音読み・訓読みを問はず、とにかく一字一音「む(mu)」の漢字一覧
                             
2021年10月15日    万葉散歩管理人 植芝 宏

 岩波書店 日本古典文学大系『古事記祝詞』・『「日本書記上』・『「日本書記下』・『萬葉集一』・『萬葉集二』・『萬葉集三』・『萬葉集四』を底本としています。

 例文は一例のみを示していますが、「む(mu)」の詳細データが欲しい方はメールをください。
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また、この万葉散歩は古いソフトを使って作っているため、表示できない漢字が多々有ります。
■1・■2・■3・・・などと、何とか表示できない漢字を表現してきましたがこれにも限界があります。
幸い詳細データのエクセルファイルでは表示できない漢字が随分と減ってきて、今では■1・■2・■3・・・などの漢字も表示できるようになりました。
古事記・日本書紀・萬葉集における”検索用原文”ではなく”底本の原文(旧字)”を知りたい方、漢字の表記の有無や読みの種類・漢字の位置やその分布、
漢文の訓読みの順番等々をお知りになりたい方、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また記載ミスの発見がございましたら、ご一報をお願いします。
お手間をおかけして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
メール uehiro08@kcn.ne.jp


古事記

一字一音
使用字数 108 59 14 13 8 6 1 1 1 1

牟 発音「む(mu)」 108字
通し番号 見出し 見出し 歌謡番号 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
K5865 古事記中巻 景行天皇 小碓命の東征 K25 佐賀牟能袁怒迩 さがむのをのに 相武の小野に

将 発音「む(mu)」 59字
通し番号 見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 6 5 1 2 3 4
K7231 古事記中巻 応神天皇 天之日矛 将行吾祖之国 あがおやのくににいかむ 吾が祖の国に行かむ いか あが おや くにに

欲 発音「む(mu)」 14字
通し番号 見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 5 4 2 3
K2720 古事記上巻 葦原中国の平定 建御名方神の服従 然欲為力競 しからばちからくらべせむ 然らば力競べ為む しからば ちから くらべ

産 発音「む(mu)」 13字
通し番号 見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
K2413 古事記上巻 葦原中国の平定 天菩比神 高御産巣日神 たかみむすひのかみ 高御産巣日の神 たか ひの かみ

六 発音「む(mu)」 8字
通し番号 見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3
K6167 古事記中巻 景行天皇 倭建命の子孫 并六柱 あはせてむはしらなり 并せて六柱なり あはせて はしらなり

陸 発音「む(mu)」 6字
通し番号 見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
K4955 古事記中巻 崇神天皇 初国知らしし天皇 壱佰陸拾捌歳 ももあまりむそぢまりやとせ 壱佰陸拾捌歳   ももあまり そぢまり とせ

武 発音「む(mu)」 1字
通し番号
K8308
見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文
古事記下巻 允恭天皇 天皇の即位と氏姓の正定 云金波鎮漢紀武 こむはちむかむきむといふ 金波鎮漢紀武と云ふ
7 1 2 3 4 5 6
いふ こむ ちむ かむ むと

所 発音「む(mu)」 1字
通し番号 見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 2 1 3 4 5
K6353 古事記中巻 仲哀天皇 神功皇后の新羅征討 所知国者也 しらさむくになり 知らさむ国なり しらさ くに   なり

臨 発音「む(mu)」 1字
通し番号
K6430
見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文
古事記中巻 仲哀天皇 忍熊王の反逆 其懐妊臨産 そのはらみたまふがあれまさむとしき 其の懐妊みたまふが臨産れまさむとしき
1 2 4 3
その 懐妊 はらみたまふが むとしき あれまさ

无 発音「む(mu)」 1字
通し番号 見出し 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
K1172 古事記上巻 天照大神と須佐之男命 天の安の河の誓約 无邪志国造 むざしのくにのみやつこ 无邪志の国の造 しの くにの みやつこ


日本書紀

一字一音
使用字数 131 131 125 77 55 37 30 9 5 3 3 3 3 3 3 3 3 2 1 1 1 1

将 発音「む(mu)」 131字
通し番号
N3224
見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第二 神代下第九段一書第二 吾将退治幽事 われはさりてかくれたることををさめむ 吾は退りて幽れたる事を治めむ
1 6 2 5 3 4
われは 退 さりて をさめ かくれたる ことを

欲 発音「む(mu)」 125字
通し番号
N32787
見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第二十五 白雉四年 653年是歳 欲冀遷于倭京 ねがはくはやまとのみやこにうつらむ 「冀はくは倭の京に遷らむ
6 1 5 4 2 3
ねがはくは うつら やまとの みやこ

六 発音「む(mu)」 131字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 4 1 2 3
N38138 日本書紀巻第二十九 天武天皇十年
春正月(辛未朔)辛巳
681年1月11日 封六十戸 むそへをよさしたまふ 六十戸を封したまふ よさしたまふ へを

武 発音「む(mu)」 77字
通し番号
N1806
見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第一 神代上第七段一書第二 此云加武保佐枳保佐枳枳 これをばかむほさきほさききといふ 此をば神祝祝きと云ふ
1 11 2 3 4 5 6 7 8 9 10
これをば いふ きと

務 発音「む(mu)」 55字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 4 2 3
N33040 日本書紀巻第二十六 斉明天皇二年 656年是歳 此云太務 これをばたむといふ 此をば田身と云ふ これをば いふ むと

牟 発音「む(mu)」 37字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
N13082 日本書紀巻第十一 仁徳天皇即位前紀
応神天皇 四十一年春二月
庚午310年2月15日 N43 伊枳羅牟苔 いきらむと い伐らむと

身 発音「む(mu)」 30字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
N33039 日本書紀巻第二十六 斉明天皇二年 656年是歳 田身山名 たむはやまのななり 田身は山の名なり むは やまの ななり

無 発音「む(mu)」 9字
通し番号
N41527
見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第三十 持統天皇七年五月(己丑朔)癸卯 693年5月15日 設無遮大会於内裏 むしやだいweをおほうちにまうく 無遮大会を内裏に設く
7 1 2 3 4 6 5
まうく しや だい weを 内裏 おほうち

且 発音「む(mu)」 5字
通し番号
N623
見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第一 神代上第五段一書第四 且生火神軻遇突智之時 ひのかみかぐつちをうまむとするときに 火の神軻遇突智を生まむとする時に
8 7 1 2 3 4 5 6 9 10
むとする うま ひの かみ ちを   ときに

所 発音「む(mu)」 3字
通し番号 見出し 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 3 2 4
N1393 日本書紀巻第一 神代上第六段一書第一 汝所生児 いましがなさむこは 汝が生さむ児は いましが なさ こは

擬 発音「む(mu)」 3字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 3 2 1
N34088 日本書紀巻第二十六 斉明天皇七年
五月(乙未朔)丁巳
661年5月23日 擬献帝朝 みかどにたてまつらむとす 帝朝に献らむとす むとす たてまつら 帝朝 みかどに

水 発音「む(mu)」 3字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 4 3 1 2 5
N26443 日本書紀
巻第二十二
推古天皇
三年夏四月
595年4月 不知沈水以 ぢむといふことをしらずして 沈水といふことを知らずして しら むといふことを して

麻 発音「む(mu)」 3字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 5 1 2 3 4
N17989 日本書紀巻第十四 雄略天皇二十一年春三月 丁巳477年3月 以久麻那利 こむなりをもて 久麻那利を以て もて りを

夢 発音「む(mu)」 3字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
N19696 日本書紀巻第十六 武烈天皇即位前紀仁賢天皇十一年八月 戊寅498年8月 N93 夢須寐陀黎 むすびたれ 結び垂れ

霧 発音「む(mu)」 3字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
N9729 日本書紀巻第七 景行天皇四十年 庚戌110年是歳 N27 多陀珥霧伽弊流 ただにむかへる 直に向へる

弥 発音「む(mu)」 3字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3
N11729 日本書紀巻第九 神功皇后摂政四十九年春三月 己巳249年3月 布弥支 ほむき 布弥支(地名)

臨 発音「む(mu)」 3字
通し番号
N28608
見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第二十三 舒明天皇即位前紀推古天皇三十六年九月 628年9月 亦先王臨没 またさきのみかどうせたまはむとせしときに 亦先の王没たまはむとせしときに
1 2 3 5 4
また さきの みかど むとせしときに うせたまは

産 発音「む(mu)」 2字
通し番号
N6553
見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第四 開化天皇六年春正月辛丑朔甲寅 己丑前152年1月14日 生彦湯産隅命 ひこゆむすみのみことをうむ 彦湯産隅の命を生む
6 1 2 3 4 5
うむ ひこ すみの みことを

慕 発音「む(mu)」 1字
通し番号
N16434
見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第十四 雄略天皇二年秋七月 戊戌458年7月 荘飾慕尼夫人女 むにはしかしのむすめをかざらしめて 慕尼夫人の女を荘飾らしめて
5 1 2 3 4
荘飾 かざらしめて 夫人 はしかしの むすめを

茂 発音「む(mu)」 1字
通し番号 見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 6 2 3 4 5
N9508 日本書紀巻第七 景行天皇四十年 庚戌110年是歳 此云茂羅玖毛 これをばむらくもといふ 此をば?雲と云ふ これをば いふ もと

陸 発音「む(mu)」 1字
通し番号
N40598
見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第三十 持統天皇三年冬十月(庚戌朔)辛未 689年10月22日 奏欲免奴婢陸佰口 やつこむももたりをゆるさむとおもふとまうす 奴婢陸佰口を免さむと欲ふと奏す
7 6 5 1 2 3 4
まうす むとおもふと ゆるさ 奴婢 やつこ もも たりを

寐 発音「む(mu)」 1字
通し番号
N10925
見出し 西暦 検索用原文 ひらがな文 訓読文
日本書紀巻第九 神功皇后摂政前紀仲哀天皇九年冬十月己亥朔辛丑 庚辰200年10月3日 爰新羅王波沙寐錦 ここにしらきのこきしはさむきむ 爰に新羅の王波沙寐錦
1 2 3 4 5 6 7 8
ここに らきの こきし きむ


萬葉集

一字一音
使用字数 722 571 283 67 39 8 4 3 3 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1
■…伴の半を舞に換える。

将 発音「む(mu)」 722字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 2 1 3 4 5 6 7
M5693 万葉集巻第三 大伴家持 3_長歌_466 _25/25 将為須弁毛奈思 せむすべもなし 為む為方もなし

牟 発音「む(mu)」 571字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
M8411 万葉集巻第五 大伴旅人 5_短歌/◎_793 _2/5 牟奈之伎母乃等 むなしきものと 空しきものと

武 発音「む(mu)」 283字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
M440 万葉集巻第一 額田王 1_短歌/◎_20 _2/5 武良前野逝 むらさきのゆき 紫野逝(行)き さき ゆき

六 発音「む(mu)」 67字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
M620 万葉集巻第一 柿本人麿 1_短歌/◎_31 _3/5 与杼六友 よどむとも 淀むとも とも

無 発音「む(mu)」 39字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
M28881 万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌/◎_3605 _4/5 多延無日尓許曽 たyeむひにこそ 絶yeむ日にこそ ye

无 発音「む(mu)」 8字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
M34176 万葉集巻第十八 大伴家持 18_長歌_4089 _14/27 和枳弖之努波无 わきてしのはむ 別きて偲はむ

令 発音「む(mu)」 4字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 3 2 4 5
M14796 万葉集巻第八 大伴坂上郎女 8_短歌_1474 _4/5 鳴令響良武 なきとよむらむ 鳴き響むらむ なき とよ

身 発音「む(mu)」 3字
通し番号 巻_類_番号 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
M1062 万葉集巻第一 1_左注68 身人部王 むとべのおほきみ 身人部の王 べの おほきみ

謀 発音「む(mu)」 3字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 2 1 3 4 5 6
M6409 万葉集巻第四 丹比笠麿 4_長歌_509 _47/47 不告来二計謀 のらずきにけむ 告らず来にけむ のら

有 発音「む(mu)」 2字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3
M2126 万葉集巻第二 額田王 2_短歌_151 _1/5 如是有乃 かからむの かからむの 如是 かから

産 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
M31365 万葉集巻第十六 作者未詳 16_旋頭歌_3882 _3/6 鷲曽子産跡云 わしそこむとふ 鷲そ子産とふ わし

試 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
M13585 万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1323 _5/5 恋度味試 こひわたりなむ 恋ひ度(渡)りなむ こひ わたり

監 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 3 1 2 4 5
M2183 万葉集巻第二 高市皇子 2_短歌/○_156 _4/5 得見監乍共 みむとすれども 見むと為れども すれ ども

敢 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
M10086 万葉集巻第五 山上憶良 5_短歌_901 _4/5 可久夜歎敢 かくやなげかむ 斯くや嘆かむ なげか

生 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
M31368 万葉集巻第十六 作者未詳 16_旋頭歌_3882 _6/6 鷲曽子生跡云 わしそこむとふ 鷲そ子産とふ わし

悶 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3
M2968 万葉集巻第二 柿本人麿 2_長歌/◎_207 _37/53 遣悶流 なぐさむる 慰むる なぐさ

鵡 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
M14479 万葉集巻第八 山部赤人 8_短歌/◎_1431 _5/5 鳴尓鶏鵡鴨 なきにけむかも 鳴きにけむかも なき かも

務 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
M31086 万葉集巻第十六 作者未詳 16_短歌_3851 _5/5 見末久知香谿務 みまくちかけむ 見まく近けむ 谿

■…伴の半を舞に換える 発音「む(mu)」 1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
M8831 万葉集巻第五 山上憶良 5_長歌_813 _27/27 多布刀伎呂可■ たふときろかむ 尊きろかむ



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