Ｔ井の転職の歴史その１１（４４歳〜）
みなさんこんにちは（＾＾）
平成１３年６月２９日、近畿経済産業局に、全部の客の解除届が提出されて、
６月３０日付の退会届が７月３日には受理された。
ワシは、２年間勤めたピンハネ協会を辞めた。
でも、落ち込んではいないぜ。
この２年間で、得たものは大きかった。
リレー試験や耐圧試験の実務経験
通産や電力会社への書類の申請のノウハウ
顧客との折衝や、料金交渉、見積書や請求書の発行、集金から、
工事の材料の手配や、リレーの結線
名刺の数も増えて、電気関係の知り合いも増えた。
つまり、２年間やったことは、決して無駄ではなく、これからの人生に有益な
ことだと、プラス思考に考えている。
義兄の電気工事の５年も、ビル管理の主任技術者の５年も、有益な期間だった。
しかし、運転手時代の５年間と下水処理場の１年間は、全く意味のない無駄な
時間だったし、履歴書に傷として残ってしまう。
転職は悪いことではないさ。
チリ紙交換やら、数十種類の仕事をしたワシだが、４４歳の今になって思うことは
よい人生を送れるかどうかは、ゼニは大切だが、ゼニがすべてではない。
仕事の内容も、自分が納得できるもの、やってよかったと思えるものが大切である。
６０歳になって、人生を振り返った時に、「こんな人生で終わったのか」と悔やんでも
もうやり直しは効かないし、まあ６０歳からでもピンハネ協会なら入れるし、７０歳で
協会に来たジイサンもいるし、ビル管理に来たジイサンもいたわな。
でも、４０代からピンハネ協会にいて、６０歳になったら、とても後悔するわな。
今回で、転職の歴史は、一応終わるけど、ワシが生きている限り、ワシの悪い性格と
よけいな一言のために、転職の歴史は永遠に続くかんネ。
また、解雇されたり、トラブルで転職したらカキコするかんネ。
と、書いたけど、平成１３年６月のＣ央電気保安協会の退会以後の経過をカキコするわ。
６月中旬の、ある日曜日のこと、メル友のＭ野先生（電験１種合格、Ｋ西管理協会所属）に
メールを出して、ワシも社団法人のＫ西電気管理技術者協会に入会したいから、紹介者に
なってくれと行った。
Ｍ野先生は、会って入会のレクチャーはするが、入会１年の自分が紹介者にはなれないから
自分で探してくれと、返事のメールが来た。
Ｍ野先生に会って、話を聞いて、この協会は、昭和４０年設立で会員数が１０００人で、
原則として協会が客を紹介しないが、先輩会員からの紹介もあるし、自分でも開拓して、
客を増やせば、入会１年で３０万円程度にはなるし、３〜５年で満点になり、満点なら
年収が１０００万円を超える人も多くいる。
保安料金は、客から直接全額集金して、協会にはわずかの会費を払うだけでいい。
入会するには、自分の住居の支部（ワシは大阪南支部１５０人）に、入会３年以上の
会員が２人、紹介者になってもらう必要がある。
ということであった。
ワシは、以前（社）日本電気技術者協会の関西支部の発電所見学会に参加した時、
協会の理事が、Ｋ西管理の会員だったので、「紹介者になってあげようか」と言って
くれていたのを思いだした。
その時は、まだ実務経験年数が足りなかったので、頼まなかったが、
いきなり、Ｋ西管理の南支部に行っても、誰も紹介者を引き受けないので、
ワシは、日本電気技術者協会に電話して、事務員に、Ｋ西管理に入会したいと
言ったら、事務員は、「今度の理事会で伝えておく」と返事した。
数日後、日本電気技術者協会の関西支部の理事でＫ西管理の南支部の会員の
Ｕ氏から電話があり、会うから来てくれと言われた。
ワシは、Ｕ氏に会って履歴書を見せたら、Ｕ氏は驚いたように、「君は僕の学校の
後輩か？」と言った。Ｕ氏は、ワシが中退した夜間大学の先輩だったのだ。
ワシは、Ｕ先輩に、発電所見学会での事を話したが、その方は、既に亡くなられた
ようだったし、支部が違うから、東大阪のワシは、南支部の紹介者が２人必要だから、
Ｕ先輩は紹介者になってくれるが、もう１人必要なので、東大阪地区長のＨ氏を
紹介するから、会って自分の口から紹介者になってくれるように頼めと言われた。
Ｋ西管理は、大手企業を定年退職して、年金を受給しながらする人も多いが、
３０代で入会する人もいる。
Ｕ先輩もＨ氏も、ワシと同じように４０代で入会したから、初めの１〜２年は客も
少なく、年金も無く、アルバイトをしながら食いつないだそうである。
今は２人とも、年収１０００万円を越えている。
Ｕ先輩は、同じ夜学で、実務経験もビル管理会社という共通点があり、
Ｈ氏は、学校は違うが、夜学という共通点があったし、自宅が近いので、
ワシがお願いしたら、気持ちよく紹介者になってくれた。
これで、Ｋ西管理に入会出来ることが決定したが、紹介者は、保証人と同じなので
絶対に、迷惑はかけられないし、アタマが上がらないんだわな。
７月に支部長の面接があり、７月の末には書類を作成して本部に送ったが、
入会の説明会は９月の２日であった。
８月には、Ｃ央時代に管理していた客の、３０年前のキュービクルを新品に交換する
工事をして、４０万円ほどもうけたが、それ以外に仕事は無かった。
９月２日、社団法人Ｋ西電気管理技術者協会の本部で開催された、入会の説明会
に参加した。この説明会は、Ｎちほの説明会なんかとは違い、すでに紹介者が決まって
いて、紹介者から、管理技術者の業務や収入について聞いている人だから、全員が
入会するのである。
つまり、入会の事務手続きに関しての話があるだけである。
話の大半は、経済産業省への書類の書き方であり、実務経験が５年以上あることを
電気設備の持ち主との関係を含めて証明するのに、２０ページもの書類を書くのだが、
ワシは、Ｃ央時代に、認可されているので、その時の書類をコピーすれば終わりである。
しかし、他の協会からの転籍は、年に数人しかないので、専務理事（通産のＯＢ）は、
全員の書類をチェックし始めた。
説明会の会場に入って、驚いたことがある。
なんと、そこには見たことがある奴がいたのだ。
忘れもしない、２年前の、平成１１年８月に、Ｎちほの説明会の席にいた奴だった。
その席で、ワシはピンハネ率のＵＰに文句を言って、わずか７日でＮちほをクビに
なったのだが、その席で、そいつは、Ｎちほの幹部に、「この不況で、４割もらえる
だけで有難い」とか、ゴマをすっていた奴なのだ。
一番会いたくない奴に会ってしまったし、そいつは堺市だから、ワシと同じ支部で
毎月１回、支部会合で顔を合わすことになるんだわ。
専務理事が、ワシの書類をチェックしていて、「アンタか！！、あのインターネットで
電気管理技術者とは、とか、他の協会の悪口を書いているのは」と、大声で言いやがった。
ワシは、「私はホームページはあるが、あれは電験３種を受験する人をサポートする
ものだ」と言ったが、Ｔ井秀樹のハンドル名で書いた悪口がワシのものだと専務理事
にはバレたようであった。
何でも、始めに、おそらくＮ本テクノが見つけて、ＭリックスやＮちほや、Ｋ西管理にまで
「お前の協会のことを書いてあるで」と、印刷して回したようだった。
ワシはそれでＣ央も辞めたのだが、Ｋ西管理は、個人自営業であり、親会社もなく
ピンハネする奴もいないので、会費の滞納や、よほどのことをしない限り、
「辞めろ」と言われることはない。
しかし、その日の夕方には、専務理事が南支部の支部長に電話して、支部長が
ワシの紹介者の東大阪地区長のＨ氏に電話して、Ｈ氏がワシに電話してきて、
「アンタ、インターネットに他の協会の事を書いているらしいな」と言った。
ワシは、紹介者には迷惑をかけられないので、すぐに謝罪して、問題のページと
裏の伝言板と、裏の伝言板の過去メッセージと、Ｍリックスの悪口もある、実務の伝言板の
過去メッセージのページを、醤油をかける位置に移した。
後日、支部長の自宅に呼ばれて、怒られてしまった。
もし始めからバレていたら、誰も紹介者になってくれないから、ワシは入会出来なかった
ところであった。
やれやれ
９月１８日、経済産業省に認可されて、ワシはＫ西管理の準会員になった。
９月２８日、初めの１件目の客を経済産業省に登録して、ワシはＫ西管理の正会員になった。
はじめの１件は、自宅近くの工場で、Ｎちほの客を奪った。
あと、Ｃ央時代の客は、大半がＭリックスの漏電通報装置がついていて、
Ｍリックスが、６年分のゼニをローン会社から先に受け取っているので、
客は、ローン会社に返済をせねばならないから、ワシに保安を変わることが
出来ないのである。
だから、数少ない保安のみの客を９件（うちの６件は５０ｋＷ未満）だけ
客に話をして、安値で保安させてもらうことにした。
客の名前で、解除通知をＣ央協会に送ったから、ワシの名前は出ていないが、
同じ日に、別々の客９件もの解除通知が、同じ封筒で送ってきたら、ワシだと
バレたようである。
客に、「やめるなら３か月分払え」と嫌がらせがあったが、ワシはＣ央の手口を知って
いるから、内容証明郵便を送りつけてやったわ。
現在の顧客は１０件、協会からの紹介は、２月に始めて１件入る予定である。
まだ売上は少ないが、先輩会員が精密点検に呼んでくれたり、Ｍ野先生が、
北支部の受注したパチンコ店に漏電メモリーをつけるアルバイトを紹介して
くれたり、会員相互の助けあいで、何とかやっている。
１００万円ほど出費して、リレー試験機も購入した。
時代が厳しく、安値の協会に客をとられるかも知れないし、客が倒産するかもしれない。
自分で客を開拓するのも大変である。
しかし、誰にも抜かれないのでやる気が出る仕事である。
好きな電気でメシが食えるように頑張って行きたい。
おそらく、一生の仕事となるだろうし、もう転職は無いかも？？
ではまた（＾＾）ノ
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