** チューリッポマニア **
1620年代には、資産家たち(チューリッポマニア(Tulipomania))により値段が高騰、異常なまでの人気を呼び、いわゆる「チューリップ狂時代」を迎えます。
たとえば、球根1個に対して、「小麦、ライ麦馬車2台分、雄牛4頭、ブタ3頭、12匹の羊、4トンのバター、ぶどう酒2樽、ビール4樽、1000ポンドのチーズにベッド、洋服一式、銀の大杯」などと交換され、財産をなげうつ者まで現れました。
このような異常な盛り上がりを憂慮したオランダ政府は、1637年、球根取引を禁止する法律を制定し、ようやく事態は収まったのです。 |
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