アカラス(毛包虫症)

2003.5.20 
 朝、ダックの鼻の横2cmのところに小さな丸いハゲを発見。
 虫にでもかまれたかな?と気にしていなかった。
 
 近所にオープンした獣医さんにサンポのついでに遊びに寄った。
  
 1時間半後、ショックを受けて病院を出る。

 お医者さんに聞いたこと&インターネットで調べたことをまとめてみました。

アカラス 毛包虫症。
ニキビダニの幼虫で体長約0.2mmの細長く、突起状の歩脚が4対ある
顕微鏡で見せてもらった。失神しそうだった。気持ちわる〜。
毛包虫(イヌニキビダニ)が毛包(毛穴)内に寄生して起こす炎症性の皮膚炎。
アカラスは正常な犬の皮膚にもくっついてるが、健康な皮膚では増殖できない。

感染経路は、母犬からの授乳時に感染するという説が有力。母親は発病せず免疫力の弱い1歳未満の子犬に出ることが多い。

 
高齢で発症する場合は、抵抗力が落ちる原因となる疾患を持っていることも疑われる。。
ダックは4歳半。普通はこの時期の発病はほとんど考えられないらしい。

患犬と長期同居しても感染しないので、発病するかどうかはこの虫が原因のすべてではなく、発病する犬の免疫力などにも問題があるといわれている。
移らないと聞いてほっとする。一緒に寝られなくなるのはさびしい。

症状は、目・口の周り・足の先等 局部性のものと 全身に広がるものがあり脱毛、赤みなどがある。
ダックの場合かゆみナシ
治療法は、薬浴(週一回を10週間続ける。元気がなくなる副作用あり)
       駆虫薬
(フィラリアの600倍の強さらしい
       抗生物質を併用する。
(炎症を抑えるため)

細菌感染・酵母菌感染などの二次感染がおこると、診断や治療がに困難となり、長期治療が必要になる。




今日のところは(発見当日)
薬が強く副作用があるということなので、炎症を止める抗生物質をもらって帰りました。
ダックの免疫力が高まって治ることを願って。
けれど老犬になったとき高い確率で再発は避けられないでしょうということでした。
1週間後、回復が見られなかったら、薬を使って治療になります。
どうかどうか、よくなりますように。

翌日 別の病院へ(翌日)
強い薬を使うかどうか私が決断するのは無理。
膵臓病でお世話になってる先生にアドバイスをもらいに行った。
アカラスは人や猫やそのほかの動物全般に普通に共生してるダニらしい。
人間も顔洗ってるけどついてるんだって〜〜〜。
何が原因で発症するのかわからないんですって。
炎症を抑える消毒液とフランスで認可されてるアカラス治療用首輪をもらってきた。

様子を見る(3日目)
アカラス用首輪は匂いがきつい。
ダックはまず「普通の首輪」を一日中つける練習。

治ってきた?(4日目)
なんとなく毛が伸びてハゲが見えなくなってる。
このままなおるのかな?

首輪装着(6日目)
治療用首輪の強烈なにおいがマシになった。
普通の首輪をつけるのに慣れたので、治療用首輪に替えてみる。
むちゃくちゃ嫌がらない・・・・・でも、幾分へこんでるようにも感じる。

治療停止(3週間後)

鼻の横のハゲはわからなくなりました。
多分、とっても軽い症状だったんだと思います。
炎症を抑える抗生物質だけで、落ち着いたようです。
完治はしないようなので、またダックの皮膚の力が落ちたときでてくると思います。
そのつど病院のお世話になります。

ネットでいろいろな症状を見ました。
ひどい子は本当にかわいそうでした。
飼い主さんの暖かい接し方、一生懸命の治療をみて、ダックも「痛い目にはあわせないぞ」と思ったのでした。
今回の病気レポートはこれでおしまいです。

参考にさせていただいたHPです。
もしアカラスと闘うことになったら、ここに行ってお勉強してきてください。