<注意>かなり昔のものです!私は一切修正はしていません。
とても長いので、プリントされるか、プロバイダとの接続を切ってから読むことをお勧めします。
第三回目の日記は・・・メンバーそれぞれを語る
春の風によじれて君のこと____文●佐川秀文
●今回は四人四様の他己紹介。(他己談義?)一人について三人がよってたかってしゃべります。
出会い、学生時代、女遍歴・・・。(大嘘)タイトルは「スピッツ」の一節を少し変形してつけました。
マサムネさん勝手に使ってスイマセン。”バンドやってなければ友達になってなかった”という四人の話はさて・・・。
「三輪テツヤ」
○三輪君と田村君は、小学校からの知り合いという。
田「初対面の時って覚えてないんです。転校生で双子だっていう・・・・」
○なにっ、双子?
田「女の人と、双子なの(笑)」
三「ネェちゃんのほうに印象あったんだ!?」
田「じゃなくて、双子っていうイメージだけで。転校生が来た、双子だーって。俺6年2組で、テツヤは5組だったから。
5組は関係ねぇなって。中学はいって一緒の班。後ろの席で」
○どんなヤツだったの?
田「案外、正義感とか強いヤツ」
○それに関して何かエピソードは。
田「いっぱい知ってるからな」
三「おまえ、なに言うだよ」
田「(口パクで三輪に伝える)」
三「(笑)わかったもういい、参った」
草「この二人には、二人にしか通じない言語がたくさんあるんですよ」
田「テツヤは真面目で、そのかわりいつもクラスの中心でいたような人物だった気がする。
高校別々だけど、生徒会長やったりしてっからな、この人は(笑)」
三「一度おろされたことあるけど」
○バンドとかは?
田「中二のとき、三年生が謝恩会かなんかでやってたの見て、アリスのコピーから始まった。
そのフォークバンドはポシャちゃったけど、すぐロックバンド組んで。7,8人メンバーいたんです。そのうちギターが3人で、
僕はジャンケンで負けてベースになりました。(笑)あ、そう言えば、昔からこいつ、女にはマメでしたね(笑)」
三「そこで止めとけ(笑)」
○次三輪君にあったのが崎山君。
崎「文化(服装学院)のサークルで。遊びでバンドしてるヤツ多かったけど、おお、結構気合い入ってんなって。
て言うか。結構ビート系のポップでおしゃれなヤツんなかで、こいつだけ皮ジャンに”SEX,DRUG,R&R”なんて書いてあって(笑)」
草「自分でペイントしたってやつ」
三「今度着てこうか(笑)」
○今もビール飲んでるけど、酒好きなんですか?
三「好きです」
田「でも飲むと暴れるから」
草「今は違うよ。飲むと説教ジジイになる(笑)」
三「なんでそんな目茶苦茶言うの」
(一同笑)
「草野マサムネ」
○第一印象は?
三「暗いヤツ(笑)」
田「俺はそうは思わなかったけど。マニアックなヤツだなって・・・・今で言うオタクとはちょっと違うんだけど」
草「オタクだよ」
田「草野は、美大生っぽかったな。大学行くまで美大生って知らなかったんだけど、こいつ見たとき、思ったんだよね。”あ、美大生ってこうなんだー”って(笑)」
○へー。
田「でもこいつは案外ルーズなんですよ。例えば・・・・朝8時の授業、それ絶対行かなくちゃってやつ、タイマーかけて起きて”オイッ草野、起きろ!”とか言っても寝る。そうやって学校行かないことがすごいありました。(笑)」
三「すべてに言えるね」
田「何よりも睡眠を優先してるヤツですね」
草「食うもの食わずに、寝れるだけ寝ちゃうんです」
○田村君と草野君でバンドをやり出した頃は?
草「最初3人で。ギター、ベース、ドラム。そこにテツヤが入ってきた」
田「テツヤがバンドやりたがってるの知ってたけど、草野と合わない気がして、紹介しなかったんだよね」
○性格が?
田「っていうか、二人ともリーダーシップとりたがるタイプだし」
草「でもテツヤ一番最初の日、文化の門の所に迎えに来てくれて、こーんなに手振って”こっちだよー”って。”いいヤツじゃん”なんて(笑)」
○当時の曲で、今でもプレイしてる曲ってあります?
田「ない。今考えるとけっこう笑えると思うんだけど、最初にコピーした曲が「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」だったから(笑)」
○18の頃?
田「そう。で次がステッペン・ウルフの「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」だしね(笑)」
○草野君はどんな人ですか?
崎「天邪鬼(あまのじゃく)っぽいな」
田「意外と常識人だよね」
三「でも、いばってる」
田「サル山の大将みたいなんだよな(笑)」
崎「あと、車に乗ると悪い人になる」
田「回りの車とか、信号にも怒るからね。助手席にいるヤツは大変」
三「咄嗟(とっさ)の判断は全然ダメ(笑)」
「崎山龍男」
三「いや、すっげえ好きなドラマーだったんだ。文化にはあまりドラマーいなくてね。だから崎ちゃん、ひっぱりだこだったんだ。人間的には全然わかんなかったけど。ドラム叩いてるとこしか見たことなかったから」
○サークルのとき一緒に飲みに行ったりしなかったの?
三「一回あったけど、あんま話さなかった。もともと人種が違うしね。バンドやってなかったら、友達にもなってなかったと思うし」
○へぇ。
草「それは、俺も、この3人のなかじゃ田村ぐらいかなぁ、バンドやってなくても友達になってたと思うのは。田村は3人全員と友達になってる可能性はあるけど。(笑)やっぱりバンドやってたっていうのは大きいよね」
○リズム隊コンビとしてどうです。
田「やっぱり、うまい人だなあ、って思った。金髪で、(笑)怖かったけど」
草「最初は茶色だったよ(笑)」
田とにかく崎ちゃんが来てくれたころみんな下手くそで、崎ちゃんがドラム叩いて、音があんなにまとまって聞こえたの初めてだったから」
草「俺も思った、すけぇって」
田「崎ちゃんに負けないように、頑張んなくちゃって思った。正直言って」
○人間的には?
田「一緒にバンドやり出してからもあんまり話したことなくて。でも半年くらいしてライブの前の日に家に泊まりに来たときがあって、話してみたら”なかなか話せるやつじゃん、こいつ”って感じになった。・・・・それから、あと、意外と単純な人だなあって。(笑)ストレートなんですよ」
三「すぐ怒ります(笑)」
田「隣の車がブーッなんて鳴らしたら”バカヤロー!”って(笑)」
三「すぐ怒る」
田「ヤンキーだって噂も(笑)」
崎「ヤンキーじゃないですよ」
(一同笑)
○でも校内のバンド10のうち5バンドでドラム叩いててなんでスピッツに?
崎「いやぁ、田村のピンクの”CHAO!”で(笑)」
田「こいつとなら一生やれるって?(笑)」
三「崎ちゃんはすごい人です。でもギャグのセンスがいまいちかな(笑)」
「田村アキヒロ」
三「最初あったときね、俺、ホッピングしてたの、原っぱで。そしたらこいつがそばに来て”やらしてよ”って。”いいよ”ってホッピング貸したら、こいつ狂ったように暗くなるまでひとりでホッピングやってました」
草「そのころからそういうヤツだったんだ」
三「あと昔、”ゼビウス”っていうファミコン流行ってて。俺少しそれかじってて、で、やってたら”貸して”って。それで賭けて5回くらい勝負したの。
そしたら5回とも俺が勝った。(笑)で、こいつ負けず嫌いだからさ、その日友達に”ゼビウス”借りて帰って徹夜で練習してさ、次の日俺に挑戦してきたの。俺は受けなかったですけどね。
小学校のときは、一緒に将棋クラブに入ってたけど、こいつ強かったもん。負けず嫌いだから。俺なんか歩の進み方しか知らなかったから、将棋倒ししてた(笑)」
草「田村は勉強でも何でも負けず嫌いだよね」
○バンドを組んだキッカケは。
草「最初は共通の友達に紹介してもらって。”田村となら合いそうだ”って。俺、そのころオタッキーなハードロック・ファンで、話したらすごい合ってね]
○崎山君が会ったのは?
崎「やっぱ、文化のスタジオで。田村、ピンクのベース持ってて、その上それに”CHAO!”って書いてあるわけ。(笑)おぉ、と思って。ピンクでCHAO、びっくりしました。(笑)初めて見るベースだったから(笑)」
○この負けず嫌いの田村君を総すると。
草「けっこう、冷めてる。田村を知らない人はひょうきんで優しい人とか思ってるかもしれないけど。太宰治の「人間失格」のようなヤツ。本当は(笑)」
三「いや、実際は冷めちゃいないんだよ。それもポーズだと思うな、俺は」
草「ああ、そうかもね。冷めてるフリ。負けず嫌いだしな(笑)」
○物とか動物に例えると。
三「ハコ(箱)」
田「なんでだよ(笑)」
草「猫とも言われてますよ」
崎「田村屋猫丸(笑)」
キラリ☆チェック☆この時のスピッツ情報の所にはスピッツのライブが新宿シアターサンモールでありますって。
小さいライブハウスなのかな?マサムネさんのところで、初対面の時テツヤが手を振って「こっちだよー」
って。それ見て私はやっぱりスピッツだーって・・・。ちょっとヘンに「ほっ」とした。
でも、なぜに田村君は「ハコ」?(笑)
2/20完成しました!