりと伸びのある馬体で、全身を使った走りを見せている。馬体重は489ｋｇ
2004年／2歳冬春	01月上旬	周回コースと坂路コースでキャンター（ハロン20秒）。トモのバネがすばらしく、いかにも走りそうな馬の雰囲気を漂わせている。落ち着きがあり、距離適性の幅も広そう。馬体重492㎏
	02月上旬	周回コース1200ｍと坂路コース800ｍをハロン20～22秒のキャンターで乗り込み。エルコンドルパサー産駒らしくダイナミックな走りで、すごいバネを持っている。馬体重は500㎏
	02月25日	本馬の名前が「ヴァーミリアン」（Vermilion　「朱色」の意）に決定しました。（私の応募した名前が採用となりました。こんな嬉しいことはありません。）
	03月05日	周回コースと坂路コースでハロン16秒くらいのキャンター、週の半分は坂路2本、ハロン15秒ペースの高い負荷をかけた調教も行っている。馬体重は489㎏　体高165．5cm　胸囲185．4cm　管囲19．0cm
	04月05日	坂路コース(800m)2本をハロン16～18秒のキャンターで乗り込んでいます。週2回の速めの調教のときでも楽々とついていっており、絶好調と言えます。無駄肉のないすっきりした馬体には、筋肉がついてますます格好が良くなりました。現在の馬体重は484kgです。なお、4/15(木)に行われる産地馬体検査を受検する予定です。
	04月15日	産地馬体検査を受検し、栗東・石坂正厩舎と預託契約を結ぶ。

BIOGRAPHY　　　　　　　　　　出典記載のあるところ以外はクラブ提供の情報を引用
2004年／2歳夏	05月07日	周回コースや坂路コースでハロン15～16秒のキャンター、好調維持。万全を期してデビューは秋になるかもしれない。馬体重485kg
	05月21日	週2回はハロン14秒近くの走り。馬体重は487㎏
	06月04日	ゴールまでしっかり走れるようになってきた。馬体重498㎏
	06月21日	周回コースと坂路コースでハロン16秒くらいのキャンターと週2回速目を乗り込み。栗東への移動は涼しくなってから。馬体重494kg
	07月05日	周回コースと坂路コースでハロン16秒くらいのキャンターと週2回速目を乗り込み、好調維持。馬体重496kg
	08月02日	周回コースと坂路コースでハロン16秒程度のキャンターと週2回は13秒の調教。夏負けもなく順調にすごしている。
	08月16日	周回コースと坂路コースでハロン16秒程度のキャンターと週2回は13秒の調教。今月末に山元ＴＣか栗東への移動となりそう。馬体重496kg
	08月30日	周回コースと坂路コースでハロン16秒程度のキャンターと週2回は13秒の調教。いつでも動かせる状態にある。馬体重497kg

BIOGRAPHY　　　　　　　　　　出典記載のあるところ以外はクラブ提供の情報を引用
2004年／2歳秋冬	09月06日	9月8日に山元TCに向けて出発、9月11日に栗東入りの予定。
	09月08日	在山元TC、9月11日栗東入りが決定。
	09月13日	9月11日（土）に栗東に入る。
	09月16日	ゲート試験に合格。　　調教時計　（助手　E　良　13.8－13.2－15.9　ゲートなり）
	09月20日	調教時計（助手　坂　稍　55.4－41.6－29.0－15.1　一杯に追う　　新馬ダンツクリーク一杯　0.1秒先行0.6秒先着）
	09月26日	調教時計（助手　CW　良　55.2－40.1－12.4　9　強めに追う　　新馬サンキングロウ馬なりの外を追走3Ｆ併同入）
	09月29日	調教時計（武豊　坂　重　56.1－40.9－27.1－13.6　一杯に追う　新馬ブライトトゥモロー一杯に0.5秒先着）
	09月30日	10月10日（日）　京都　芝1800ｍ　武豊騎手でデビューが決定！！

BIOGRAPHY　　　　　　　　　　出典記載のあるところ以外はクラブ提供の情報を引用
2004年／2歳秋冬	10月01日	調教時計（助手　E　稍　105.0－92.3－80.0－67.2－54.1－40.7－14.3　6　ゲートなり　　新馬ブライトトゥモロー馬なりの外1.9秒先着）
	10月05日	『週刊Gallop』2004年10月10日号より本馬についての２つの記事を引用　　P.93　　　「9月20日の坂路は馬なりで55秒台。非力な2歳馬には苦しい重馬場になった29日が圧巻の内容。新馬同士の併せ馬で相手はラストで大きくバテたが、残り1ハロンから追い出す余裕があり、13秒台をマークして3馬身先着。武豊騎手が手綱を取るだけのことはある。半兄がダートで活躍中のオープン馬サカラート（父アフリート）。パワーは保証できる。（関西競馬エイト・鈴木　由希子）」　　　　　　　　　P.95 　　「ダートのオープンクラスで活躍中のサカラートが半兄。近親にはダイワメジャーなどがいる、活気のある血脈だ。9月29日には武豊騎手を背に坂路で追い切られ、56秒1－40秒9－26秒6－13秒6で、ブライトトゥモロー（2歳新馬）に3馬身先着を果たした。『牧場でかなり乗り込まれたとのこと。ただ、まだモサッとしたところがあるので、このひと追いで変わってくれれば。血統をはじめ、期待の大きい馬で、スケールの大きさも感じます。使ってからのほうが良さそうな感じも受けますが、素質馬のそろう一戦で勝ち上がるようなら、相当の器ということになるでしょう。』と古川慎司調教助手。馬体重は500㌔超。2日目の芝1800㍍（混）でデビュー予定。武豊騎手が手綱を取る。」
	10月06日	明日追い切りの予定、ゲートは速い部類、480㌔前後での出走になりそう。
	10月07日	追い切り時計（助手　坂　良　53.1－39.1－26.3－13.6　一杯に追う）
	10月10日	京都にてデビュー戦、快勝！　上がり3F33.8秒！　　「10／10（日）京都5R・芝1800ｍ戦でデビュー、馬体重は492ｋｇでした。2番手からの競馬で流れに乗り、直線追い出すと一気に加速して先頭に立ちました。そのまま楽々と押し切って1着となり嬉しい初勝利を挙げました。勝ちタイムは1.51.8、2着とは3馬身1/2差でした。スローな流れでもきっちりと折り合って、センスの良さを感じさせるレースぶりでした。」
	10月13日	「レース後変わりありません。次走10/30（土）京都・萩S（芝1800ｍ）を予定しています。あと2～3走してからひと息入れることを考えており、その前にクラシック出走のため賞金を加算しておきたいものです。」
	10月21日	調教時計（助手　坂　不　半マイル　58.4－42.1－27.2－13.6　馬なり余力　　サンキングロウ（二未勝）稍一杯0.4秒追走0.4秒先着）
	10月27日	調教時計（助手　坂　重　半マイル　53.8－39.2－26.0－13.2　末一杯追う　　サンキングロウ（二未勝）一杯1.4秒追走1.0秒先着）　　次走の萩Sでは鞍上に武豊騎手を予定。
	10月30日	萩Sは半馬身差の2着、1分48秒7、上がり3Fはメンバー最速の35.1秒。　　「10/30（土）京都9R・萩Sに出走、馬体重は＋2の494ｋｇでした。スタートはあまりよくありませんでしたが、すぐに馬群に取り付きました。直線では逃げ馬が引き離すところを後方から１頭違う脚色で追い上げたものの、半馬身差届かず２着に敗れています。」

BIOGRAPHY　　　　　　　　　　出典記載のあるところ以外はクラブ提供の情報を引用
2004年／2歳秋冬	11月03日	レース後、変わりなし。次走に京都2歳S（芝2000ｍ）、鞍上に武豊騎手を予定。
	11月05日	調教時計（助手　坂　良　61.5－45.1－30.0－15.0　馬なり余力）
	11月09日	調教時計（助手　坂　良　60.8－45.0－30.1－14.8　馬なり余力）
	11月10日	今週は速目を行わず、キャンター調整に留める。
	11月17日	次走にむけて抜かりなく調整　明日は坂路コースで14－14くらいの調教を予定。
	11月18日	調教時計（助手　坂　良　1回－54.5－40.0－26.9-13.4　末強め追う）
	11月24日	調教時計（助手　坂　良　1回-***-40.0-26.7-13.9　一杯に追う　　ツルマルフレンチ（二500）一杯に0.6秒遅れ）
	11月26日	調教時計（助手　坂　良　1回-58.1-42.8-28.7-14.2　馬なり余力）
	11月27日	京都2歳Ｓに出走して2着、2分4秒9、馬体重496ｋｇ（＋2）　上がり3Ｆ33.6秒。　　「先行集団で前を見ながらの競馬でした。直線でもうまく外に出して伸びていますが、内からきた勝ち馬の決め手に適わず、0.2秒差の2着でした。レース運びも上手で、能力があることも証明していますが、なかなか賞金が加算できません。」

BIOGRAPHY　　　　　　　　　　出典記載のあるところ以外はクラブ提供の情報を引用
2004年／2歳秋冬	12月01日	「レース後変わりありません。前走は勝ち馬の決め手が上でしたが、この馬もよく走っています。次走は12/25（土）阪神・ラジオたんぱ杯2歳S（G３・芝2000ｍ）を予定しています。このレースを使ってから、ひと息入れることになりそうです。」
	12月08日	「この中間も変わりなく、坂路コースでキャンターを消化しています。落ち着きがでてきたのは好材料で、12/25（土）阪神・ラジオたんぱ杯2歳S（G3）での好走を期待しましょう。」
	12月12日	調教時計（助手　坂　良　1回-55.9-40.6-27.2-13.8　馬ナリ余力）
	12月15日	調教時計（助手　坂　良　1回-53.1-38.6-25.4-12.7　一杯に追う）　武豊騎手でラジオたんぱ2歳Sに出走予定
	12月21日	調教時計（助手　坂　稍　2回-62.2-45.5-30.7-15.4　馬ナリ余力）
	12月22日	調教時計（助手　坂　良　1回-50.8-37.4-25.6-13.4　一杯に追う）
	12月25日	ラジオたんぱ杯2歳Sに出走して優勝！！　上がり3F33.7秒　　「12/25（土）阪神11R・ラジオたんぱ杯2歳Sに出走、馬体重は前走と同じ496㎏でした。逃げた馬をみながらうしろの脚色を窺って、2番手で流れに乗りました。直線で満を持して追い出すと、後続を1馬身押さえ込んで待望の2勝目を重賞でマークしました。勝ち時計は2.03.5です。武豊騎手は『これまでの中で一番状態が良かった。展開もうまくいったし、勝ててよかった。』と話しています。調教師は『今回は勝負をかけて目一杯に稽古をやったのが成功した。ひと息入れて、もっと良くなるはずだ。』と話しています。12/28（火）にグリーンウッドトレーニングへ放牧に出して、来春にむけてしばらく充電します。」

RACE RESULTS

（デビューから初勝利まで）
①2004年10月10日（日）　京都05R、2歳新馬、芝1800ｍ、武豊騎手、8頭中1着

（2勝目をあげるまで）
①2004年10月30日（土）、京都09R、萩ステークス、芝1800ｍ、武豊騎手、8頭中2着
②2004年11月27日（土）、京都09R、京都2歳ステークス、芝2000ｍ、武豊騎手、10頭中2着
③2004年12月25日（土）　阪神11R、ラジオたんぱ杯2歳S、芝2000ｍ、武豊騎手、9頭中1着

COMMENTS FROM THOSE INVOLVED
＊2004年10月10日のデビュー戦について　スポニチアネックス競馬2004年10月11日のニュースより　「鞍上の武豊は『新馬らしいペースでしたが、折り合いが付いて、しまいの反応がホント良かった。兄（サカラート）と違って芝の適性はかなりある。それに馬体がいい。楽しみな1頭ですね』と笑顔。石坂師は『入厩して丸1ヶ月ですが牧場で乗り込まれていたからね』と、期待していた。」『週刊Gallop』2004年10月17日号より P.155 「スローペースを2番手で折り合って追走。4コーナーはやや追い出しを我慢していたが、直線に向いてからは反応鋭く、スッと後続を突き放す。重心が低く、力強いフォームで追って味もある。将来性は十分。」 P.169 「★6つの高い評価。こちらはスローの瞬発力勝負を11秒台の豪脚で有力SS産駒たちをまとめて差し切った。直線あっさりと勝負を決めた内容は強いの一言。兄にはダートのオープンで活躍するサカラートがいるが、近親には今年の皐月賞馬ダイワメジャーなど芝の重賞勝ち馬がズラリと並ぶ名門牝系の出身。当然、クラスが上がっても劣ることのない器だ。」「レースの上がりが11秒1―11秒2。超スローの瞬発力勝負を直線前半であっさり決めてしまう姿には恐れ入る。雄大なフォームで圧倒」　『週刊Gallop』2004年10月24日号より P.96 「大物といえば、京都の2日目、芝1800ﾒｰﾄﾙを勝ったヴァーミリアンだろう。これはモノが違う。とにかく瞬発力が素晴らしく、前肢を叩きつけるフットワークも豪快。超スローペースだったとはいえ、上がり3ﾊﾛﾝの33秒8はなかなか出せない。石坂正調教師は『デビュー前から絶対走ると思っていたからね』と目じりを下げる。『2歳ではなかなか出せない上がりだし、走りにも迫力があるね。体はもう少し絞れそうだね。』と話す。2戦目はオープンの萩S（30日、京都）を予定している。ようやくエルコンドルパサー産駒から大物が誕生した。」
＊2004年10月30日の萩Sについてクラブ愛馬情報より「武騎手は『他の馬のマークがキツく、内に入れると包まれそうだったので外に出した。勝った馬との位置取りの差が大きく残念だ』と話しています。」『週刊Gallop』2004年11月07日号より P.150 「ジワッと出て中団の外に。直線に向いて追い出すとメンバー中一番の上がりで詰め寄ったが、惜しくも半馬身ほど届かない。とはいえ、能力の高さを証明する2着。」 P.152 武豊騎手（ヴァーミリアン2着）「スタートは上手じゃないよ。この馬自身は時計を詰めているし、2走目としては悪くない内容なんだけどね。直線で外に出て来られたりで、2番手グループを交わすのに手間取ったのが痛い」
＊2004年11月27日の京都2歳Sについて『週刊Gallop』2004年12月05日号より P.148 「出負けしたが、中団へ。外から伸びるが、勝ち馬とは瞬発力の差だろう。2人引きでも落ち着いている。」「武豊騎手『今日は意識的に早めに行った。ラストも伸びているが、最後は決め手の差だったからね』」
＊2004年12月25日のラジオたんぱ杯2歳S出走に際して『週刊Gallop』2004年12月26日号より P.64 「ヴァーミリアン・古川調教助手『前走後はハードな調教を重ねてきて、確実にパワーアップしています。馬体に逞しさも出てきたし、雰囲気はすごくいいですよ。若干、テンションが高くなっているが、許容範囲。力をフルに出せる下地は整っています』」同上「中間の調教から　ヴァーミリアン　大きなストライドでグイグイと駆け上がる。いつもながら気持ちふっくら気味の体つきで気合も上々。好調をキープしている。　（栗東・坂路　川田重幸）」『日刊ゲンダイ』2004年12月25日付久保助手「2走前は勝ち馬が楽逃げで、こっちはじっくりだろ。あれは展開のアヤ。前走にしても勝ち馬は内々で脚をためてたけど、この馬は自分から動いて外を回る展開になったからね。その差が最後に出ただけ。決して、力負けとは思ってない。」
＊2004年12月25日のラジオたんぱ杯2歳S優勝について『週刊Gallop』2005年1月5・10日号より P.147 レース短評「離れた2番手で自身がハナを切っているような形。勝負所からジワッと接近。直線半ばで先頭に立つと、後続の追撃を振り切って快勝。決め手勝負で勝利したことは今後に、いい形で繋がっていくはず。」 P.149 石坂正調教師「現時点でも精神的にはかなり大人。でも、3歳になれば、体はもっとよくなってくるんじゃないですか」 P.191 2歳馬診断「ヴァーミリアン・・・★★★★★★★　　スローペースでもピタリと折り合う。2番手を楽々と追走できるあたりに抜群の競馬センスを感じさせる。クラシックに向けて視界良好。」

BROTHERS & SISTERS
本馬の兄弟姉妹の動向です
サカラート Saqalat	2000年4月21日生まれ　父はアフリート　栗毛　栗東・石坂正厩舎所属 3歳秋現在の成績は（3－1－1－4） 9戦して3勝・すべてダートレースで3着以内5回 2004年06月20日プロキオンSで5着掲示板 2004年07月10日灘Sをレコードタイムで優勝
スカーレットベル Scarlet Bell	2001年4月6日生まれ　父はエリシオ　鹿毛　栗東・藤沢則雄厩舎所属 2歳秋現在グリーンウッドトレーニングにて鍛錬中 2004年6月27日3歳未勝利戦、初出走初勝利

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COMMENTS FROM THOSE INVOLVED
＊2004年10月10日のデビュー戦について　スポニチアネックス競馬2004年10月11日のニュースより　「鞍上の武豊は『新馬らしいペースでしたが、折り合いが付いて、しまいの反応がホント良かった。兄（サカラート）と違って芝の適性はかなりある。それに馬体がいい。楽しみな1頭ですね』と笑顔。石坂師は『入厩して丸1ヶ月ですが牧場で乗り込まれていたからね』と、期待していた。」『週刊Gallop』2004年10月17日号より P.155 「スローペースを2番手で折り合って追走。4コーナーはやや追い出しを我慢していたが、直線に向いてからは反応鋭く、スッと後続を突き放す。重心が低く、力強いフォームで追って味もある。将来性は十分。」 P.169 「★6つの高い評価。こちらはスローの瞬発力勝負を11秒台の豪脚で有力SS産駒たちをまとめて差し切った。直線あっさりと勝負を決めた内容は強いの一言。兄にはダートのオープンで活躍するサカラートがいるが、近親には今年の皐月賞馬ダイワメジャーなど芝の重賞勝ち馬がズラリと並ぶ名門牝系の出身。当然、クラスが上がっても劣ることのない器だ。」「レースの上がりが11秒1―11秒2。超スローの瞬発力勝負を直線前半であっさり決めてしまう姿には恐れ入る。雄大なフォームで圧倒」　『週刊Gallop』2004年10月24日号より P.96 「大物といえば、京都の2日目、芝1800ﾒｰﾄﾙを勝ったヴァーミリアンだろう。これはモノが違う。とにかく瞬発力が素晴らしく、前肢を叩きつけるフットワークも豪快。超スローペースだったとはいえ、上がり3ﾊﾛﾝの33秒8はなかなか出せない。石坂正調教師は『デビュー前から絶対走ると思っていたからね』と目じりを下げる。『2歳ではなかなか出せない上がりだし、走りにも迫力があるね。体はもう少し絞れそうだね。』と話す。2戦目はオープンの萩S（30日、京都）を予定している。ようやくエルコンドルパサー産駒から大物が誕生した。」
＊2004年10月30日の萩Sについてクラブ愛馬情報より「武騎手は『他の馬のマークがキツく、内に入れると包まれそうだったので外に出した。勝った馬との位置取りの差が大きく残念だ』と話しています。」『週刊Gallop』2004年11月07日号より P.150 「ジワッと出て中団の外に。直線に向いて追い出すとメンバー中一番の上がりで詰め寄ったが、惜しくも半馬身ほど届かない。とはいえ、能力の高さを証明する2着。」 P.152 武豊騎手（ヴァーミリアン2着）「スタートは上手じゃないよ。この馬自身は時計を詰めているし、2走目としては悪くない内容なんだけどね。直線で外に出て来られたりで、2番手グループを交わすのに手間取ったのが痛い」
＊2004年11月27日の京都2歳Sについて『週刊Gallop』2004年12月05日号より P.148 「出負けしたが、中団へ。外から伸びるが、勝ち馬とは瞬発力の差だろう。2人引きでも落ち着いている。」「武豊騎手『今日は意識的に早めに行った。ラストも伸びているが、最後は決め手の差だったからね』」
＊2004年12月25日のラジオたんぱ杯2歳S出走に際して『週刊Gallop』2004年12月26日号より P.64 「ヴァーミリアン・古川調教助手『前走後はハードな調教を重ねてきて、確実にパワーアップしています。馬体に逞しさも出てきたし、雰囲気はすごくいいですよ。若干、テンションが高くなっているが、許容範囲。力をフルに出せる下地は整っています』」同上「中間の調教から　ヴァーミリアン　大きなストライドでグイグイと駆け上がる。いつもながら気持ちふっくら気味の体つきで気合も上々。好調をキープしている。　（栗東・坂路　川田重幸）」『日刊ゲンダイ』2004年12月25日付久保助手「2走前は勝ち馬が楽逃げで、こっちはじっくりだろ。あれは展開のアヤ。前走にしても勝ち馬は内々で脚をためてたけど、この馬は自分から動いて外を回る展開になったからね。その差が最後に出ただけ。決して、力負けとは思ってない。」
＊2004年12月25日のラジオたんぱ杯2歳S優勝について『週刊Gallop』2005年1月5・10日号より P.147 レース短評「離れた2番手で自身がハナを切っているような形。勝負所からジワッと接近。直線半ばで先頭に立つと、後続の追撃を振り切って快勝。決め手勝負で勝利したことは今後に、いい形で繋がっていくはず。」 P.149 石坂正調教師「現時点でも精神的にはかなり大人。でも、3歳になれば、体はもっとよくなってくるんじゃないですか」 P.191 2歳馬診断「ヴァーミリアン・・・★★★★★★★　　スローペースでもピタリと折り合う。2番手を楽々と追走できるあたりに抜群の競馬センスを感じさせる。クラシックに向けて視界良好。」