音読み・訓読みを問はず、とにかく一字一音「 わ(wa) 」の漢字一覧
                             
2023年1月1日    万葉散歩フォトギャラリー管理人 植芝 宏
 このページは原文と校異は奈良県橿原市立橿原図書館所蔵の国史大系第壹卷『日本書記』と国史大系第七卷『古事記』を底本(略称橿原)とし、
読みは日本古典文学大系『古事記』・『「日本書記上』・『「日本書記下』を底本として作成しました。
萬葉集は日本古典文学大系の『萬葉集一』・『萬葉集二』・『萬葉集三』・『萬葉集四』を底本として作成しています。
日本古典文学大系の略称を「日典」とします。

 例文は一例のみを示していますが、このページの詳細データが欲しい方はメールをください。
返信メールに詳細データのエクセルファイルを添付して差し上げます。
また、この万葉散歩は古いソフトを使って作っているため、表示できない漢字が多々有ります。
■1・■2・■3・・・などと、何とか表示できない漢字を表現してきましたがこれにも限界があります。
幸い詳細データのエクセルファイルでは表示できない漢字が随分と減ってきて、今では■1・■2・■3・・・などの漢字も表示できるようになりました。
しかしそれでもなお、原文の漢字を表現できないときは、国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷と国史大系第七卷を活用することにしました。
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷 日本書記 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991091
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第七卷 古事記  https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097
略称は「国立」としました。
さらに、史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ を漢字辞書として活用することにしました。

記載ミスの発見がございましたら、ご一報をお願いします。
お手間をおかけして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
メール uehiro08@kcn.ne.jp


古事記
一字一音
使用字数 149 11 2

和 発音「わ(wa)」 149字
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
6611 古事記中卷 応神天皇 矢河枝比売 K43 和迩佐能迩「佐能迩」袁 わにさのにを 丸邇坂の土を

丸 発音「わ(wa)」 11字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文
6561 古事記中卷 応神天皇 矢河枝比売 丸迩之比布礼能
意冨美之女
わにのひふれの
おほみのむすめ
丸迩の比布礼の
意富美の女
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
むすめ



勾 発音「わ(wa)」 2字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
4622 古事記中卷 崇神天皇 三輪山伝説 唯遺麻■三勾耳 ただのこれるをは
みわのみなりき
唯遺れる麻は
三勾のみなりき
ただ のこれる のみなりき
■…者の旧字体。


日本書記
一字一音
使用字数 89 57 30 6 5 5 3 2 2
■…汁の十を宛に換える。

和 発音「わ(wa)」 89字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
6406 日本書紀巻第五 崇神天皇八年冬十二月丙申朔乙卯 辛卯前90年12月20日 N16 瀰和能等能能 みわのとのの 三輪の殿の

輪 発音「わ(wa)」 57字
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
2273 日本書紀巻第一 神代上第八段一書第六 大三輪之~也 おほみわのかみなり 大三輪の神なり おほ ~ かみ なり

倭 発音「わ(wa)」 30字
通し番号 見出し 本文/分注 原文 ひらかな文 訓読文 1 6 2 3 4 5
1170 日本書紀巻第一 神代上第六段本文 小書分注 此云倭柯美野 これをばわかみやといふ 此をば少宮と云ふ これをば いふ やと

過 発音「わ(wa)」 6字
通し番号 見出し 西暦 本文/分注 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3
5182 日本書紀巻第三 神武天皇即位前紀戊午年十有一月癸亥朔己巳 戊午前663年11月7日 本文 怡奘過 いざわ 率わ
5184 日本書紀巻第三 神武天皇即位前紀戊午年十有一月癸亥朔己巳 戊午前663年11月7日 小書分注 過音倭 わのおとはわ 過の音は倭 わの おとは

王 発音「わ(wa)」 5字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 6 1 2 5 3 4
11590 日本書紀巻第十 応神天皇十六年春二月 乙巳285年2月 習ゥ典籍於王仁 もろもろのふみを
わににならひたまふ
諸の典籍を
王仁に習ひたまふ
ならひたまふ もろもろの 典籍 ふみを

口 発音「わ(wa)」 5字
通し番号 見出し 西暦 原文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
38911 日本書紀
巻第三十
持統天皇十年
夏四月(壬申朔)戊戌
696年
4月27日
鍬廿口稻一千
束水田四町
鍬二十口・稲一千束・水田四町 くは 廿 はた いね   つか こな ところ

委 発音「わ(wa)」 3字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7 8 9
21901 日本書紀
巻第十九
欽明天皇十五年
冬十二月
554年
12月
竹斯物部
莫奇委沙奇
つくしのもののべの
まがわさか
筑紫の物の部の莫奇委沙奇 つく しの ものの べの

曲 発音「わ(wa)」 2字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
34186 日本書紀巻第二十九 天武天皇四年夏四月(甲戌朔)癸未 675年4月10日 祭大忌~於廣P河曲 おほいみのかみをひろせの
かはわにまつらしむ
大忌の神を広瀬の
河曲に祭らしむ
9 1 2 3 8 4 5 6 7
まつらしむ おほ いみの ~ かみを ひろ P せの かは

■1…汁の十を宛に換える 発音「わ(wa)」 2字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
12733 日本書紀巻第十一 仁徳天皇三十年秋九月乙卯朔乙丑 壬寅342年9月11日 N53 ■1餓能朋例■2 わがのぼれば 我が泝れば ■1 ■2
■2…縻の糸を公に換え、さらに公の筆順2を消す。


萬葉集
一字一音
使用字数 534 35 12 1 1

吾 発音「わ(wa)」 35字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 検索用原文 訓読文 1 2 3 4
15834 万葉集巻第八 大伴坂上大嬢 8_短歌_1624 _1/5 吾之蒔有 吾之蒔有 吾が蒔ける まけ

集計範囲
集計 一例 通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
35 2433 万葉集巻第二 舎人 2_短歌/◎_177 _4/5 吾等哭涙 われなくなみた 吾哭く涙
わが 459 321 万葉集巻第一 中皇命、間人皇女 1_短歌/◎_11 _1/5 吾勢子波 わがせこは 吾が背子は
わぎ 132 2933 万葉集巻第二 柿本人麿 2_長歌/◎_207 _3/53 吾妹兒之 わぎもこが 吾ぎ妹児が
わご 36 793 万葉集巻第一 柿本人麿 1_長歌/◎_45 _2/25 吾大王 わごおほきみ 吾ご大王
わと 3 15876 万葉集巻第八 大伴家持 8_長歌_1629 _5/39 妹与吾 いもとわと 妹と吾と
わに 1 23464 万葉集巻第十二 柿本人麿歌集 12_短歌_2847 _2/5 吾莫戀 わになこひそと 吾にな恋ひそと
わは 1 20997 万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2381 _5/5 吾戀哉 わはこふるかも 吾は恋ふるかも
わを 4 1101 万葉集巻第一 長皇子 1_短歌_73 _4/5 吾松椿 わをまつつばき 吾をまつ椿
671  
われ 218 156 万葉集巻第一 雄略天皇 1_長歌/◎_1 _12/17 吾許曾居 われこそをれ 吾こそ居れ
われと 3 18798 万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌/◎_1983 _4/5 妹与吾師 いもとわれとし 妹と吾とし
われは 17 3992 万葉集巻第三 高市黒人 3_短歌/◎_275 _2/5 吾將宿 われはやどらむ 吾は宿らむ
われを 7 20195 万葉集巻第十 柿本人麿歌集 10_短歌/◎_2240 _5/5 君待吾 きみまつわれを 君待つ吾を

和 発音「わ(wa)」 534字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 検索用原文 訓読文 1 2 4 3 5 6
3731 万葉集巻第三 弓削皇子 3_短歌/◎_242 _5/5 和我不念久尓 和我不念久尓 我が思はなくに おもは

輪 発音「わ(wa)」 12字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
399 万葉集巻第一 額田王 1_長歌/◎_17 _2/15 三輪乃山 みわのやま 三輪の山 やま    
7823 万葉集巻第四 丹波大女娘子 4_短歌/◎_712 _2/5 三輪之■我 みわのはふりが 三輪の祝が はふり
■…祝の旧字体。

己 発音「わ(wa)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
26144 万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3272 _12/29 己之家尚乎 わがいへすらを 己が家すらを いへ すら

沫 発音「わ(wa)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
13241 万葉集巻第七 柿本人麿歌集 7_短歌/◎_1269 _4/5 三名沫如 みなわのごとし 水沫の如し わの ごとし

我 発音「わ(wa)」 0字

集計範囲
集計 通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
わが 86 873 万葉集巻第一 役民 1_長歌/◎_50 _35/47 我國■2 わがくには 我が国は
わぎ 11 17250 万葉集巻第九 柿本人麿歌集 9_短歌/◎_1775 _3/5 我妹兒何 わぎもこが 我ぎ妹児が
わご 6 183 万葉集巻第一 中皇命、間人老 1_長歌/◎_3 _2/18 我大王乃 わごおほきみの 我ご大王の
わを 1 21548 万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2489 _2/5 本我立 もとにわをたて 下に我を立て
104  
われ 36 22986 万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/◎_2762 _4/5 我共咲爲而 われとweまして 我と咲まして
われぞ 1 13363 万葉集巻第七 柿本人麿歌集 7_旋頭歌/○_1288 _6/6 我手折 われぞたをりし 我ぞ手折りし
われに 4 159 万葉集巻第一 雄略天皇 1_長歌/◎_1 _15/17 我許背齒 われにこそは 我にこそは
われは 3 33996 万葉集巻第十八 大伴池主 18_短歌_4074 _4/5 我佐不之毛 われはさぶしも 我は寂しも
われを 1 20192 万葉集巻第十 柿本人麿歌集 10_短歌/◎_2240 _2/5 我莫問 われをなとひそ 我をな問ひそ
■2…者の旧字体。



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