バイクの車検

251cc以上の二輪車には車検があるが、昔は10万円以上したし、今でも
ハーレーを業者に出せば8〜10万円かかるだろう。
自分で陸運局へ持ち込めば2万円で出来るんだわ。

自賠責保険(強制保険)24ヶ月13,400円
重量税24ヶ月5,000円
印紙1,100円

合計19,500円

昔は10年を越えたら1年検査だったが、現在は2年検査がとれる。
平成19年からは新車が3年検査になった。

1987年(昭和62年)5月に、ワシは85年型スズキ750の初回車検を業者に出さずに
寝屋川市の「大阪陸運局」に持ち込んだ。
その時の記録によると、
自賠責保険(強制保険)24ヶ月62,450円(現在は13,400円)
重量税24ヶ月5,000円(現在も5,000円)
印紙1,200円(現在は1,100円)
当時は保険がバカみたいに高かったので車検を業者に出せば10万円以上必要だったが
自分でやっても7万円くらいかかった。
今はハーレーをディーラーに出せば8〜10万円だが自分でやれば2万円以下やな。

何故当時強制保険が高かったのかは「32年前のバイク誌」の日記に書いてある。
本日は22年前のバイク車検について書くわ。

当時は新車が2年車検(現在は3年)だったので、ワシは初回検査をバイク屋に
見積もってもらうと「最低10万円」というので自分でやろうとした。
当時は事前に整備して検査を受けるという方式だった(現在は検査を受けて
悪いと指摘された場所だけ整備して再検査を受ける)ので、整備をしていない
バイクや車を検査場に持ち込む事は出来なかったのである。
でも、業者に出さねばならないという法律も無いし、特殊な工具も整備士の免許も
必用ないから誰でも出来るんだわ。

問題は、整備したという書類が必要になるし、下回りを洗車しておかないと
泥がついたままでは、ボルトナットが締まっているか点検した事にはならないんだわ。
だから当時は、乗用車を持ち上げて下をスチーム洗車していたし、諸経費+5万円以上
は請求されていて、現在のような乗用車を格安でする業者は無かったし、自分で
陸運局へ持ち込む人は少なかったようである。

ワシはバイクを洗車して、ボルトナットを締めて、近くのバイク屋で強制保険に加入して
陸運局で書類を買って、必用事項を書き込んで、1200円の印紙と5000円の重量税印紙を買って
書類に貼って、窓口に出した。
寝屋川の検査場にはバイク専用の検査ラインがあるから、そこに行けと言われたので
ワシが行くと、検査官1人いて、検査をうけるのはワシだけだったので、待つことなく
「検査台に乗せろ」と言われた。

方向指示器、ストップランプ、ホーン等の動作確認の後、ヘッドライトの光軸、光量の
測定があり、前輪をテスタに乗せて前輪ブレーキテスト、その後後輪ブレーキテストの後
前輪を速度テスタに乗せて、速度計が40km/hになったら、足踏スイッチを踏んで速度計の
誤差テストをする。

全部で5分くらいで合格して、書類を事務所に持って行けば、期間が更新された車検証と
ナンバーに貼るステッカーが交付された。

もし今やるなら、洗車も必要ないし、整備記録も不要になるから、もっと楽だけど
違法マフラーは騒音測定もするし、年式によれば排気ガスのテストもある。
方向指示器や保安装置は点検しておくことと、ヘッドライトの光軸はハイビームでも
水平よりやや下向き(1m離れて5センチ下がる)にするとよい。