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試作 万葉仮名一覧
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■燕来る 時になりぬと 雁が鳴は 見歸鴈歌二首 燕来る 時になりぬと 雁が鳴は つばめくる ときになりぬと かりがねは 国偲ひつつ 雲隠り鳴く くにしのひつつ くもがくりなく 大伴家持 巻19 4144 ■大意 ツバメが来る夏になったと、雁は、故郷を思いつつ雲がくれて鳴いている。 |
■燕来る 時になりぬと 雁が鳴は 2016年7月24日 奈良県橿原市吉田町
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■あしひきの 八峰の椿 つらつらに あしひきの 八峰の椿 つらつらに あしひきの やつをのつばき つらつらに 見とも飽かめや 植ゑてける君 みともあかめや うゑてけるきみ 大伴家持 巻20 4481 つくづく見ても見飽きることがあろうか。 この椿をお植えになったあなたを。 |
■あしひきの 八峰の椿 つらつらに 2016年2月21日 奈良県五條市
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春の野に 霧立ち渡り 降る雪と 2016年3月6日 奈良県五條市
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2016年3月6日 奈良県五條市
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春の野に 霧立ち渡り 降る雪と 人の見るまで 梅の花散る はるののに きりたちわたり ふるゆきと ひとのみるまで うめのはなちる 筑前目田氏真上 巻5 839 原文 波流能努尓 紀理多知和多利 布流由岐得 比得能美流麻提 烏梅能波奈知流 はるののに きりたちわたり ふるゆきと ひとのみるまで うめのはなちる 大意 春の野に霧が立ち渡って、まるで、あれは降る雪かと人が見るほどに梅の花が散っている。 |
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■春されば まづ咲く宿の 梅の花 春されば まづ咲く宿の 梅の花 はるされば まづさくやどの うめのはな 独り見つつや 春日暮さむ ひとりみつつや はるひくらさむ 山上憶良 巻5 818 春になると最初に咲くこの家の梅の花を、 ただ一人で見ながら春の長い日を暮らすことであろうか。 |
■春されば まづ咲く宿の 梅の花 2016年2月7日 奈良県立馬見丘公園(奈良県広陵町)
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