能管について(1)
能管って聞いて、すぐわかる人は少ないはず。
これは、能楽の笛のことなんです。
で、どうして能管を習うようになったか、というと、これも能楽同様、クラブの影響です。
といっても、最初から習っていたわけではなく、大学3回生の終わり頃からなんですけどね。(^^;)
きっかけは、今の先生にクラブの発表会の時に吹いていただいたこと。
「舞囃子」といって、能楽のいいところを袴姿で舞うんですけど、大学3回生の時に「養老」という神さまがシテ(主人公)の曲を舞ったんです。
その時の笛の音色が、すごく印象的だったので、その年の年末から始めちゃったんです。
もちろん、最初は音なんか出ません。悪戦苦闘の末、約半年後、少しずつ音が出るようになりました。
練習曲もいくつかあり、最初は「中之舞」といわれる一番シンプルでベーシックなものを練習します。が、これがなかなか終わらない。。。だいたい1年近くやってました。(笑)
まぁ、卒論とか就職活動とかがあって、あまりお稽古にも行けなかったのが原因なんですけどね。
大学院時代も、授業の合間をぬってお稽古に通ってましたし、大学院修了後も京都で仕事をしていた関係で、お稽古を続けていました。
大学院修了の年に、初めて発表会に出させてもらいました。すっごく緊張したことを覚えてます。
また同じ年、今度は大学のクラブの発表会にOB会からの賛助出演の一環で、笛を吹きました。
それからしばらくは、仕事が忙しかったのでお稽古にもあまり行けず、発表会も遠慮していたのですが、一昨年の5月、久々に発表会に出させてもらいました。この時はさすがに2度目ということもあり、何とかなったのですが、何分にも仕事が忙しすぎてなかなか手を覚えられなくて、困った記憶があります。(笑)
それからは、月に2回のお稽古にできるだけ行くようにはしているのですが、仕事の関係上、金曜日か土曜日にしかお稽古に行けないため、行けないことも多いです。
が、今年は11月末に発表会があり、それに出させていただくことも決まっていますので、今から手を覚えるのに必死になっています。
年々、難しい曲になってきますので(といってもまだまだなんですけど)、覚える量も多くなります。
その上、今年は同じような部分が多いので、堂々巡りしそうで。。。
あと半年あるんですけど、どうなるんでしょうね。f^^;)
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