山口県の自動車教習所での受験記


山口の匿名さん(51才)から受験記を送って頂きました。取得年月日:平成17年9月5日

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私の大型二種受験記録(平成17年9月5日合格)

私は実技試験10回目で合格しました。以下に私の合格までの感想ならびに気づきを述べます。大型一種免許は10年前に取得していましたが日頃は大型を運転していなことと、教習所とかでは全く練習をしないでの大型二種免許への挑戦です。サラリーマンですので毎日の受験はできませんでしたので4ヶ月かかりました。実技試験のバスは「9mバス」です。

1.筆記試験−−問題集(あっさり受かる第二種免許(「池田書店」)を購入しすべて問題を解きました。最初はいくらやっても85点くらいの点数でしたが5日目頃からは95点以上となりました。そこで自信がつきましたので交通センター(試験場)に行くことを決意しました。問題集を解いて来たけれども合格するのかと思いつつ受験開始です。試験問題を徐々に解いていきます。解いていくにつれ思ったことはほとんど問題集と同じ問題が出題してあるということです。これは「ラッキー」と思いどんどん解いていきました。3問ほど「うーんどうかな」という問題がありましたがその3問を除いたら自分では完璧という確信がありましたので残り時間20分で会場を後にしました。結果は合格でした。筆記試験対策は市販の問題集で十分と確信しています。

2.実技試験−−10回の実技試験のうち3回は場内で不合格です。不合格の内容は、1回目は鋭角で脱輪1回、2回目は方向変換で接輪2回と鋭角で接輪1回、3回目は縦列駐車で試 験官用のサイドミラーがポールに接触です。脱輪と接輪をしたときは大ショックをうけ、自分の技量はこんなものだったのかと真剣に悩みました。ここで2ヶ月実技試験を受験すること を一時中止することとなりました。その後はまた気持ちが復活し試験場に通うこととなりました。それでは私なりの実技試験のポイントを述べます。

1. とにかく気持ちを落ち着かせる。「試験だ−」と思わず、日頃の運転の延長と思うこと。それに慎重さを加える。また試験官はただ同乗しているだけと思うこと。試験官のペンが動いても動揺しないこと。また、「いやな試験官だなー」と思わないこと。また自分に勝つということです。あがり症の人は特に重要です。

2. 前回は成功したからといって雑にならないこと。雑になると接輪、またはそれに近い状況をおこしやすくなる。

3. 鋭角はコースいっぱいを利用すること。できるだけ大回りする気持ちでいること。バスの場合はタイヤが自分の背中よりまだ後ろにあるということを意識し、3回まで切り返しが可能であることを常に意識しておくこと。

4. 後方50cmの間隔が判らない場合は自分の位置がここまで来ると50cm以内であるという印を付けておくこと。私は常にコース外の芝生に印をしておきました。ただし、チラッと見る程度です。ルームミラーでいかにも距離を測っているかのような試験官へのアピールも大事です。ただ、8回目くらいからは目印がなくても判るようにはなりました。

5. 試験官用のサイドミラー(左側)を常に意識しておくこと。私が受験したバスは運転席からは全く見えない位置にサイドミラーが付いていました。さらには本来のサイドミラーより試験官用のミラーはさらに15cm程度出ています。ですから縦列駐車でポールに接触を1回、また路上試験で街路樹の枝(枝といってもかなり太い枝)に接触をしてしまい不合格となっています。それぞれの試験場の車は違いますから参考にはならないかもしれませんが注意すべきポイントには間違いないと思います。

6. 路上試験においては「これくらいはよかろー」は禁物です。たとえば駐車車両の側を通過する場合は、1m以上の間隔が保てない場合は確実に徐行すること。いらいらするかもしれませんが絶対に我慢をすることです。また1m以上の間隔が確保できても安全な速度で通過すること。ここで「安全な速度」の定義ですが、徐行よりわずか速い程度と解釈するべきと思います。また、駐車車両に人が乗っているかいないかを確認するしぐさも必要と思います。また、右折時の直進車の進路妨害は十分注意することです。

7. 信号機のない横断歩道では確実に処理することです。歩行者が待っていれば絶対に一旦停車です。歩行者がまだ横断歩道で待っていないときは、自分が横断歩道を通過すると同時にに歩行者が横断歩道を渡るかもしれない距離とタイミングを判断することです。このときはアクセルから足を離し、ブレーキペダルに足を載せていたほうがよいです。

8. 路端停車の位置合わせ(乗降口の中心)は確実に出来るように努力すること。無駄な減点をしないようにするためです。特に目標物が車体より遠く(車道と歩道の境にない場合)にある場合は試験前に現地で自分がこの位置に来たら目標物が乗降口に真中に来るということを確認しておくべきです。私は目視で目標物と乗降口の中心を確認していました。ただし、あまり長い時間は禁物です。「そろそろかな」のちょっと前くらいからです。さらにクラッチはすでにほとんど切っています。あまりクラッチを切るタイミングは気にしないでよいと思います。

9. 「合図が先か確認が先か」で私も悩みましたが、私は合図を先に出して5点確認後の発車で試験に臨みました。結局はどちらでもよいと思います。ただし、発車直前には左右のサイドミラーで再確認と、右後方の確認はしていました。

10.  外側線と路側帯表示はよく見極めることです。外側線は特に左折時はどんどん踏んで巻き込み防止の措置をしましょう。 

以上、私なりの受験の感想を述べました。HP管理者の方はよろしくお願いします。また、何かありましたらメールでも送ってください。