音読み・訓読みを問はず、とにかく一字一音「 ろ(ro)乙類 」の漢字一覧
                             
2022年10月24日    万葉散歩フォトギャラリー管理人 植芝 宏
このページは原文と校異は奈良県橿原市立橿原図書館所蔵の国史大系第壹卷『日本書記』と国史大系第七卷『古事記』を底本(略称橿原)とし、
読みは日本古典文学大系『古事記』・『「日本書記上』・『「日本書記下』を底本として作成しました。
萬葉集は日本古典文学大系の『萬葉集一』・『萬葉集二』・『萬葉集三』・『萬葉集四』を底本として作成しています。
日本古典文学大系の略称を「日典」とします。

 例文は一例のみを示していますが、このページの詳細データが欲しい方はメールをください。
返信メールに詳細データのエクセルファイルを添付して差し上げます。
また、この万葉散歩は古いソフトを使って作っているため、表示できない漢字が多々有ります。
■1・■2・■3・・・などと、何とか表示できない漢字を表現してきましたがこれにも限界があります。
幸い詳細データのエクセルファイルでは表示できない漢字が随分と減ってきて、今では■1・■2・■3・・・などの漢字も表示できるようになりました。
しかしそれでもなお、原文の漢字を表現できないときは、国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷と国史大系第七卷を活用することにしました。
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷 日本書記 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991091
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第七卷 古事記  https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097
略称は「国立」としました。
さらに、史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ を漢字辞書として活用することにしました。

記載ミスの発見がございましたら、ご一報をお願いします。
お手間をおかけして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
メール uehiro08@kcn.ne.jp


古事記

一字一音
使用字数 85 5 1 1

呂 発音「ろ(ro)乙類」 85字
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
2039 古事記上卷 大国主~ 須勢理毘売の嫉妬 K5 許斯与呂志 こしよろし 此し宜し

侶 発音「ろ(ro)乙類」 5字
通し番号 原文 ひらがな文 訓読文 5 1 2 3 4
176 古事記上卷并序 詔臣安萬侶 やつこやすまろにのりたまひて 臣安万侶に詔ひて のりたまひて やつこ やす ろに

樓 発音「ろ(ro)乙類」 1字
通し番号 見出し 見出し 原文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7 8 9
5560 古事記中卷 景行天皇 小碓命の東征 及摩キ樓波奴
人■182而
及摩都樓波奴人等を
言向け和平せ
また ひと ■182 どもを  
■182→芸の云を寺に換える。史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ 「等」で検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AAFPQ41000006 の「等」に同じ。
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
38600 万葉集巻第二十 大伴家持 20_長歌_4465 _21/59 麻キ呂倍奴 まつろへぬ 服従へぬ

廬 発音「ろ(ro)乙類」 1字
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
3771 古事記中卷 神武天皇 東征 K11 意■439牟廬夜尓 おほむろやに 大室屋に ■439
■439→≠フ且を屓に換え、屓の貝を田に換える(橿原)・・・富に作る(国立・日典) 古事記 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097 コマ番号48/484(68ページ4行目)。
史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ 「富」で検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AACVS15000089 の木簡「富」は■439(橿原)に似ている。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AACJT27000103 の木簡「富」の文字説明に 「 表面「富」は異体字「冨」。 」 とあります。


日本書記

一字一音
使用字数 198 14 12 3 2 1 1

呂 発音「ろ(ro)乙類」 198字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7 8
11714 日本書紀
巻第十
応神天皇
二十二年夏四月
辛亥291年4月 N40 豫呂辭枳
辭摩之魔
よろしき
しましま
寄ろしき嶋嶋

侶 発音「ろ(ro)乙類」 14字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
28255 日本書紀巻第二十五 大化元年秋七月
(丁卯朔)戊寅
645年7月12日 詔阿倍倉梯萬侶大臣
蘇我石川萬侶大臣曰
あへのくらはしまろのおほおみそがのいしかはの
まろのおほおみにみことのりしてのたまはく
阿倍の倉梯万侶の大臣・
蘇我の石川万侶の大臣に詔して曰はく
参考
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
28261 日本書紀巻第二十五 大化元年秋七月
(丁卯朔)己卯
645年7月13日 詔阿倍倉梯麻呂大臣
蘇我石川萬侶大臣曰
あへのくらはしまろのおほおみそがのいしかはの
まろのおほおみにみことのりしてのたまはく
阿倍の倉梯麻呂の大臣・
蘇我の石川万侶の大臣に詔して曰はく
上記二例の原文は国史大系『日本書記』も日本古典文学大系『日本書記』も同一。

慮 発音「ろ(ro)乙類」 12字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6
15532 日本書紀巻第十四 雄略天皇六年
春二月壬子朔乙卯
壬寅462年2月4日 N77 與慮斯企野磨 よろしきやま 宜しき山

廬 発音「ろ(ro)乙類」 3字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
30722 日本書紀
巻第二十六
斉明天皇四年
冬十月庚戌朔甲子
658年10月15日 N119 于之廬母倶例尼 うしろもくれに 後も暗に
参考
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
6606 古事記中卷 応神天皇 矢河枝比売 K43 宇斯呂傳波 うしろでは 後では

露 発音「ろ(ro)乙類」 2字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 漢字検索 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
5123 日本書紀
巻第三
神武天皇即位前紀
戊午年冬十月癸巳朔
戊午前663年
10月1日
N9 於朋務露夜珥 於朋務露夜珥 おほむろやに 大室屋に

稜 発音「ろ(ro)乙類」 1字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
27204 日本書紀巻第二十四 皇極天皇元年 642年是歳 N106 飫斯能■稜栖鳴 おしのひろせを 忍の広瀬を
■・・・毘の田が比の左横に付く。 史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ 「毘」で検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AFITD11000105 の「毘」に同じ。
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
34181 万葉集巻第十八 大伴家持 18_長歌_4094 _14/107 比呂美安キ美等 ひろみあつみと 広み厚みと

里 発音「ろ(ro)乙類」 1字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
30729 日本書紀巻第二十六 斉明天皇四年冬十月庚戌朔甲子 658年10月15日 詔秦大藏造萬里曰 はだのおほくらのみやつこまろに
みことのりしてのたまはく
秦の大蔵の造万里に
詔して曰はく
7 1 2 3 4 5 6 8
みことのりして はだの おほ くらの みやつこ ろに のたまはく
里(ろ)・・・日本古典文学大系の萬葉集は里の発音を「ろ(ro)乙類」としているが、国史大系は里を「り(ri)」と発音している。


萬葉集

一字一音
使用字数 295 7 1 1

呂 発音「ろ(ro)乙類」 295字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
168 万葉集巻第一 舒明天皇 1_長歌/◎_2 _3/13 取与呂布 とりよろふ 取り寄ろふ とり

侶 発音「ろ(ro)乙類」 7字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 6 5
16656 万葉集巻第九 9_短歌_1723 _4/5 根毛居侶雖見 ねもころみれど 懃見れど みれ
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
34654 万葉集巻第十八 大伴家持 18_長歌_4116 _31/45 根毛己呂尓 ねもころに 懃に

里 発音「ろ(ro)乙類」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
37890 万葉集巻第二十 刑部志可麿 20_短歌_4390 _4/5 以母加去去里波 いもがこころは 妹が心は
参考
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
37570 万葉集巻第二十 丈部与呂麿 20_短歌/○_4354 _4/5 伊母加己己呂波 いもがこころは 妹が心は

露 発音「ろ(ro)乙類」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
9702 万葉集巻第五 山上憶良 5_沈痾自哀文 發露懺悔也 はつろさんげするなり 発露懺悔するなり はつ さん げする なり



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