べ(be)甲類・ 乙類に使用されている漢字の混用一覧
                            
2021年9月4日     万葉散歩フォトギャラリー管理人 植芝 宏

 岩波書店 日本古典文学大系『古事記祝詞』・『「日本書記上』・『「日本書記下』・『萬葉集一』・『萬葉集二』・『萬葉集三』・『萬葉集四』を底本としています。

 このページで疑問点(記載ミスの発見他、色々)がございましたら、メールをお願いします。
メール uehiro08@kcn.ne.jp


色分け

K …古事記
N …日本書紀
M …萬葉集

甲類
乙類


  ひらがな文 訓読文 原文/例数 使用されている甲類・乙類の漢字
M 〜べき 〜べき(助動詞) 弊伎 1    
N 〜べき 〜べき(助動詞) 倍枳 1    
M 〜べき 〜べき(助動詞) 倍吉 8 倍伎 5

M 〜べき 〜べき(助動詞) 弊伎 1
天平勝宝七歳乙未二月相替遣筑紫諸国防人等歌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 7
M37747 万葉集巻第二十 若舎人部広足 20_短歌/◎_4364 _4/5 奈流弊伎己等乎 なるべきことを なるべき事を 1 2 3 4 5 6 7
右二首茨城郡若舎人部廣足/二月十四日常陸国部領防人使大目正七位上息長眞人国嶋進歌数十七首但拙劣歌者不取載之

  ひらがな文 訓読文 原文/例数 使用されている甲類・乙類の漢字
M 〜べく 〜べく(助動詞) 部久 1    
M 〜べく 〜べく(助動詞) 倍久 16 応久 1 倍応

M 〜べく 〜べく(助動詞) 部久 1
庭中花作歌一首并短謌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 7 8 8 8
M34650 万葉集巻第十八 大伴家持 18_長歌_4113 _29/29 安流部久母安礼也 あるべくもあれや あるべくもあれや 1 2 3 4 5 6 7 8
同閏五月廿六日大伴宿祢家持作

  ひらがな文 訓読文 原文/例数 使用されている甲類・乙類の漢字
M あそべ 遊べ 安曽敞 1    
M あそべ 遊べ 阿蘇倍 2 安蘇倍 1

M あそべ 遊べ 安曽敞 1
至水海遊覽之時各述懷作歌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 7
M33804 万葉集巻第十八 遊行女婦土師 18_短歌_4047 _4/5 多努之久安曽敞 たのしくあそべ 楽しく遊べ 1 2 3 4 5 6 7
右一首遊行女婦土師/前件十五首歌者廿五日作之

M あそべ 遊べ 阿蘇倍 2 安蘇倍 1
雑謌/梅花謌卅二首并序/天平二年正月十三日萃于帥老之宅申宴會也
于時初春令月氣淑風和梅披鏡前之粉蘭樅瘡續V香加以曙嶺移雲松掛羅而傾盖夕岫結霧鳥封穀而迷林庭舞新蝶空歸故鴈
於是盖天坐地促膝飛觴忘言一室之裏開衿煙霞之外淡然自放快然自足若非翰苑何以■情詩紀落梅之篇古今夫何異矣宜賦園梅聊成短詠  ■…押の甲を慮に換える。
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5
M8950 万葉集巻第五 大判事丹氏麿 5_短歌_828 _3/5 阿蘇倍等母 あそべども 遊べども 1 2 3 4 5
大判事丹氏麿

雑謌/梅花謌卅二首并序/天平二年正月十三日萃于帥老之宅申宴會也
于時初春令月氣淑風和梅披鏡前之粉蘭樅瘡續V香加以曙嶺移雲松掛羅而傾盖夕岫結霧鳥封穀而迷林庭舞新蝶空歸故鴈
於是盖天坐地促膝飛觴忘言一室之裏開衿煙霞之外淡然自放快然自足若非翰苑何以■情詩紀落梅之篇古今夫何異矣宜賦園梅聊成短詠  ■…押の甲を慮に換える。
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5
M8998 万葉集巻第五 陰陽師礒氏法麿 5_短歌_836 _3/5 阿蘇倍等母 あそべども 遊べども 1 2 3 4 5
陰陽師礒氏法麿

安藝国長門嶋舶泊礒邊作歌五首
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5
M28982 万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌_3618 _3/5 安蘇倍杼母 あそべども 遊べども 1 2 3 4 5

  ひらがな文 訓読文 原文/例数 使用されている甲類・乙類の漢字
M いはひべ 斎瓮 以波比弊 1        
K いはひべ 忌瓮 忌瓮 2        
N いはひべ 忌瓮 忌瓮 1        
M いはひべ 斎瓮 斎戸 4 伊波比倍 2 忌戸 1 倍戸
斎忌戸 1        

M いはひべ 斎瓮 以波比弊 1
天平勝宝七歳乙未二月相替遣筑紫諸国防人等歌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 7 8 8 8
M37966 万葉集巻第二十 雀部広嶋 20_短歌_4393 _4/5 以波比弊等於枳弖 いはひべとおきて 斎瓮と置きて 1 2 3 4 5 6 7 8
右一首結城郡雀部廣嶋/二月十六日下総国防人部領使少目従七位下縣犬養宿祢淨人進歌数廿二首但拙劣歌者不取載之

  ひらがな文 訓読文 原文/例数 使用されている甲類・乙類の漢字
M すべ 為方、術 為便 54 須便 4 須敞 15 便敞
須弁 5 周弊 4 須部 4 弁弊部
須別 2 須弊 2 須辺 2 別弊辺
為部 2        
M すべ 為方 須倍 1        

M すべ 為方 須倍 1
天平勝宝七歳乙未二月相替遣筑紫諸国防人等歌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 7
M37863 万葉集巻第二十 大舎人部祢麿 20_短歌_4379 _4/5 伊刀毛須倍奈美 いともすべなみ いとも為方なみ 1 2 3 4 5 6 7
右一首足利郡上丁大舎人部祢麿/二月十四日下野国防人部領使正六位上田口朝臣大戸進歌数十八首但拙劣歌者不取載之

  ひらがな文 訓読文 原文/例数 使用されている甲類・乙類の漢字
K なべ 並べ 那倍 1    
N なべ 並べ 奈倍 1    
M なべ 並べ 奈倍 1    
M ならべ 並べ 奈良敞 1 那良敞 1
M ならべ 並べ 奈良倍 2    
N ならべ 並べ 那羅陪 2 奈羅陪 1

M ならべ 並べ 奈良敞 1 那良敞 1
思放逸鷹夢見感悦作歌一首并短謌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5
M33324 万葉集巻第十七 大伴家持 17_長歌_4011 _41/105 左奈良敞流 さならべる さ並べる 1 2 3 4 5
右射水郡古江村取獲蒼鷹形容美麗鷙雉秀群也
於時養吏山田史君麿調試失節野■乖候摶風之翅高翔匿雲腐鼠之餌呼留靡驗
於是張設羅網窺乎非常奉幣~祇恃乎不虞也粤以夢裏有娘子喩曰使君勿作苦念空費精~放逸彼鷹獲得未幾矣哉須叟覺寤有悦於懷因作却恨之歌式旌感信
守大伴宿祢家持九月廾六日作也  ■…狗の句を莫に換え、更に莫の大を匂に換える。

東謌/雑謌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 7
M27980 万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌_3450 _4/5 那良敞弖美礼婆 ならべてみれば 並べて見れば 1 2 3 4 5 6 7

  ひらがな文 訓読文 原文/例数 使用されている甲類・乙類の漢字
K 7 1     辺弁
N 1 1     辺謎
M 58 3 1 辺敞弊
M 1 1 1 隔弁部
M 1        

M 2
天平勝宝七歳乙未二月相替遣筑紫諸国防人等歌
通し番号 作者 巻_類_番号 句番 検索用原文 ひらがな文 訓読文 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5
M37608 万葉集巻第二十 丈部鳥 20_短歌/◎_4352 _1/5 美知乃倍乃 みちのべの 道の辺の 1 2 3 4 5
右一首天柱S上丁丈部鳥/二月九日上総国防人部領使少目従七位下茨田連沙弥麿進謌数十九首但拙劣歌者不取載之



トップページへ