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Act.16 〜運命神の寵児〜

 

さてさて、学生時代の部活を通して描いていた、このシリーズですが、
肝心の部活を、短大を卒業すると言う、止むを得ない形で離れることになってしまいまして、
「仕方が無いから勝手に1人で描きつづけることにした最初のお話」がコレです。

最初、就職して仕事し始めたら、漫画なんて書いてる時間無いかも…なんて、
考えていたのですが、描かないとストレスが溜まるらしく、結構ノリノリで描けたりしました。
故に、以降も続けていくことになったのであります。

このお話では、とうとう神様が出てきます。
やっぱり、ファンタジー世界に神様はつき物ですよね〜。
かなりハリキッて、考えたものです。

一応この世界には、主な神様として、3大神といわれる神様が居ます。
まず、この話に出てくる「運命神ディスタニア」
そして、「創造神ブランダ」と「破壊神デストール」です。
それぞれが、良い面と悪い面を併せ持っているので、善神とか邪神とか関係ありません。
例えば、破壊神といっても、言葉のイメージ良くないですが、
とってもイイ神様ですし、創造神などかなりヒネてます(笑)
みんなとっても個性的な、とっても人間らしい、いい人格神です。

この話に登場するディスタニア神は、運命神と呼ばれていますが、
本来は、「出会い」をつかさどる神様です。
これは私の勝手な考えですが、人の運命を左右するのは、「出会い」であると考えたからです。
人は、何かに出会ったとき、それは人であるかもしれないし、モノであるかもしれない、
また何かのイベント・事件のような、形で表せないものかもしれないけれど、
そういう何かに出会うことで、そこから何かを感じ・考え・学び、
それをもとに、人生の指針を決定したり、変更したり、いろいろと変えていくものだと思ってます。

まぁ、平たく言うところの「運命の出会い」って言うヤツですね。
いい出会いをして、いい方向に軌道修正できた人は幸せをつかみ、
ろくな出会いか無かったら、良い方向に導いてもらうことなど出来なかったり…。
また、例えいい出会いがあったとしても、そのチャンスをつかみ損ねたヤツは、延々燻り続けるという、
人生の分岐点としては、かなり重要なポイントでありながら、
なんだかんだ言って、最終的に生かすも殺すも、結局自分次第ってことですが、
やっぱり「出会い」って言うのは、不思議なものであり、大切なものなので、
神様の思し召しと言う形で、設定組んでみました。

結構好きなんですよ、こういうの。
これらの神様たちも、あとあとちょっと絡んできますので、温かい目で見ていてください。

たしか、この話で言いたかったのは、
「出会い」って言うイベント自体は神様のイタズラかもだけど、
それから先どうするか決めるのは、やっぱり自分自身なんだよ。
…だったと思います。
遊びもキツイけど、メッセージ性も強い作品ではないかと…。
ああ、活かせてないとか言うのは私の力不足と言うヤツなので、
そこはそれ、別にサックリ流して頂いても、まったく問題無いです。 ハイ。

あ、それと、前回引いてたルーゼント君のお父さんの秘密が明かされました。
はい、彼はまったくもって「お父さんによく似て」います(笑)