音読み・訓読みを問はず、とにかく一字一音「 え(e) 」の漢字一覧
万葉散歩フォトギャラリー管理人 植芝 宏  メール uehiro08@kcn.ne.jp
 このページは原文と校異は奈良県橿原市立橿原図書館所蔵の国史大系第壹卷『日本書記』と国史大系第七卷『古事記』を底本(略称橿原)とし、
読みは日本古典文学大系『古事記』・『「日本書記上』・『「日本書記下』を底本として作成しました。
萬葉集は日本古典文学大系の『萬葉集一』・『萬葉集二』・『萬葉集三』・『萬葉集四』を底本として作成しています。
日本古典文学大系の略称を「日典」とします。

 例文は一例のみを示していますが、このページの詳細データが欲しい方はメールをください。
返信メールに詳細データのエクセルファイルを添付して差し上げます。
また、この万葉散歩は古いソフトを使って作っているため、表示できない漢字が多々有ります。
■1・■2・■3・・・などと、何とか表示できない漢字を表現してきましたがこれにも限界があります。
幸い詳細データのエクセルファイルでは表示できない漢字が随分と減ってきて、今では■1・■2・■3・・・などの漢字も表示できるようになりました。
しかしそれでもなお、原文の漢字を表現できないときは、国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷と国史大系第七卷を活用することにしました。
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第壹卷 日本書記 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991091
国立国会図書館デジタルコレクション 国史大系第七卷 古事記  https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097
略称は「国立」としました。
さらに、史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ を漢字辞書として活用することにしました。

記載ミスの発見がございましたら、ご一報をお願いします。
お手間をおかけして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
メール uehiro08@kcn.ne.jp


古事記
一字一音
使用字数 25 10 5 3 1 1
■…得の彳をさんずいに換える。

得 発音「え(e)」  25字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
5650 古事記中卷 景行天皇 小碓命の東征 御舩得進 みふねえすすみき 御舩え進みき ふね すすみき

通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 3 1 2
5792 古事記中卷 景行天皇 倭建命の薨去 不得■1 えあゆまず え歩まず ■1 あゆま
■1…歩の旧字体。

■…得の彳をさんずいに換える 発音「え(e)」  10字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 3 4 1 2
2228 古事記上卷 大国主~ 少名毘古那神と国作り ?作此國 このくにをえつくらむ 此の国を得作らむ つくらむ この くにを

通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 3 1 2
2603 古事記上卷 葦原中国の平定 言代主神の服従 不?白 えまをさじ え白さじ まをさ

愛 発音「え(e)」  5字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文
339 古事記上卷 伊邪那岐命と伊邪那美命 二神の結婚 先言阿那迩夜志愛「上」袁登古袁 さきにあなにやしえをとこをといひ 先に「阿那迩夜志愛袁登古袁」と言ひ
1 12 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
さきに いひ をと

獲 発音「え(e)」  3字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 1 5 2 3 4 6
9299 古事記下卷 顕宗天皇 置目老媼 ■2獲其御骨而 すなはちそのみかばねをえて 即ち其の御骨を獲て ■2 すなはち その かばねを
■2…即の旧字体。

荏 発音「え(e)」  1字
通し番号 見出し 原文 ひらがな文 訓読文
4358 古事記中卷 開化天皇 娶山代之荏名津比賣 やましろのえなつひめをめとして 山代の荏名津比売を娶して
9 1 2 3 4 5 6 7 8
めとして やま しろ めを

疫 発音「え(e)」  1字
通し番号 見出し 見出し 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4
4527 古事記中卷 崇神天皇 神々の祭祀 疫病多起 えやみさはにおこりて 疫病多に起りて やみ さはに おこりて


日本書紀
一字一音 ■220 ■60
使用字数 130 23 13 11 5 3 2 1 1 1 1 1
■220…役の彳をイに換える。 ■60…唄の口をさんずいに換える。

得 発音「え(e)」  130字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 3 1 2 5 4
22001 日本書紀巻第十九 欽明天皇十五年冬十二月 554年12月 欲出不得 いでむとすれどもえず い出むとすれども得ず むとすれども  

■220…役の彳をイに換える 発音「え(e)」  23字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
38271 日本書紀巻第三十 持統天皇六年三月(丙寅朔)壬午 692年3月17日 ??今年調■220 あはせてことしのえつきをゆるし 并せて今年の役調を免し
1 6 2 3 5 4
■1 あはせて ■2 ゆるし としの 調 つきを ■220
■1…漢字辞典オンライン https://kanji.jitenon.jp/kanjim/6490.html に同じだが、史的文字データベース連携検索システムで「并」を検索すると、出土木簡は「并」のように見える。
■2…免の旧字体。

獲 発音「え(e)」  13字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 4 3 2
28984 日本書紀巻第二十五 大化二年三月(癸亥朔)辛巳 646年3月19日 固不獲已 まことにやむことえず 固に已むこと獲ず まことに やむこと

朴 発音「え(e)」  11字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5
32890 日本書紀巻第二十八 天武天皇元年夏五月 672年5月 朴井連雄君 えのwiのむらじをきみ 朴の井の連雄君 えの wiの むらじ きみ

疫 発音「え(e)」  5字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4
6687 日本書紀巻第五 崇神天皇十二年
春三月丁丑朔丁亥
乙未前86年3月11日 疫病多起 えのやまひさはにおこりて 疫の病多に起りて えの やまひ さはに おこりて

胞 発音「え(e)」  3字
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文
222 日本書紀巻第一 神代上第四段本文 先以淡路洲爲胞 まづあはぢのしまをもてえとす 先づ淡路の洲を以て胞とす
1 5 2 3 4 7 6
まづ もて あは ぢの しまを えと

役 発音「え(e)」  2字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
38697 日本書紀巻第三十 持統天皇八年
三月(甲申朔)己亥
694年3月16日 原除u須郡今年
調役雜■255
やすのこほりのことしの
えつきくさぐさのみゆきゆるしやめよ
益須の郡の今年の
役調・雑のみ徭原し除めよ
10 11 1 2 3 4 5 7 6 8 9
ゆるし やめよ u すの こほりの としの 調 つき くさぐさの ■255 みゆき
■255…徭の彳をイに換える。

愛 発音「え(e)」  1字
通し番号 見出し 西暦 歌謡番号 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4 5
32753 日本書紀巻第二十七 天智天皇十年十二月(癸亥朔)癸酉 671年12月11日 N126 愛倶流之衞 えくるしwe え苦しwe we

■60…唄の口をさんずいに換える 発音「え(e)」  1字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 1 2 3 4
31608 日本書紀巻第二十七 天智天皇即位前紀
斉明天皇七年十二月
661年12月 寒極■60凍 さむきこときはまりて
えこほれり
寒きこと極りて
■60凍れり
さむきこと きはまりて ■60 こほれり

敢 発音「え(e)」  1字
通し番号 見出し 原文 ひらかな文 訓読文 1 4 2 3
977 日本書紀巻第一 神代上第五段一書第九 雷不敢來 いかづちえこじ 雷え来じ いかづち

衣 発音「え(e)」  1字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文
23526 日本書紀巻第二十 敏達天皇十四年三月(丁巳朔)丙戌 585年3月30日 便奪尼等三衣 たちまちにあまらのさむえをうばひて 便ちに尼等の三衣を奪ひて
1 6 2 3 4 5
便 たちまちに うばひて あま らの さむ えを

埃 発音「え(e)」  1字
通し番号 見出し 西暦 原文 ひらかな文 訓読文 4 3 1 2
4574 日本書紀巻第三 神武天皇即位前紀
甲寅年十有二月丙辰朔壬午
甲寅前667年12月27日 居于埃宮 えのみやにまします 埃の宮に居します まします えの みや


萬葉集
一字一音 ■220
使用字数 45 6 4 2 2 1 1 1 1
■220…役の彳をイに換える。

得 発音「え(e)」  45字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
4047 万葉集巻第三 高市黒人 3_短歌_283 _2/5 得名津尓立而 えなつにたちて 得名津に立ちて たち

衣 発音「え(e)」  6字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6
1553 万葉集巻第二 藤原鎌足 2_短歌/◎_95 _5/5 安見兒衣多利 やすみこえたり 安見児得たり やす

榎 発音「え(e)」  4字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5
31225 万葉集巻第十六 作者未詳 16_短歌_3872 _2/5 榎實毛利喫 えのみもりはむ 榎の実?り食む えの はむ

■220…役の彳をイに換える 発音「え(e)」  2字
通し番号 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文
838 万葉集巻第一 1_題詞_50 藤原宮之■220民作歌 ふぢはらのみやのえたみのつくるうた 藤原の宮の役民の作る歌
1 2 3 4 5 6 7 8
ふぢ はらの みや ■220 たみの つくる うた

荏 発音「え(e)」  2字
通し番号 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文
38214 万葉集巻第二十 20_左注_4418 荏原郡上丁物部廣足 えばらのこほりのかみつよほろもののべのひろたり 荏原の郡の上つ丁物の部の広足のなり
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ばらの こほりの かみつ よほろ ものの べの ひろ たり

愛 発音「え(e)」  1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
8693 万葉集巻第五 大伴旅人 5_短歌_806 _2/5 伊麻勿愛弖之可 いまもえてしか 今も得てしか

依 発音「え(e)」  1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 1 2 3 4 5 6 7
37068 万葉集巻第二十 元正天皇 20_短歌/◎_4293 _4/5 和礼尓依志米之 われにえしめし 朕に得しめし

獲 発音「え(e)」  1字
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 2 1 4 3
9408 万葉集巻第五 山上憶良 5_序_886 _8/32 在路獲疾 みちにありてやまひをえ 路に在りて疾を獲 ありて みちに やまひを

鬼 発音「え(e)」  1字
通し番号 巻_類_番号 原文 ひらがな文 訓読文
29453 万葉集巻第十五 15_題詞_3688 雪連宅滿忽遇鬼病
死去之時作歌一首
ゆきのむらじやかまろのたちまちにえやみにあひて
みまかりしときにつくるうたいちしゆ
雪の連宅満の忽に鬼病に遇ひて死去りし時に作る歌一首
1 2 3 4 5 8 6 7 9 10 11 12 13 14 15
ゆきの むらじ やか 滿 まろの たちまちに あひて やみに 死去 みまかりし   ときに つくる うた いち しゆ