音読み・訓読みを問はず、とにかく一字一音「 ゑ(we) 」の漢字一覧
                             
2022年11月4日    万葉散歩フォトギャラリー管理人 植芝 宏
 このページは原文と校異は奈良県橿原市立橿原図書館所蔵の国史大系第壹卷『日本書記』と国史大系第七卷『古事記』を底本(略称橿原)とし、
読みは日本古典文学大系『古事記』・『「日本書記上』・『「日本書記下』を底本として作成しました。
萬葉集は日本古典文学大系の『萬葉集一』・『萬葉集二』・『萬葉集三』・『萬葉集四』を底本として作成しています。
日本古典文学大系の略称を「日典」とします。

 例文は一例のみを示していますが、このページの詳細データが欲しい方はメールをください。
返信メールに詳細データのエクセルファイルを添付して差し上げます。
また、この万葉散歩は古いソフトを使って作っているため、表示できない漢字が多々有ります。
■1・■2・■3・・・などと、何とか表示できない漢字を表現してきましたがこれにも限界があります。
幸い詳細データのエクセルファイルでは表示できない漢字が随分と減ってきて、今では■1・■2・■3・・・などの漢字も表示できるようになりました。
しかしそれでもなお、原文の漢字を表現できないときは、国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷と国史大系第七卷を活用することにしました。
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷 日本書記 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991091
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第七卷 古事記  https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097
略称は「国立」としました。
さらに、史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ を漢字辞書として活用することにしました。

記載ミスの発見がございましたら、ご一報をお願いします。
お手間をおかけして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
メール uehiro08@kcn.ne.jp


古事記
一字一音 ■1
使用字数 25 5 2 1
■1…坐の左の人を口に換える。史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「坐」を検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AACVS15000108 の木簡の「坐」に同じ。

惠 発音「ゑ(we)」 25字
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
3803 古事記中卷 神武天皇 東征 K13 宇惠志波士加美 うweしはじかみ 植weし椒 we

■1…坐の左の人を口に換える 発音「ゑ(we)」 字
通し番号 見出し 見出し 本文/分注 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
1148 古事記上卷 天照大神と
須佐之男命
天の安の河の誓約 小書分注 ■76田部湯■1連 ぬかたべの
ゆweのむらじ
額田部の
湯坐の連
■76 ぬか べの ■1 weの むらじ
■76…額の宀無し。史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「額」を検索。
HNG単字検索−漢字規範史データセット保存会 1列目 名前 : HNG:神足變化經(開元寺版)-217 (額) に同じ。

餌 発音「ゑ(we)」 2字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 3 1 2 5 4
6238 古事記中卷 仲哀天皇 忍熊王の反逆 以粒爲餌 いひぼをもちてweにして 飯粒を以ちて餌に為て もちて いひ ぼを して weに

植 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
9748 古事記下卷 用明天皇 次植栗王 つぎにweくりのみこ 次に植栗の王 つぎに we くりの みこ
参考
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
35714 日本書紀巻第二十九 天武天皇十一年六月(壬戌朔)癸酉 682年6月12日 五位殖栗王卒 いつつのくらwiweくりのおほきみみまかりぬ 五つの位殖栗の王卒りぬ
1 2 3 4 5 6
いつつの くらwi we くりの おほきみ みまかりぬ


日本書記
一字一音 ■37
使用字数 58 19 13 9 5 3 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1
■37…叶の十を虐に換える。

惠 発音「ゑ(we)」 58字
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
6615 古事記中卷 応神天皇 矢河枝比売 K43 迩■漏岐由惠 にぐろきゆwe 丹黒き故 we
■…具の旧字体。史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「具」を検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AABUS48000163 の木簡の「具」に同じ。

殖 発音「ゑ(we)」 19字
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文
6937 日本書紀巻第六 垂仁天皇即位前紀
崇神天皇六十八年冬十二月
御間城入彦五十瓊殖天皇崩 みまきいりびこいにweのすめらみことかむあがりましぬ 御間城入彦五十瓊殖の天皇崩りましぬ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
いり びこ 五十 weの 天皇 すめらみこと かむあがりましぬ
参考
通し番号 見出し 原文 ひらがな文 訓読文
4327 古事記中卷 開化天皇 御眞木入日子印惠命 みまきいりびこいにweのみこと 御間城入彦五十瓊殖の命
1 2 3 4 5 6 7 8 9
いり いに weの みこと

衞 発音「ゑ(we)」 13字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
16247 日本書紀
巻第十四
雄略天皇十三年
春三月
己酉469年3月 N79 故思麼古喩衞爾 こしまこゆweに 小嶋子ゆweに we
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
20921 万葉集巻第十一 古謌集 11_旋頭歌_2367 _6/6 人兒由惠尓 ひとのこゆweに 人の児故に ひとの we

會 発音「ゑ(we)」 9字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
37349 日本書紀巻第三十 持統天皇二年春正月(庚申朔)丁卯 688年1月8日 設無遮大會於藥師寺 むしやだいweをやくしじにまうく 無遮大会を薬師寺に設く
9 1 2 3 4 8 5 6 7
まうく しや だい weを やく

餌 発音「ゑ(we)」 5字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 2 1 4 3
9947 日本書紀巻第九 神功皇后摂政前紀
仲哀天皇九年夏四月壬寅朔甲辰
庚辰200年
4月3日
取粒爲餌 いひぼをとりてweにして 粒を取りて餌に為て とりて いひぼを して weに

衛 発音「ゑ(we)」 3字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5
18867 日本書紀巻第十七 継体天皇七年九月 癸巳513年9月 N97 須衛陛嗚■ すweへをば 末辺をば we
■…麼の幺を公に換え、さらに公の筆順2を削る。
参考
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 本文/分注 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
8659 古事記下卷 雄略天皇 皇后求婚 K92 本文 ■惠弊尓波 すweへには 末方には we
■・・・汢の土を頁に換える。史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「須」を検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AABUS48001064 の木簡の「須」に同じ。
参考
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4
12166 日本書紀巻第十一 仁徳天皇即位前紀応神天皇 四十一年春二月 庚午310年2月15日 N43 須惠弊破 すweへは 末辺は we

哀 発音「ゑ(we)」 2字 、 埃 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3
286 日本書紀巻第一 神代上第四段一書第一 可愛少男歟 weをとこを 可愛少男を」とのたまふ 可愛 we 少男 をとこ
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文 1 3 2
337 日本書紀巻第一 神代上第四段一書第一 此云哀 これをばweといふ 此をば可愛と云ふ これをば いふ weと
2692 日本書紀巻第二 神代下第九段本文 此云埃 これをばweといふ 此をば可愛と云ふ これをば いふ weと

坐 発音「ゑ(we)」 2字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
29804 日本書紀
巻第二十五
大化五年三月
(乙巳朔)甲戌
649年3月30日 額田部湯坐連 ぬかたべのゆweのむらじ 額田部の湯坐の連 ぬか べの weの むらじ
参考
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 4 2 3
15275 日本書紀巻第十四 雄略天皇三年夏四月 己亥459年4月 此云臾衞 これをばゆweといふ 此をば湯人と云ふ これをば いふ weと

慧 発音「ゑ(we)」 2字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
24437 日本書紀
巻第二十二
推古天皇
三年
595年
是歳
百濟■慧聰來之 くだらのほふしweそうまうけり 百済の僧慧聡来けり 百濟 くだらの ほふし we そう まうけり  

善 発音「ゑ(we)」 2字
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文 1 2
373 日本書紀巻第一 神代上第四段一書第五 善少男 weをとこを 善少男を we 少男 をとこを

畫 発音「ゑ(we)」 2字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 3 1 2
21664 日本書紀巻第十九 欽明天皇十四年夏五月戊辰朔 553年5月1日 命畫工 weたくみにみことのりして 画工に命して みことのりして we たくみに

■37…叶の十を虐に換える 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 見出し 本文/分注 原文 ひらかな文 訓読文 2 3 1 4 5
1569 日本書紀巻第一 神代上第七段本文 本文 ■37樂如此■乎 かくweらくや 如此?楽くや ■37 we らく 如此 かく  
■…者の旧字体。

隈 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
5269 日本書紀
巻第三
神武天皇即位前紀
戊午年十有一月癸亥朔己巳
戊午前663年11月7日 N12 和例破椰隈怒 われはやweぬ 我はや飢ぬ we
参考
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
3824 古事記中卷 神武天皇 東征 K15 和礼波夜惠奴 われはやweぬ 吾はや飢ぬ we

廻 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 見出し 歌謡番号 本文/分注 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
1990 日本書紀
巻第一
神代上第八段本文 N1 小書分注 ■1廼夜覇■2岐廻 そのやへがきwe その八重垣we ■1 ■2 we
■1…「贈」の旧字体。■2…「餓」の旧字体。
参考
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
32756 日本書紀
巻第二十七
天智天皇十年
十二月(癸亥朔)癸酉
671年
12月11日
N126 阿例播倶流之衞 あれはくるしwe 吾は苦しwe we

穢 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文 1 9 2 3 4 5 6 7 8
1208 日本書紀
巻第一
神代上第六段本文 此云倶穢簸邏邏箇須 これをばくwe
はららかすといふ
此をば蹴
散と云ふ
これをば いふ we すと


萬葉集
一字一音 ■2
使用字数 96 12 10 4 3 2 2 1 1 1 1
■2…休の木を回に換える。

惠 発音「ゑ(we)」 96字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
32809 万葉集巻第十七 大伴家持 17_短歌/◎_3987 _4/5 許惠乃孤悲思吉 こweのこひしき 声の恋ひしき we

衞 発音「ゑ(we)」 12字
通し番号 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
15344 万葉集巻第八 8_題詞_1553 衞門大尉 weもんのだいじよう 衛門の大尉 we もんの だい じよう

咲 発音「ゑ(we)」 10字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
7855 万葉集巻第四 大伴家持 4_短歌/◎_718 _2/5 妹之咲■乎 いもがweまひを 妹が笑ひを いも we まひ
■…休の木を舞に換える。
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
8638 万葉集巻第五 山上憶良 5_長歌/○_804 異伝_26/57 惠麻比麻欲?伎 weまひまよびき 笑まひ眉引き we
■…毘の田が比の左横に付く。史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「毘」を検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AFITD11000105 の木簡の「毘」に同じ。

會 発音「ゑ(we)」 4字
通し番号 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
2236 万葉集巻第二 2_題詞_162 奉爲御齋會之夜 おほみためのごさいweのよる 奉為の御斎会の夜 奉爲 おほみための さい we よる

畫 発音「ゑ(we)」 3字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
1863 万葉集巻第二 柿本人麿 2_長歌_131 _9/39 縱畫屋師 よしweやし 縦しweやし よし we
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
22444 万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2659 _3/5 縱咲八師 よしweやし 縦しweやし よし we

通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
26512 万葉集巻第十三 作者未詳 13_短歌_3298 _1/5 縱惠八師 よしweやし 縦しweやし よし we

座 発音「ゑ(we)」 2字
通し番号 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
4582 万葉集巻第三 3_題詞_352 若湯座王歌一首 わかゆweのおほきみの
うたいちしゆ
若湯座の王の
歌一首
わか weの おほきみの うた いち しゆ

上 発音「ゑ(we)」 2字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
4656 万葉集巻第三 笠金村 3_短歌/○_364 _2/5 弓上振■ ゆずweふりおこせ 弓上振り起せ ゆず we ふり おこせ
■…起の己を巳に換える。

慧 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
8663 万葉集巻第五 山上憶良 5_長歌/○_804 _47/57 多キ可豆慧 たつかづwe 手束杖 we

淮 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文
37601 万葉集巻第二十 20_左注_4358 種淮郡上丁物部龍 すweのこほりのかみつよほろもののべのたつ 種淮の郡の上つ丁物の部の龍のなり
1 2 3 4 5 6 7 8
weの こほりの かみつ よほろ ものの べの たつ

■2…休の木を回に換える 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
22974 万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/◎_2760 _2/5 山澤■2具乎 やまさはweぐを 山沢恵具を やま さは ■2 we
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
18008 万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_1839 _3/5 惠具採跡 weぐつむと 恵具採むと we つむ

穢 発音「ゑ(we)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 2 1 6 7 3 4 5
8451 万葉集巻第五 山上憶良 5_序_794 _35/38 從來■離此穢土 むかしよりこの
weどをえんりす
来より此の
穢土を厭離す
より むかし えん りす この we どを



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