Boot Hill in KYOTO
のお部屋
ご挨拶
どうも、こんなページを開いていただきありがとうございます。
遠かったでしょう。いえいえ、わかりますよ。ここ「KTOC」
は、ほとんど知られていない「ど田舎」ですからねえ。しかも、無
責任無節操と来ている。
しかも、一番マイナーそうなウェスタンTRPG「ブーツヒル」
のページをお開けになるとは・・・(^_^;)
そんな馬鹿な話はさて置いて、さて、ここは旧TSR(R)社が作成
したウェスタンTRPG「ブーツヒル」の紹介サポート(はまだ)
のコーナーです。では、ごゆるりと。
システム紹介
さて、当方では、ブールヒルの初版と三版の紹介とガイドブック
作成を行なっております。では、両方とも、ウェスタン(西部劇)
をテーマにした数少ないTRPGですが、発行された時代の色を色
濃く感じます。第二版を取り扱っていないのは、単に当方の手元に
存在しないだけです。
初版
さて、TRPG黎明期に出されたTSR社の西部劇TRPGです。
TSR(R)社とは、あの旧D&D(R)と言うTRPGの基礎を作った
システムを発表した会社ですが、後にファンタジー以外の世界を舞
台にした作品をいくつか出しており、スペースオペラ物・ギャング
物がありますが、この「ブーツヒル」もその一つです。
さて、システムですが、発表自体がかなり古い作品ですのでかな
り古い考え方と言うか、旧D&D(R)と似た発想で作られています。
つまり、
「必要でないものはまったくない」
と言う事です。
能力値も、速度・射撃・投擲・体力・勇敢さ・経験の5つ。よく
見かける器用も敏捷も知力も教育、外見もありません。
- 速度(相手よりも先に撃てるか!?)
- 射撃(あんたの弾は相手に当るのか!?)
- 投擲(ナイフ投げの腕は?!)
- 体力(腕っ節は?身体は丈夫?)
- 勇敢さ(西部で生きるには度胸がいる)
- 経験(あんた、何回撃った?)
てな感じで、追いかけっこをしたり、馬に乗ったり、かっこ良く
飛び降りたり、女を口説いたりする為の判定に付いては何ら書いて
ありません。
つまり、西部劇は、撃って、殴って、投げ付けて、たまには、ギ
ャンブル、飲酒したり、ダイナマイトやガトリングガン、大砲が出
てくれば
「OK!!」
てな時代に作られたので、実際、それ以上のルールはないと言っ
て良いでしょう。まあ、そのシンプル差が非常に良い味が出ていま
す。先ほど引き合いに出しましたが、一般行為判定システムがきっ
ちりとしたソードワールドがあっても、ワールドが無いに等しい旧
D&D(R)を楽しむ輩がおられるのがそれをはっきりと示している
と言えましょう。
なお、初版のアイテムリストは、かなり詳細に西部の物価事情に付
いての情報をくれます。葬式代まで載っているのですから。
第三版
さて、これはかなり時代が下ったときに発表されました。そのた
め、初版には無い大きな違いが少なくとも三つあります。
一つ目は、スキルシステムの導入です。射撃や格闘などの戦闘技
能と、絵描き・演説・牛誘導などの一般技能を獲得する事が出来ま
す。これで、簡単ではありますが、疑似一般行為判定システムが確
立された事になります。なお、一般技能には、床屋などもあり、当
時の風俗をしのばせるものがあります。
二つ目は、能力値の変更でしょう「体」「技」「感」「名」「運」
の五つに変更になっています。
- 「体」(力の強さ、体力の量)
- 「技」(器用さ、素早さ)
- 「感」(五感の鋭さ)
- 「名」(有名さ)
- 「運」(運の良さ)
三つ目は、戦闘ターンの変更です。ターンを6セグメントに分割
し、射撃スタイルによって、1ターンに撃てる弾数を制限した事で
しょう。つまり、ショット(構え撃ち/1発)ヒップショット(腰だ
め撃ち/2発)ファンファイア(早撃ち/6発)で、数が撃てるスタイ
ルは命中率がかなり下がるようになっています。
あと、初版と違い、サプリメントもなく、データも少し少ないの
ではないかと思わせる点があります。
西部劇の時代
さて、「西部劇」と我々は一くくりに言っていますが、我々が「時
代劇」と言うくらいは範囲がかなり広いのです。しかし、歴史の薄
い国だけあって、日本における平安から幕末までの「時代劇」より
はかなり範囲は狭まります。
開拓初期
デービークロケットの活躍した時代。独立戦争やインディアンとの抗争
南北戦争期
南北戦争で、戦争が大きく変わったと言っても過言ではない。地雷
も手榴弾もこの時期に初めて使用された。
南北戦争後
さて、ここが大抵の西部劇が扱っている時代です。ウィンチェスター
もピースメーカーも1860年代後半以後の話です。
1900年代前後
フロンティアの消滅宣言が近くなり(何時だっけ?)、映画なんかでも
ガンマンの消えていく様なんかを扱うものが増えていきます。一風
変わったものでは、オートマチック拳銃(モーゼルミリタリー)が出て
くるものも登場します。意外と認識が無いのが、シャーロックホームズ
の時代は、まだ西部劇バリバリの時代だったと言う事です。
後、意外に知られていないのが、西部劇のメインであった19世紀
後半は、アメリカ東部はヴィクトリア風の文化的地域で、西部は荒
くれ達の世界だったと言う事でしょう。
続きは又こんど
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