萬葉集における「吾」・「我」の読みについて
万葉散歩フォトギャラリー管理人 植芝 宏  メール uehiro08@kcn.ne.jp
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@ 選定理由
 たとえば訓読文の表記に「吾が」とある場合、「 あが 」と読んでいいのか「 わが 」と読んでいいのか判らない。
訓読文の表記 集計
吾が 7
おのが     1
あが     4
わが     631

A 原因
原文が一字一音で表記されていない。
一例
作者 巻_類_番号 句番 題詞 原文 訓読文
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/◎_2639 _5/5 寄物陳思 吾之名■1兼 吾が名告りけむ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌/◎_2952 _1/5 正述心緒 吾齒之 吾が齡の
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3154 _1/5 羇旅發思 乞吾駒 いで吾が駒
万葉集巻第四 額田王 4_短歌/◎_488 _2/5 相聞/額田王思近江天皇作謌一首 吾戀居■2 吾が恋ひ居れば
■1…告の旧字体。漢字辞典オンライン https://kanji.jitenon.jp/kanjiy/13254.html に同じ。
■2…者の旧字体。漢字辞典オンライン https://kanji.jitenon.jp/kanjim/6408.html に同じ。
史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「者」を検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AACVS15000108 の木簡の「者」に似ているが、新字体のように見える。

B 対策
 A、漢字の後ろに()で読みを表記する。  例 いで吾(あ)が駒
 B、ルビを振る。   例 いで
 C、ひらがな文を加えて読みを確定する。

 「 音読み・訓読みを問はず、とにかく一字一音の漢字一覧 」では『古事記』・『日本書紀』・『萬葉集』にひらがな文を加えることにした。
しかし「ひらがな文を加える」というのも実に厄介なもので、()やルビならば読みが定かでない場合は加えずにスルーできるが、
「ひらがな文」はそうはいかない。曲がりなりにも読まないと次に進めないからである。
一例
作者 巻_類_番号 句番 題詞 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/◎_2639 _5/5 寄物陳思 吾之名■1兼 わがなのりけむ 吾が名告りけむ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌/◎_2952 _1/5 正述心緒 吾齒之 おのがよの 吾が齡の
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3154 _1/5 羇旅發思 乞吾駒 いであがこま いで吾が駒
万葉集巻第四 額田王 4_短歌/◎_488 _2/5 相聞/額田王思近江天皇作謌一首 吾戀居■2 わがこひをれば 吾が恋ひ居れば

C 現状の把握 
吾・我の解析 それぞれ一例を示す。
 A、吾
訓読 集計 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
吾が     7 作者未詳 11_短歌/◎_2639 _5/5 吾之名■1兼 わがなのりけむ 吾が名告りけむ
おのが         1 作者未詳 12_短歌/◎_2952 _1/5 吾齒之 おのがよの 吾が齡の
あが         4 作者未詳 12_短歌_3154 _1/5 乞吾駒 いであがこま いで吾が駒
わが         631 額田王 4_短歌/◎_488 _2/5 吾戀居■2 わがこひをれば 吾が恋ひ居れば
吾ぎ わぎ 44 柿本人麿 2_長歌/◎_207 _39/53 吾妹子之 わぎもこが 吾ぎ妹子が
わぎ こに 2 作者未詳 11_短歌_2709 _1/5 吾妹子 わぎもこに 吾ぎ妹子に
わぎ こと 1 柿本人麿歌集 7_短歌_1248 _1/5 吾妹子 わぎもこと 吾ぎ妹子と
わぎ こを 1 柿本人麿歌集 12_短歌_3128 _1/5 吾妹子 わぎもこを 吾ぎ妹子を
わぎ 40 柿本人麿 2_長歌/◎_207 _3/53 吾妹兒之 わぎもこが 吾ぎ妹児が
わぎ こに 1 作者未詳 11_短歌_2662 _1/5 吾妹兒 わぎもこに 吾ぎ妹児に
わぎ もこ     2 大伴家持 4_短歌_745 _3/5 吾妹之 わぎもこが 吾ぎ妹こが
わぎ もこに     1 柿本人麿歌集 11_短歌_2377 _3/5 吾妹 わぎもこに 吾ぎ妹こに
わぎ もこを     1 柿本人麿歌集 11_短歌_2397 _3/5 吾妹 わぎもこを 吾ぎ妹こを
わぎ もこし     1 柿本人麿歌集 12_短歌_2852 _3/5 吾妹 わぎもこし 吾ぎ妹こし
わぎ     25 作者未詳 12_短歌/◎_2869 _2/5 將死与吾妹 しなむよわぎも 死なむよ吾ぎ妹
わぎ     4 山部赤人 6_長歌/○_942 _14/25 吾宅乎見■2 わぎへをみれば 吾ぎ宅を見れば
わぎ     8 安都年足 4_短歌_663 _2/5 吾家之上二 わぎへのうへに 吾ぎ家の上に
わぎ への     1 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2401 _4/5 吾家門 わぎへのかどを 吾ぎ家の門を
吾妹子(ワギモコ)…吾が妹子(ワガイモコ)waga imoko → wagimoko 吾ぎ妹子(ワギモコ)
gaの母音aとimokoの母音iが重なってgaの母音aが省略されてgiとなった。
訓読 集計 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
吾ご わご 1 柿本人麿 3_長歌_239 _25/25 吾於富吉美可聞 わごおほきみかも 吾ご大君かも
おほ きみ     1 舎人吉年 2_短歌_152 _2/5 吾期大王乃 わごおほきみの 吾ご大王の
わご おほ きみ         20 柿本人麿 1_長歌/◎_45 _2/25 吾大王 わごおほきみ 吾ご大王
わご おほ きみ         3 大伴家持 19_長歌_4254 _38/45 吾大皇 わごおほきみ 吾ご大皇
わご おほきみ             9 大伴家持 3_短歌/◎_477 _5/5 吾王香聞 わごおほきみかも 吾ご王かも
わご おほきみ             3 田辺福麿歌集 6_長歌_1050 _2/41 吾皇之 わごおほきみの 吾ご皇の
吾ご大王(ワゴオホキミ)…waga oFokimi(ワガオホキミ) → wago oFokimi(ワゴオホキミ)
gaの母音aとoFokimiの先頭のo が重なってgaのaがoに置き換わりgoとなった。
訓読 集計 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
吾子     1 光明皇后 19_短歌_4240 _3/5 此吾子乎 このあこを 此の吾子を
    1 作者未詳 13_長歌/◎_3295 _9/22 通簀文吾子 かよはすもあご 通はすも吾子
    1 遣唐使母 9_長歌/○_1790 _14/15 吾思吾子 わがおもふわご 吾が思ふ吾子
    7 舎人 2_短歌/◎_177 _4/5 吾等哭涙 われなくなみた 吾哭く涙
がりし     1 作者未詳 11_短歌_2773 _4/5 吾許不來■2 わがりしこずは 吾許し来ずは
われ         62 大海人 1_短歌/◎_21 _5/5 吾戀目八方 われこひめやも 吾恋ひめやも
吾は ■2     10 作者未詳 12_短歌/◎_2869 _1/5 今■2吾■2 いまはあは 今は吾は
    1 作者未詳 13_短歌_3306 _5/5 吾八思u あはおもひまさる 吾は思ひ益る
    1 紀郎女 4_短歌/◎_644 _1/5 今?吾 いまはあは 今は吾は
    1 大伴坂上郎女 4_短歌_684 _1/5 今?吾波 いまはあは 今は吾は
あは         2 巨勢郎女 2_短歌_102 _5/5 吾孤悲念乎 あはこひもふを 吾は恋ひ思ふを
■2     2 作者未詳 14_短歌_3377 _5/5 吾■2余利尓思乎 わはよりにしを 吾は寄りにしを
わは         1 柿本人麿歌集 11_短歌_2381 _5/5 吾戀哉 わはこふるかも 吾は恋ふるかも
■2 4 柿本人麿歌集 7_短歌/◎_1269 _5/5 世人吾等■2 よのひとわれは 世の人吾は
われ ■2     103 藤原鎌足 2_短歌/◎_95 _1/5 吾■2毛也 われはもや 吾はもや
われは         23 高市黒人 3_短歌/◎_275 _2/5 吾將宿 われはやどらむ 吾は宿らむ
吾を     5 石川郎女 2_短歌/◎_108 _1/5 吾乎待跡 あをまつと 吾を待つと
    8 山上憶良 3_短歌/◎_337 _5/5 吾乎將待曾 わをまつらむそ 吾を待つらむそ
わを         4 長皇子 1_短歌_73 _4/5 吾松椿 わをまつつばき 吾をまつ椿
1 柿本人麿歌集 9_短歌_1697 _4/5 与久列杼吾等乎 よくれどわれを 避くれど吾を
われ     30 作者未詳 12_短歌/◎_3002 _5/5 妹待吾乎 いもまつわれを 妹待つ吾を
われ     2 作者未詳 11_短歌_2518 _2/5 吾呼送跡 われをおくると 吾を送ると
われ     1 作者未詳 12_短歌_3061 _5/5 吾少偲爲 われをしのはせ 吾を偲は為
われ     1 柿本人麿歌集 11_短歌_2462 _2/5 吾矣念■2 われをおもはば 吾を思はば
われ ■241     1 作者未詳 13_長歌_3305 _11/16 吾■241毛曾 われをもそ 吾をもそ
われを         7 柿本人麿歌集 10_短歌/◎_2240 _5/5 君待吾 きみまつわれを 君待つ吾を
吾に     1 作者未詳 12_短歌_3167 _5/5 吾尓所依兒等 わによするこら 吾に寄する児等
わに         1 柿本人麿歌集 12_短歌_2847 _2/5 吾莫戀 わになこひそと 吾にな恋ひそと
1 大伴家持 19_短歌_4191 _4/5 吾等尓可伎无氣 われにかきむけ 吾にかき向け
われ     15 大伴大伴坂上郎女 4_短歌/◎_564 _3/5 吾尓所依 われによせ 吾に依せ
われ     2 作者未詳 13_長歌_3303 _2/15 吾丹?樂 われにつぐらく 吾に告ぐらく
われ     1 大伴坂上郎女 4_短歌_684 _4/5 吾二可■3跡 われによるべしと 吾に寄るべしと
われ     1 柿本人麿歌集 11_旋頭歌/◎_2355 _5/6 吾迩應依 われによるべしと 吾に寄るべしと
われ     1 作者未詳 10_短歌_1939 _3/5 於吾欲得 われにもが 吾にもが
われに         1 作者未詳 11_短歌_2654 _5/5 吾聞爲 われにきかする 吾に聞か為る
吾も     1 高橋虫麿歌集 9_長歌_1759 _10/19 吾毛交牟 あもまじはらむ 吾も交はらむ
われ     16 山部赤人 3_短歌/◎_432 _1/5 吾毛見キ われもみつ 吾も見つ
われ     4 柿本人麿 2_長歌/◎_217 _18/34 音聞吾母 おときくわれも 音聞く吾も
われ     1 作者未詳 10_短歌_2090 _5/5 吾裳將偲 われもしのはむ 吾も偲はむ
われ     1 高市黒人 3_短歌_276 異伝_4/5 吾勢毛吾文 わがせもわれも 吾が背も吾も
吾し われ     6 作者未詳 12_短歌/◎_2909 _2/5 吾之念■2 われしおもはば 吾し思はば
われ     2 作者未詳 12_短歌_2940 _5/5 吾四九流四毛 われしくるしも 吾し苦しも
われ     1 舎人 2_短歌/◎_183 _5/5 吾志悲毛 われしかなしも 吾し悲しも
吾と あれと         1 大伴家持 19_長歌_4177 _19/31 君与吾 きみとあれと 君と吾と
わと         3 大伴家持 8_長歌_1629 _5/39 妹与吾 いもとわと 妹と吾と
れと     1 作者未詳 11_短歌_2629 _4/5 吾等念而 われとおもひて 吾と思ひて
われ     1 大伴坂上郎女 4_短歌/◎_688 _4/5 吾共咲爲而 われとweまして 吾と咲まして
われと         3 柿本人麿歌集 11_短歌_2419 _4/5 汝吾 いましとわれと 汝と吾と
吾のみ のみ     1 作者未詳 13_長歌_3329 _9/53 吾耳鴨 吾耳鴨 吾のみかも
あれ のみ     1 山上憶良 5_長歌/◎_892 _43/82 吾耳也之可流 吾耳也之可流 吾のみや然る
のみ     2 車持千年 6_長歌_913 _15/17 吾耳爲而 吾耳為而 吾のみして
われ のみ     3 作者未詳 10_短歌/◎_1986 _1/5 吾耳哉 吾耳哉 吾のみや
われ のみし     1 大伴家持 19_短歌_4178 _1/5 吾耳 吾耳 吾のみし
吾こそ われ 2 鏡王女 2_短歌/◎_92 _4/5 吾許曾u目 われこそまさめ 吾こそ益さめ
われ 1 雄略天皇 1_長歌/◎_1 _14/17 吾己曾座 われこそませ 吾こそ座せ
われ ■4 こそ     3 作者未詳 11_短歌_2831 _5/5 吾■4u われこそまされ 吾こそ益れ
吾や われ     4 大伯皇女 2_短歌/◎_165 _2/5 人尓有吾哉 ひとにあるわれや 人に有る吾や
われ     1 作者未詳 10_短歌/○_1927 _4/5 吾八更更 われやさらさら 吾やさらさら
われ     1 作者未詳 12_短歌_2875 _4/5 思之吾耶 おもひしわれや 思ひし吾や
吾そ われ     5 山部赤人 8_短歌/◎_1424 _3/5 來師吾曾 こしわれそ 来し吾そ
われ     1 作者未詳 11_短歌_2678 _5/5 吾其悔寸 われそくやしき 吾そ悔しき
吾ぞ 1 柿本人麿歌集 9_短歌_1705 _5/5 片待吾等叙 かたまつわれぞ 片待つ吾ぞ
われ     1 柿本人麿歌集 11_短歌_2440 _5/5 事待吾序 ことまつわれぞ 言待つ吾ぞ
吾さへ われ 1 作者未詳 12_短歌_3181 _3/5 吾左倍尓 われさへに 吾さへに
われ さへ     1 作者未詳 7_短歌_1090 _5/5 吾共所沾名 われさへぬれな 吾さへ濡れな
われ ■5 さへに     1 田辺福麿歌集 9_長歌_1801 _29/31 吾■5 われさへに 吾さへに
われ さへに     1 柿本人麿歌集 12_短歌/◎_2858 _5/5 吾与經 われさへにふれ 吾さへに触れ
吾かも われ かも     2 作者未詳 10_短歌_2339 _5/5 將戀吾鴨 こひむわれかも 恋ひむ吾かも
われ かも     1 大伴家持 4_短歌_682 _5/5 戀流吾毳 こふるわれかも 恋ふる吾かも
吾か われ     1 作者未詳 12_短歌_2917 _4/5 吾香惑流 われかまとへる 吾か惑へる
訓読 集計 通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 検索用原文 ひらがな文 訓読文
吾すら 1 18891 柿本人麿歌集 10_短歌_2001 _2/5 徃來吾等須良 往来吾等須良 かよふわれすら 往通ふ吾すら
■2…者の旧字体。漢字辞典オンライン https://kanji.jitenon.jp/kanjim/6408.html に同じ。
史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「者」を検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AACVS15000108 の木簡の「者」に似ているが、新字体のように見える。
■241…利の禾を口に換える。
■3…縁の旧字体。 ■4…社の旧字体。
■5…nの瓦無し。漢字辞典オンライン https://kanji.jitenon.jp/kanjim/6490.html に同じ。
 B、我
訓読 集計 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
我子     1 中臣宅守 15_短歌_3754 _4/5 多我子尓毛 まねくあこにも 多く我子にも
    1 山上憶良 5_長歌/○_904 _51/66 我例乞能米登 われこひのめど 我乞ひ祈めど
われ         7 作者未詳 7_短歌/◎_1096 _3/5 我見而毛 われみても 我見ても
我が あが         1 山上憶良 5_長歌_897 _18/39 我身上尓 あがみのうへに 我が身の上に
    1 作者未詳 13_短歌_3271 _5/5 我之心柄 わがこころから 我が心から
わが         123 磐姫皇后 2_短歌/◎_88 _5/5 我戀將息 わがこひやまむ 我が恋ひ止まむ
我は われ ■2     9 笠女郎 4_短歌_609 _2/5 我■2不念寸 われはおもはざりき 我は思はざりき
われ     1 山上憶良 5_長歌/○_904 _5/66 我波何爲 われはなにせむ 我は何為む
われは         4 大伴池主 18_短歌_4074 _4/5 我佐不之毛 われはさぶしも 我は寂しも
我ぎ わぎ 4 作者未詳 11_短歌_2609 _3/5 我妹子我 わぎもこが 我ぎ妹子が
わぎ 1 柿本人麿歌集 9_短歌/◎_1775 _3/5 我妹兒何 わぎもこが 我ぎ妹児が
わぎ もこが     1 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2401 _3/5 我妹 わぎもこが 我ぎ妹こが
わぎ もこに     2 柿本人麿歌集 11_短歌_2412 _1/5 我妹 わぎもこに 我ぎ妹こに
わぎ もこし     1 柿本人麿歌集 11_短歌_2462 _1/5 我妹 わぎもこし 我ぎ妹こし
わぎ     3 作者未詳 12_短歌/◎_3119 _5/5 綏解我妹 ひもとけわぎも 紐解け我ぎ妹
我ご わご おほ きみ 4 持統天皇 2_長歌_159 _2/21 我大王之 わごおほきみの 我ご大君の
わご おほきみ     2 檜隈女王 2_短歌/◎_202 _4/5 我王■2 わごおほきみは 我ご王は
我を     1 作者未詳 11_短歌_2751 _4/5 我乎待兒等波 あをまつこらは 我を待つ児等は
あを         2 山上憶良 5_序_886 _20/32 待我過日 あをまちてひをすごさば 我を待ちて日を過さば
わを         1 柿本人麿歌集 11_短歌_2489 _2/5 本我立 もとにわをたて 下に我を立て
われ     3 竹取翁 16_長歌_3791 _79/115 我矣思經蚊 われをおもへか 我を思へか
われを         1 柿本人麿歌集 10_短歌/◎_2240 _2/5 我莫問 われをなとひそ 我をな問ひそ
我に われ     2 竹取翁 16_長歌_3791 _49/115 我丹所來爲 われにおこせし 我に遣せし
われ     1 山上憶良 5_沈痾自哀文_897 P112_5 惣集于我 すべてわれにあつまる 惣て我に集まる
われに         6 柿本人麿歌集 7_短歌_1248 _5/5 我■1与 われにつげこそ 我に告げこそ
我も われ     6 娘子 16_短歌_3796 _5/5 我藻將依 われもよりなむ 我も依りなむ
われ     1 高市黒人 3_短歌_276 _1/5 妹母我母 いももわれも 妹も我も
我や われ     3 大伴家持 8_長歌_1629 _20/39 人有我哉 ひとなるわれや 人有る我や
われ     1 娘子 16_短歌_3801 _4/5 丹穗葉寐我八 にほはぬわれや 染はぬ我や
我そ われ     1 作者未詳 11_短歌_2571 _5/5 我衣苦寸 われそくるしき 我そ苦しき
われそ         1 柿本人麿歌集 11_短歌_2476 _4/5 擇爲我 yeらyeしわれそ 択らyeし我そ
我と われ     1 作者未詳 11_短歌/◎_2762 _4/5 我共咲爲而 われとweまして 我と咲まして
我か われ     1 作者未詳 13_長歌_3291 _14/22 我可將戀奈 われかこひむな 我か恋ひむな
我し われし         1 作者未詳 7_短歌_1121 _4/5 我通 われしかよはば 我し通はば
我ぞ われぞ         1 柿本人麿歌集 7_旋頭歌/○_1288 _6/6 我手折 われぞたをりし 我ぞ手折りし
■1…告の旧字体。漢字辞典オンライン https://kanji.jitenon.jp/kanjiy/13254.html に同じ。
■2…者の旧字体。漢字辞典オンライン https://kanji.jitenon.jp/kanjim/6408.html に同じ。
史的文字データベース連携検索システム https://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/ で「者」を検索。
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6AACVS15000108 の木簡の「者」に似ているが、新字体のように見える。

D 結果
代名詞 読み 集計
22
あが 4
あは 2
あれ 1
あれと 1
39
わが 631
わぎ 132
わご 36
わと 3
わに 1
わは 1
われ 283
われと 3
われに 1
われは 23
われを 7
わを 4
おのが 1
合計 1195
代名詞 読み
2
あが 1
あを 2
2
わが 123
わぎ 12
わご 6
われ 37
われし 1
われそ 1
われぞ 1
われに 6
われは 4
われを 1
わを 1
合計 200
代名詞「吾」・「我」共に読み「わ」・「われ」が圧倒的に多い。

E 疑問
 予想していたよりもあまりにも「あ・あれ」が少ない。
「吾」・「我」を本当に「あ・あれ・わ・われ」と詠んだのか疑問である。

F 一字一音の句との比較による「ひらがな文」の変更
変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3250 _9/28 吾念 わがおもふ 吾が思ふ あがおもふ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3297 _3/11 吾念 わがおもふ 吾が思ふ あがおもふ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3324 _21/89 吾思 わがおもふ 吾が思ふ あがおもふ
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2457 _5/5 我念人 わがおもふひと 我が思ふ人 あがおもふひと
万葉集巻第九 遣唐使母 9_長歌/○_1790 _14/15 吾思吾子 わがおもふわご 吾が思ふ吾子 あがおもふあご

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十七 大伴池主 17_短歌_4009 _4/5 安賀於毛布伎美乎 あがおもふきみを あが思ふ君を

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2439 _4/5 吾念妹 わがもふいもが 吾が思ふ妹が あがもふいもが
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2728 _4/5 我念妹之 わがもふいもが 我が思ふ妹が あがもふいもが
万葉集巻第四 志貴皇子 4_短歌/◎_513 _4/5 吾念妹尓 わがもふいもに 吾が思ふ妹に あがもふいもに
万葉集巻第八 大伴家持 8_長歌/○_1507 _12/31 吾念妹尓 わがもふいもに 吾が思ふ妹に あがもふいもに
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2057 _2/5 吾思妹 わがもふいもに 吾が思ふ妹に あがもふいもに
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_旋頭歌_2358 _5/6 吾念妹 わがもふいもに 吾が思ふ妹に あがもふいもに
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2487 _4/5 我思妹 わがもふいもに 我が思ふ妹に あがもふいもに
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_旋頭歌/◎_2355 _2/6 吾念妹■2 わがもふいもは 吾が思ふ妹は あがもふいもは
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2793 _4/5 吾思妹■2 わがもふいもは 吾が思ふ妹は あがもふいもは
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3263 _12/18 我念妹毛 わがもふいもも 我が思ふ妹も あがもふいもも
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3263 _14/18 我念妹毛 わがもふいもも 我が思ふ妹も あがもふいもも
万葉集巻第四 大伴田村大嬢 4_短歌_758 _4/5 吾念妹乎 わがもふいもを 吾が思ふ妹を あがもふいもを
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2418 _4/5 吾念妹 わがもふいもを 吾が思ふ妹を あがもふいもを
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2600 _4/5 吾念妹乎 わがもふいもを 吾が思ふ妹を あがもふいもを
万葉集巻第十二 柿本人麿歌集 12_短歌/◎_2843 _2/5 我念妹 わがもふいもを 我が思ふ妹を あがもふいもを
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2972 _4/5 我念君之 わがもふきみが 我が思ふ君が あがもふきみが
万葉集巻第四 笠女郎 4_短歌_605 _4/5 吾念君尓 わがもふきみに 吾が思ふ君に あがもふきみに
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2745 _4/5 吾念公尓 わがもふきみに 吾が思ふ君に あがもふきみに
万葉集巻第六 巨曽倍對馬 6_短歌_1024 _4/5 吾念君■2 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第八 笠金村 8_長歌_1453 _4/23 吾念公■2 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第八 長忌寸娘 8_短歌_1584 _2/5 吾念君■2 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2382 _4/5 吾念公 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2736 _4/5 吾念君■2 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3194 _2/5 吾念君■2 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第十三 作者未詳 13_短歌_3277 _2/5 吾思君■2 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3291 _6/22 吾念君■2 わがもふきみは 吾が思ふ君は あがもふきみは
万葉集巻第四 大伴坂上郎女 4_短歌_687 _2/5 吾念情 わがもふこころ 吾が思ふ情 あがもふこころ
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1382 _4/5 吾念心 わがもふこころ 吾が思ふ心 あがもふこころ
万葉集巻第九 田辺福麿歌集 9_長歌_1792 _24/25 吾念情 わがもふこころ 吾が思ふ情 あがもふこころ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3057 _4/5 吾念兒等之 わがもふこらが 吾が思ふ児等が あがもふこらが
万葉集巻第四 大伴坂上大嬢 4_短歌/◎_583 _4/5 我念人之 わがもふひとの 我が思ふ人の あがもふひとの
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3078 _4/5 吾念人之 わがもふひとの 吾が思ふ人の あがもふひとの
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3050 _4/5 吾念人■2 わがもふひとは 吾が思ふ人は あがもふひとは
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3051 異伝_4/5 吾念人乎 わがもふひとを 吾が思ふ人を あがもふひとを
■2…者の旧字体。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌_3542 _4/5 安我毛布伊毛我 あがもふいもが あが思ふ妹が
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌_3650 _4/5 安我母布伊毛尓 あがもふいもに あが思ふ妹に
万葉集巻第十五 中臣宅守 15_短歌_3740 _4/5 安我毛布伊毛尓 あがもふいもに あが思ふ妹に
万葉集巻第十五 中臣宅守 15_短歌/◎_3729 _2/5 安我毛布伊毛乎 あがもふいもを あが思ふ妹を
万葉集巻第十五 中臣宅守 15_短歌_3755 _2/5 安我毛布伊毛乎 あがもふいもを あが思ふ妹を
万葉集巻第十八 大伴家持 18_短歌_4045 _4/5 安我毛布支見我 あがもふきみが あが思ふ君が
万葉集巻第十七 大伴池主 17_短歌_3974 _4/5 安我毛布伎美波 あがもふきみは あが思ふ君は
万葉集巻第二十 大伴村上 20_短歌_4299 _4/5 安我毛布伎美波 あがもふきみは あが思ふ君は
万葉集巻第二十 大伴家持 20_短歌_4451 _2/5 安我毛布伎美波 あがもふきみは あが思ふ君は
万葉集巻第二十 中臣清麿 20_短歌_4504 _2/5 阿我毛布伎美波 あがもふきみは あが思ふ君は
万葉集巻第十五 中臣宅守 15_短歌_3785 _4/5 安我毛布許己呂 あがもふこころ あが思ふ心
万葉集巻第二十 安宿王 20_短歌_4301 _4/5 伎美乎安我毛布 きみをあがもふ 君をあが思ふ

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作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2964 _5/5 吾念有家留 わがもへりける 吾が思へりける あがもへりける
万葉集巻第十六 作者未詳 16_短歌/◎_3804 _5/5 吾念有來 わがもへりける 吾が思へりける あがもへりける
万葉集巻第四 中臣女郎 4_短歌_676 _3/5 吾念有 わがもへる 吾が思へる あがもへる
万葉集巻第十三 作者未詳 13_短歌_3246 _3/5 吾思有 わがもへる 吾が思へる あがもへる
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3284 _3/13 吾念有 わがもへる 吾が思へる あがもへる
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3286 _3/11 吾念有 わがもへる 吾が思へる あがもへる
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌/◎_3288 _5/15 我念有 わがもへる 我が思へる あがもへる
万葉集巻第十九 藤原清河 19_短歌_4244 _3/5 吾念有 わがもへる 吾が思へる あがもへる
万葉集巻第十九 阿倍老人母 19_短歌_4247 _3/5 吾念有 わがもへる 吾が思へる あがもへる
万葉集巻第四 門部石足 4_短歌_568 _5/5 我念流吉美 わがもへるきみ 我が思へる君 あがもへるきみ
万葉集巻第八 紀少鹿女郎 8_短歌_1661 _5/5 吾念有公 わがもへるきみ 吾が思へる君 あがもへるきみ
万葉集巻第二 額田王 2_短歌/◎_112 _5/5 吾念流碁騰 わがもへるごと 吾が思へる如 あがもへるごと
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌/◎_1381 _5/5 吾念有良武 わがもへるらむ 吾が思へるらむ あがもへるらむ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3054 _5/5 吾念有良武 わがもへるらむ 吾が思へるらむ あがもへるらむ

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十五 作者未詳 15_長歌_3627 _45/71 安我毛敞流 あがもへる あが思へる

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作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1354 _4/5 不念吾之 おもはぬわれし 思はぬ吾し おもはぬあれし
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1312 _2/5 吾之念■2 われしおもはば 吾し思はば あれしおもはば
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2568 _2/5 吾之念■2 われしおもはば 吾し思はば あれしおもはば
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌/◎_2909 _2/5 吾之念■2 われしおもはば 吾し思はば あれしおもはば
万葉集巻第二 舎人 2_短歌/◎_183 _5/5 吾志悲毛 われしかなしも 吾し悲しも あれしかなしも
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1121 _4/5 我通 われしかよはば 我し通はば あれしかよはば
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1343 _5/5 吾之苅而■2 われしかりてば 吾し刈りてば あれしかりてば
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2940 _5/5 吾四九流四毛 われしくるしも 吾し苦しも あれしくるしも
万葉集巻第六 元興寺僧 6_旋頭歌/○_1018 _5/6 吾之知有■2 われししれらば 吾し知れらば あれししれらば
万葉集巻第四 大伴宿奈麿 4_短歌_533 _5/5 吾四乏毛 われしともしも 吾し羨しも あれしともしも
■2…者の旧字体。

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作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十七 大伴池主 17_短歌_3975 _5/5 安礼之可奈思母 あれしかなしも あれし悲しも

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作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2539 _4/5 我哉然念 われやしかもふ 我や然思ふ あれやしかもふ

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十四 柿本人麿歌集 14_短歌_3470 _4/5 安礼也思加毛布 あれやしかもふ あれや然思ふ

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作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2815 _4/5 吾之片戀■2 わがかたこひは 吾が片恋は あがかたこひは
■2…者の旧字体。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十七 大伴坂上郎女 17_短歌_3929 _4/5 安我加多孤悲乃 あがかたこひの あが片恋の

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作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第四 柿本人麿 4_短歌/◎_497 _3/5 如吾歟 わがごとか 吾が如とか あがごとか
万葉集巻第六 大伴旅人 6_短歌_961 _3/5 如吾 わがごとく 吾が如く あがごとく
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌/◎_2137 _3/5 如吾 わがごとく 吾が如 あがごとく
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2375 _3/5 如我 わがごとく 我が如く あがごとく

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十五 狭野弟上娘子 15_短歌/○_3750 _3/5 安我其等久 あがごとく あが如く

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作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第二 舎人 2_短歌/◎_190 _4/5 此吾心 このわがこころ 此の吾が心 このあがこころ
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1352 _1/5 吾情 わがこころ 吾が情 あがこころ
万葉集巻第十二 柿本人麿歌集 12_短歌_2842 _1/5 我心 わがこころ 我が心 あがこころ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2887 _3/5 吾意 わがこころ 吾が心 あがこころ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_短歌_3271 _1/5 我情 わがこころ 我が情 あがこころ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3289 _11/15 吾情 わがこころ 吾が情 あがこころ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3333 _19/23 我心 わがこころ 我が心 あがこころ
万葉集巻第八 穂積皇子 8_短歌/◎_1513 _5/5 吾情痛之 わがこころいたし 吾が情痛し あがこころいたし
万葉集巻第四 大伴坂上郎女 4_短歌_657 _5/5 吾意可聞 わがこころかも 吾が心かも あがこころかも
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2171 _5/5 吾情可聞 わがこころかも 吾が情かも あがこころかも
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2721 _5/5 吾情可聞 わがこころかも 吾が心かも あがこころかも
万葉集巻第十三 作者未詳 13_短歌_3271 _5/5 我之心柄 わがこころから 我が心から あがこころから
万葉集巻第四 広河女王 4_短歌/◎_694 _5/5 吾心柄 わがこころから 吾が心から あがこころから
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3025 _5/5 吾情柄 わがこころから 吾が情から あがこころから
万葉集巻第四 阿倍女郎 4_短歌_514 _5/5 我情副 わがこころさへ 我が情さへ あがこころさへ
万葉集巻第八 笠縫女王 8_短歌_1611 _5/5 吾情キ末 わがこころつま 吾が情夫 あがこころつま
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/◎_2525 _4/5 吾情利乃 わがこころどの 吾が心心の張りの あがこころどの
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3055 _4/5 吾心~之 わがこころどの 吾が心神(心の張り)の あがこころどの
万葉集巻第十九 大伴家持 19_短歌_4173 _4/5 吾情度乃 わがこころどの 吾が情神(心の張り)の あがこころどの
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌/◎_1336 _5/5 吾情熾 わがこころやく 吾が情焼く あがこころやく

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌_3526 _3/5 安我己許呂 あがこころ あが心
万葉集巻第十五 作者未詳 15_長歌_3627 _23/71 安我己許呂 あがこころ あが心

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2129 _4/5 鴈■2言戀 かりはわがこひ 鴈はわが恋 かりはあがこひ
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_1920 _2/5 ■6吾戀 しげきわがこひ 繁き吾が恋 しげきあがこひ
万葉集巻第二 柿本人麿 2_短歌_140 _5/5 吾不戀有牟 わがこひざらむ 吾が恋ひざらむ あがこひざらむ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2606 _5/5 吾不戀將有 わがこひざらむ 吾が恋ひざらむ あがこひざらむ
万葉集巻第十七 旅人従者 17_短歌_3891 _5/5 吾孤悲射良牟 わがこひざらむ 吾が恋ひざらむ あがこひざらむ
万葉集巻第八 山上憶良 8_短歌_1518 _3/5 吾戀之 わがこひし 吾が恋ひし あがこひし
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2048 _3/5 吾戀之 わがこひし 吾が恋ひし あがこひし
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3105 _4/5 吾戀死■2 わがこひしなば 吾が恋ひ死なば あがこひしなば
万葉集巻第十六 作者未詳 16_短歌_3858 _2/5 吾戀力 わがこひぢから 吾が恋ひ力 あがこひぢから
万葉集巻第十六 作者未詳 16_短歌_3859 _2/5 吾戀力 わがこひぢから 吾が恋ひ力 あがこひぢから
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2480 _5/5 我戀■7 わがこひづまを 我が恋妻を あがこひづまを
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2371 _4/5 吾戀■7 わがこひづまを 吾が恋妻を あがこひづまを
万葉集巻第十二 柿本人麿歌集 12_短歌_2863 _5/5 吾不戀 わがこひなくに 吾が恋ひなくに あがこひなくに
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2767 _4/5 吾戀南雄 わがこひなむを 吾が恋ひなむを あがこひなむを
万葉集巻第四 笠女郎 4_短歌_596 _3/5 吾戀二 わがこひに 吾が恋に あがこひに
万葉集巻第四 藤原麿 4_短歌_523 _5/5 吾戀尓來 わがこひにける 吾が恋ひにける あがこひにける
万葉集巻第十三 作者未詳 13_短歌_3264 _5/5 吾戀尓來 わがこひにける 吾が恋ひにける あがこひにける
万葉集巻第六 大伴坂上郎女 6_長歌_963 _7/9 吾戀之 わがこひの 吾が恋の あがこひの
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1213 _3/5 吾戀 わがこひの 吾が恋の あがこひの
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2385 _3/5 吾戀 わがこひの 吾が恋の あがこひの
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2236 _3/5 吾戀 わがこひは 吾が恋は あがこひは
万葉集巻第四 大伴家持 4_短歌_743 _1/5 吾戀■2 わがこひは 吾が恋は あがこひは
万葉集巻第六 車持千年 6_短歌_916 _3/5 吾戀 わがこひは 吾が恋は あがこひは
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/◎_2814 _1/5 吾戀■2 わがこひは 吾が恋は あがこひは
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2902 _1/5 吾戀■2 わがこひは 吾が恋は あがこひは
万葉集巻第四 作者未詳 4_短歌_551 _5/5 吾戀卷■2 わがこひまくは 吾が恋ひまくは あがこひまくは
万葉集巻第八 鏡王女 8_短歌/◎_1419 _5/5 吾戀u わがこひまさる 吾が恋ひ益さる あがこひまさる
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2632 _4/5 我戀不止 わがこひやまじ 我が恋ひ止まじ あがこひやまじ
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_1910 _4/5 吾戀不止 わがこひやまず 吾が恋ひ止まず あがこひやまず
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2469 _5/5 吾戀不止 わがこひやまず 吾が恋ひ止まず あがこひやまず
万葉集巻第二 磐姫皇后 2_短歌/◎_88 _5/5 我戀將息 わがこひやまむ 我が恋ひ息まむ あがこひやまむ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2958 _5/5 我戀將息 わがこひやまむ 我が恋ひ息まむ あがこひやまむ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2738 _5/5 吾戀將止 わがこひやまむ 吾が恋ひ止まむ あがこひやまむ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2883 _4/5 吾戀山目 わがこひやまめ 吾が恋ひ止まめ あがこひやまめ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2883 異伝_5/5 吾戀止目 わがこひやまめ 吾が恋ひ止まめ あがこひやまめ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3250 _28/28 吾戀八鬼目 わがこひやまめ 吾が恋ひ止まめ あがこひやまめ
万葉集巻第四 中臣女郎 4_短歌_678 _5/5 吾戀止眼 わがこひやまめ 吾が恋ひ止まめ あがこひやまめ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2979 _5/5 吾戀止目 わがこひやまめ 吾が恋ひ止まめ あがこひやまめ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌/◎_3004 _5/5 吾戀止目 わがこひやまめ 吾が恋ひ止まめ あがこひやまめ
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1210 _2/5 吾戀行■2 わがこひゆけば 吾が恋ひ行けば あがこひゆけば
万葉集巻第四 安倍虫麿 4_短歌_672 _5/5 吾戀渡 わがこひわたる 吾が恋ひ渡る あがこひあたる
万葉集巻第四 笠女郎 4_短歌_588 _4/5 吾戀度 わがこひわたる 吾が恋ひ渡る あがこひあたる
万葉集巻第四 大伴坂上郎女 4_短歌/◎_658 _5/5 吾戀渡 わがこひわたる 吾が恋ひ渡る あがこひあたる
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2285 _4/5 吾戀度 わがこひわたる 吾が恋ひ渡る あがこひあたる
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2569 異伝_5/5 吾戀渡 わがこひわたる 吾が恋ひ渡る あがこひあたる
万葉集巻第十 柿本人麿歌集 10_短歌_1998 _1/5 吾戀 わがこひを 吾が恋を あがこひを
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2534 _5/5 言戀將居 わがこひをらむ わが恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2935 _4/5 我戀將居 わがこひをらむ 我が恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2037 _5/5 吾戀居牟 わがこひをらむ 吾が恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2038 _5/5 吾戀將居 わがこひをらむ 吾が恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2296 _5/5 吾戀將居 わがこひをらむ 吾が恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第十一 古謌集 11_旋頭歌_2367 _3/6 吾戀居 わがこひをらむ 吾が恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2673 _5/5 吾戀將居 わがこひをらむ 吾が恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2715 _5/5 吾戀居 わがこひをらむ 吾が恋ひ居らむ あがこひをらむ
万葉集巻第四 額田王 4_短歌/◎_488 _2/5 吾戀居■2 わがこひをれば 吾が恋ひ居れば あがこひをれば
万葉集巻第八 額田王 8_短歌/○_1606 _2/5 吾戀居■2 わがこひをれば 吾が恋ひ居れば あがこひをれば
万葉集巻第九 後人 9_短歌_1681 _2/5 吾戀居■2 わがこひをれば 吾が恋ひ居れば あがこひをれば
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2465 _2/5 吾戀居■2 わがこひをれば 吾が恋ひ居れば あがこひをれば
■2…者の旧字体。 ■6…繁の旧字体。 ■7…儷のイを女に換える。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌_3718 _4/5 安我古非伎キ流 あがこひきつる あが恋ひ来つる
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌_3566 _2/5 安我古非思奈婆 あがこひしなば あが恋ひ死なば
万葉集巻第十七 大伴池主 17_長歌_4008 _36/45 安我許比能麻久 あがこひのまく あが乞ひ祈まく
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌_3422 _4/5 安我古非能未思 あがこひのみし あが恋ひのみし
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌/◎_3403 _1/5 安我古非波 あがこひは あが恋は
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌_3683 _2/5 安我古非万久波 あがこひまくは あが恋ひまくは
万葉集巻第十五 中臣宅守 15_短歌_3781 _5/5 安我古非麻左流 あがこひまさる あが恋ひまさる
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌/◎_3605 _5/5 安我故非夜麻米 あがこひやまめ あが恋ひ止まめ
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌_3690 _5/5 安我孤悲由加牟 あがこひゆかむ あが恋ひ行かむ
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌_3633 _5/5 安我故非和多流 あがこひわたる あが恋ひ渡る
万葉集巻第二十 物部道足 20_短歌_4366 _3/5 阿我古比乎 あがこひを あが恋を
万葉集巻第十五 狭野弟上娘子 15_短歌/◎_3749 _4/5 安我故非乎良牟 あがこひをらむ あが恋ひ居らむ
万葉集巻第十七 平群女郎 17_短歌_3936 _5/5 安我孤悲乎良牟 あがこひをらむ あが恋ひ居らむ
万葉集巻第十七 平群女郎 17_短歌_3938 _2/5 安我故非乎浪牟 あがこひをらむ あが恋ひ居らむ

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第四 大伴旅人 4_短歌_577 _1/5 吾衣 わがころも 吾が衣 あがころも
万葉集巻第七 柿本人麿歌集 7_短歌/◎_1094 _1/5 我衣 わがころも 我が衣 あがころも
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2101 _1/5 吾衣 わがころも 吾が衣 あがころも

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌_3584 _3/5 安我許呂母 あがころも あが衣

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2468 _5/5 吾裏念 わがしたおもひ 吾が下思 あがしたおもひ
万葉集巻第一 軍王 1_長歌_5 _29/29 吾下情 わがしたごころ 吾が下情 あがしたごころ
万葉集巻第七 柿本人麿歌集 7_短歌/◎_1304 _4/5 吾下心 わがしたごころ 吾が下心 あがしたごころ
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1315 _5/5 吾下衣 わがしたごろも 吾が下衣 あがしたごろも
万葉集巻第十六 作者未詳 16_短歌_3809 _4/5 吾下衣 わがしたごろも 吾が下衣 あがしたごろも
万葉集巻第四 大伴家持 4_短歌_727 _2/5 吾下紐尓 わがしたびもに 吾が下紐に あがしたびもに
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2973 _4/5 言下紐之 わがしたびもの わが下紐の あがしたびもの
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2976 _2/5 我下紐乃 わがしたびもの 我が下紐の あがしたびもの
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2409 _4/5 我裏紐 わがしたびもを 我が下紐を あがしたびもを
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2413 _2/5 吾裏紐 わがしたびもを 吾が下紐を あがしたびもを
万葉集巻第十九 大伴家持 19_短歌_4218 _5/5 吾之下念乎 わがしたもひを 吾が下思ひを あがしたもひを

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十五 狭野弟上娘子 15_短歌/○_3751 _2/5 安我之多其呂母 あがしたごろも あが下衣
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌_3381 _5/5 阿我之多波倍思 あがしたはへし あが下延へし
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌_3371 _4/5 阿我志多婆倍乎 あがしたばへを あが下延へを

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第七 柿本人麿歌集 7_旋頭歌_1278 _5/6 吾爲裁■2 わがためたたば 吾が為裁たば あがためたたば
万葉集巻第十 柿本人麿歌集 10_短歌_2027 _1/5 爲我登 わがためと 我が為と あがためと
万葉集巻第四 安貴王 4_長歌_534 _15/20 爲吾 わがために 吾が為に あがために
■2…者の旧字体。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第五 山上憶良 5_長歌/◎_892 _36/82 安我多米波 あがためは あが為は
万葉集巻第五 山上憶良 5_長歌/◎_892 _40/82 安我多米波 あがためは あが為は

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十 作者未詳 10_旋頭歌_2310 _2/6 吾床隔尓 わがとこのべに 吾が床の辺に あがとこのべに

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十七 大伴坂上郎女 17_短歌_3927 _5/5 安我登許能敞尓 あがとこのべに あが床の辺に

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第八 山上憶良 8_短歌_1523 _4/5 吾待戀之 わがまちこひし 吾が待ち恋ひし あがまちこひし
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2124 _2/5 吾待戀之 わがまちこひし 吾が待ち恋ひし あがまちこひし
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2036 _1/5 吾待之 わがまちし 吾が待ちし あがまちし
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2123 _1/5 吾待之 わがまちし 吾が待ちし あがまちし
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2183 _3/5 吾待之 わがまちし 吾が待ちし あがまちし
万葉集巻第十六 作者未詳 16_短歌_3810 _3/5 吾待之 わがまちし 吾が待ちし あがまちし
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1084 _4/5 吾待將座 わがまちをらむ 吾が待ち居らむ あがまちをらむ
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2082 _5/5 吾待將居 わがまちをらむ 吾が待ち居らむ あがまちをらむ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3344 _6/33 吾待居■2 わがまちをれば 吾が待ち居れば あがまちをれば
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2529 _4/5 吾待妹之 わがまついもが 吾が待つ妹が あがまついもが
万葉集巻第六 忌部黒麿 6_短歌_1008 _4/5 我待君之 わがまつきみが 我が待つ君が あがまつきみが
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2421 _4/5 吾待公 わがまつきみが 吾が待つ君が あがまつきみが
万葉集巻第八 山上憶良 8_短歌_1529 _4/5 吾待君思 わがまつきみし 吾が待つ君し あがまつきみし
万葉集巻第九 藤原房前 9_短歌_1765 _4/5 吾待君之 わがまつきみし 吾が待つ君し あがまつきみし
万葉集巻第二 妻依羅娘子 2_短歌_224 _2/5 吾待君■2 わがまつきみは 吾が待つ君は あがまつきみは
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2617 _4/5 吾待君乎 わがまつきみを 吾が待つ君を あがまつきみを
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3278 _14/15 吾待公 わがまつきみを 吾が待つ君を あがまつきみを
万葉集巻第十 作者未詳 10_長歌_2092 _22/25 吾待今夜 わがまつこよひ 吾が待つ今夜 あがまつこよひ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2585 _2/5 吾待印 わがまつしるし 吾が待つ印 あがまつしるし
万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1374 _4/5 吾待月毛 わがまつつきも 吾が待つ月も あがまつつきも
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_2112 _4/5 我待人尓 わがまつひとに 我が待つ人に あがまつひとに
万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌_1972 _4/5 吾待秋? わがまつわきは 吾が待つ秋は あがまつあきは
■2…者の旧字体。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十七 大伴家持 17_短歌_3960 _5/5 安我麻多奈久尓 あがまたなくに あが待たなくに
万葉集巻第十七 大伴家持 17_長歌_3957 _30/51 安我麻知刀敷尓 あがまちとふに あが待ち問ふに
万葉集巻第十八 大伴家持 18_長歌_4116 _34/45 安我末川君我 あがまつきみが あが待つ君が
万葉集巻第十七 大伴家持 17_短歌_4013 _4/5 安我麻キ多可乎 あがまつたかを あが待つ鷹を
万葉集巻第十七 大伴家持 17_長歌_4011 _82/105 安我麻キ等吉尓 あがまつときに あが待つ時に

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十六 車持娘子 16_長歌_3811 _12/27 痛吾身曾 いたきわがみそ 痛き吾が身そ いたきあがみそ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3300 _12/12 所言西我身 いはyeにしわがみ 言はyeにし我が身 いはyeにしあがみ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3042 _4/5 可消吾身 けぬべきわがみ 消ぬべき吾が身 けぬべきあがみ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2689 _2/5 消安吾身 けやすきわがみ 消易き吾が身 けやすきあがみ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3043 _2/5 消安我身 けやすきわがみ 消易き我が身 けやすきあがみ
万葉集巻第五 麻田陽春 5_短歌_885 _2/5 ■8夜須伎我身 けやすきわがみ 消易き我が身 けやすきあがみ
万葉集巻第九 笠金村歌集 9_長歌_1785 _4/21 成吾身■2 なれるわがみは 成れる吾が身は なれるあがみは
万葉集巻第四 笠金村 4_長歌_543 _32/37 吾身之有■2 わがみにしあれば 吾が身にし有れば あがみにしあれば
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌/○_2390 _4/5 我身千遍 わがみはちたび 我が身は千遍 あがみはちたび
万葉集巻第四 大伴家持 4_短歌_742 _5/5 吾身■2成 わがみはなりぬ 吾が身は成りぬ あがみはなりぬ
万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2394 _2/5 吾身成 わがみはなりぬ 吾が身は成りぬ あがみはなりぬ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2619 _2/5 吾身■2成 わがみはなりぬ 吾が身は成りぬ あがみはなりぬ
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/〇_2664 _4/5 吾身■2成奴 わがみはなりぬ 吾が身は成りぬ あがみはなりぬ
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_3085 _2/5 吾身■2成奴 わがみはなりぬ 吾が身は成りぬ あがみはなりぬ
万葉集巻第十三 作者未詳 13_短歌_3273 _5/5 我身■2成 わがみはなりぬ 我が身は成りぬ あがみはなりぬ
万葉集巻第四 大伴坂上郎女 4_長歌_723 _10/17 吾身■2?奴 わがみはやせぬ 吾が身は痩せぬ あがみはやせぬ
万葉集巻第十六 乞食者 16_長歌_3885 _52/56 吾身一尓 わがみひとつに 吾が身一つに あがみひとつに
万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2691 _4/5 吾身一■2 わがみひとつは 吾が身一つは あがみひとつは
万葉集巻第十六 車持娘子 16_長歌_3811 _6/27 吾身一曾 わがみひとりそ 吾が身一りそ あがみひとりそ
■2…者の旧字体。 ■8…既の旧字体。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十五 中臣宅守 15_短歌_3757 _1/5 安我未許曾 あがみこそ あが身こそ
万葉集巻第十八 大伴家持 18_短歌_4078 _5/5 安我未奈里家利 あがみなりけり あが身なりけり
万葉集巻第五 作者未詳 5_短歌_848 _4/5 伊夜之吉阿何■317 いやしきあがみ いやしきあが身
万葉集巻第十九 大伴坂上郎女 19_長歌_4220 _24/25 意伊豆久安我未 おいづくあがみ 老づくあが身
万葉集巻第二十 大原今城 20_短歌_4505 _4/5 乎之伎安我未波 をしきあがみは 惜しきあが身は
■317…薇のくさかんむり無し。

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第四 大伴家持 4_短歌_611 _4/5 幾許吾胸 ここだわがむね 幾許吾が胸 ここだあがむね
万葉集巻第四 大伴家持 4_短歌/○_755 _4/5 成?吾胸 なればわがむね 成れば吾が胸 なればあがむね
万葉集巻第十二 作者未詳 12_短歌_2894 _3/5 我■55■2 わがむねは 我が胸は あがむねは
■55…胃の田を匈に換える。 ■2…者の旧字体。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十五 狭野弟上娘子 15_短歌_3767 _4/5 安我牟祢伊多之 あがむねいたし あが胸痛し

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3240 _32/33 如何吾將爲 いかにわがせむ 如何にか吾が為む いかにあがせむ
万葉集巻第四 大伴家持 4_短歌_748 _5/5 辞痛吾將爲 こちたみわがせむ 言痛み吾が為む こちたみあがせむ

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第二十 丹比部国人 20_短歌_4329 _4/5 安我世武比呂乎 あがせむひろを あがせむ日ろを
万葉集巻第十四 作者未詳 14_短歌/◎_3404 _5/5 安杼加安我世牟 あどかあがせむ 何どかあがせむ
万葉集巻第五 山上憶良 5_短歌/◎_795 _2/5 伊可尓可阿我世武 いかにかあがせむ 如何にかあがせむ

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第七 古集 7_短歌_1243 _4/5 今衣吾來 いまそわがくる 今そ吾が来る いまそあがくる
万葉集巻第六 山部赤人 6_長歌/○_942 _24/25 憶曾吾來 おもひそわがくる 憶ひそ吾が来る おもひそあがくる
万葉集巻第十三 作者未詳 13_長歌_3237 _14/15 獨曾我來 ひとりそわがくる 独りそ我が来る ひとりそあがくる

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第二十 作者未詳 20_短歌_4430 _5/5 伊■9弖登阿我久流 いでてとあがくる い出てとあが来る
万葉集巻第十五 秦間満 15_短歌/◎_3589 _4/5 古延弖曾安我久流 こyeてそあがくる 越yeてそあが来る
万葉集巻第十五 作者未詳 15_短歌/◎_3590 _5/5 故延弖曾安我久流 こyeてそあがくる 越yeてそあが来る
■9…塰の海を泥に換える。

変更前 変更後
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文 ひらがな文
万葉集巻第四 大伴坂上郎女 4_短歌_660 _3/5 乞吾君 いでわがきみ いで吾が君 いであがきみ
万葉集巻第四 娘子 4_短歌_641 _5/5 幸也吾君 さきくやわがきみ 幸くや吾が君 さきくやあがきみ
万葉集巻第六 市原王 6_短歌_988 _5/5 貴吾君 たふときわがきみ 貴き吾が君 たふときあがきみ
万葉集巻第三 湯原王 3_短歌_376 _5/5 見賜吾君 みたまへわがきみ 見賜へ吾が君 みたまへあがきみ
万葉集巻第三 湯原王 3_短歌_377 _5/5 目■10四吾君 めづらしわがきみ 珍し吾が君 めづらしあがきみ
万葉集巻第八 大伴家持 8_短歌_1462 _1/5 吾君尓 わがきみに 吾が君に あがきみに
万葉集巻第四 大伴三依 4_短歌_552 _1/5 吾君? わがきみは 吾が君は あがきみは
■10…頂の丁を夾に換える。

変更してもよい根拠
作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
万葉集巻第十九 大伴家持 19_長歌_4169 _27/27 尊安我吉美 たふときあがきみ 尊きあが君

G 「 とにかく一字一音の漢字一覧 」の「あ(a)のページ 」の字数の変更

A、吾(あ)

集計 通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
30 1649 万葉集巻第二 石川郎女 2_短歌/◎_108 _1/5 吾乎待跡 あをまつと 吾を待つと
あが 178 1687 万葉集巻第二 額田王 2_短歌/◎_112 _5/5 吾念流碁騰 あがもへるごと 吾が思へる如
あは 2 1604 万葉集巻第二 巨勢郎女 2_短歌_102 _5/5 吾孤悲念乎 あはこひもふを 吾は恋ひ思ふを
210  
あれ 66 12765 万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌/◎_1179 _2/5 吾?將戀名 あれはこひむな 吾は恋ひむな
あれと 1 35576 万葉集巻第十九 大伴家持 19_長歌_4177 _19/31 君与吾 きみとあれと 君と吾と
あれに 1 22418 万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2654 _5/5 吾聞爲 あれにきかする 吾に聞か為る
あれは 6 13926 万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1391 _4/5 吾雖爲 あれはすれども 吾は為れども

B、我(あ)
集計 通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
4 10129 万葉集巻第五 山上憶良 5_長歌/○_904 _51/66 我例乞能米登 あれこひのめど 我乞ひ祈めど
あが 38 1439 万葉集巻第二 磐姫皇后 2_短歌/◎_88 _5/5 我戀將息 あがこひやまむ 我が恋止まむ
あを 2 9420 万葉集巻第五 山上憶良 5_序_886 _20/32 待我過日 あをまちてひをすごさば 我を待ちて日を過さば
44  
あれ 3 21810 万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌_2539 _4/5 我哉然念 あれやしかもふ 我や然思ふ
あれし 1 12460 万葉集巻第七 作者未詳 7_短歌_1121 _4/5 我通 あれしかよはば 我し通はば
あれそ 1 21475 万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2476 _4/5 擇爲我 yeらyeしあれそ 択らyeし我そ
あれに 2 13124 万葉集巻第七 柿本人麿歌集 7_短歌_1248 _5/5 我?与 あれにつげこそ 我に告げこそ
あれは 1 21177 万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌/◎_2417 _4/5 戀我 こひをもあれは 恋をも我は


H 「 とにかく一字一音の漢字一覧 」の「わ(wa)のページ 」の字数の変更

A、吾(わ)

集計 通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
35 2433 万葉集巻第二 舎人 2_短歌/◎_177 _4/5 吾等哭涙 われなくなみた 吾哭く涙
わが 459 321 万葉集巻第一 中皇命、間人皇女 1_短歌/◎_11 _1/5 吾勢子波 わがせこは 吾が背子は
わぎ 132 2933 万葉集巻第二 柿本人麿 2_長歌/◎_207 _3/53 吾妹兒之 わぎもこが 吾ぎ妹児が
わご 36 793 万葉集巻第一 柿本人麿 1_長歌/◎_45 _2/25 吾大王 わごおほきみ 吾ご大王
わと 3 15876 万葉集巻第八 大伴家持 8_長歌_1629 _5/39 妹与吾 いもとわと 妹と吾と
わに 1 23464 万葉集巻第十二 柿本人麿歌集 12_短歌_2847 _2/5 吾莫戀 わになこひそと 吾にな恋ひそと
わは 1 20997 万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2381 _5/5 吾戀哉 わはこふるかも 吾は恋ふるかも
わを 4 1101 万葉集巻第一 長皇子 1_短歌_73 _4/5 吾松椿 わをまつつばき 吾をまつ椿
671  
われ 218 156 万葉集巻第一 雄略天皇 1_長歌/◎_1 _12/17 吾許曾居 われこそをれ 吾こそ居れ
われと 3 18798 万葉集巻第十 作者未詳 10_短歌/◎_1983 _4/5 妹与吾師 いもとわれとし 妹と吾とし
われは 17 3992 万葉集巻第三 高市黒人 3_短歌/◎_275 _2/5 吾將宿 われはやどらむ 吾は宿らむ
われを 7 20195 万葉集巻第十 柿本人麿歌集 10_短歌/◎_2240 _5/5 君待吾 きみまつわれを 君待つ吾を

B、我(わ)
集計 通し番号 作者 巻_類_番号 句番 原文 ひらがな文 訓読文
わが 86 873 万葉集巻第一 役民 1_長歌/◎_50 _35/47 我國■2 わがくには 我が国は
わぎ 11 17250 万葉集巻第九 柿本人麿歌集 9_短歌/◎_1775 _3/5 我妹兒何 わぎもこが 我ぎ妹児が
わご 6 183 万葉集巻第一 中皇命、間人老 1_長歌/◎_3 _2/18 我大王乃 わごおほきみの 我ご大王の
わを 1 21548 万葉集巻第十一 柿本人麿歌集 11_短歌_2489 _2/5 本我立 もとにわをたて 下に我を立て
104  
われ 36 22986 万葉集巻第十一 作者未詳 11_短歌/◎_2762 _4/5 我共咲爲而 われとweまして 我と咲まして
われぞ 1 13363 万葉集巻第七 柿本人麿歌集 7_旋頭歌/○_1288 _6/6 我手折 われぞたをりし 我ぞ手折りし
われに 4 159 万葉集巻第一 雄略天皇 1_長歌/◎_1 _15/17 我許背齒 われにこそは 我にこそは
われは 3 33996 万葉集巻第十八 大伴池主 18_短歌_4074 _4/5 我佐不之毛 われはさぶしも 我は寂しも
われを 1 20192 万葉集巻第十 柿本人麿歌集 10_短歌/◎_2240 _2/5 我莫問 われをなとひそ 我をな問ひそ
■2…者の旧字体。