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酒井たかえニュース  NO.17
     

                                                         2007年6月22日発行


奈良市が 旧西部公民館跡地を 売却しようとしています!


  5月25日、酒井は学園前ホールで開かれた藤原市長によるタウンミーティングに参加してきました。その中で市長が「このまま何もしないと平成22年には172億の赤字となり夕張のようになる」と言われ、だからいかに無駄を省くかの話をされました。
 無駄を省く「推進項目」の中で「未利用土地等の処分」を取り組みの1つにし、「例えば学園前なら旧西部公民館跡地がある。あれも売却します」等と言われました。今は無料で私たちが利用している公民館を有料化するとも言われました。
 「主要なまちづくりプログラム」の中では「生きがいを持ち健康で長生きできるまちづくり」として、あやめ池跡地を「文化芸術総合センター」にすると言われました。
 質疑応答の時間となり、酒井は手を挙げ「旧西部公民館跡地は民間に売っても銀行かマンションが1つ増えるだけではないか?駅前一等地なのだから市民のための施設にして欲しい」と発言しました。学園前駅は奈良県内で一番乗降客が多い非常に重要な駅だ。保育所の待機児童も多く駅前保育所が要る。西部図書館は駐車場が狭く「事故になりかけた」という話を頻繁に聞く、旧西部公民館跡地にもう1つ図書館を、等とも訴えました。
 市長は「民間に売ると言っても内容を選ぶ」と言われました。
 その後も複数の方々があちこちの席から「あの土地は売らないで欲しい」と発言され、同じ想いの方々が非常に多いと実感しました。
 市長は「旧西部公民館跡地を売って、あやめ池に予定している文化

総合センターに、足りない施設を入れる」等と言われました。
 6月5日、私たち「奈良市を見まもる会」は市長室秘書課の受け付けで右記の公開質問書を提出しました。担当の方等3人の方が対応して下さりました。26日までにご回答を頂きましたら酒井ホームページhttp://www1.kcn.ne.jp/~takae-saに掲載しますのでご覧下さい。
 「今の西部公民館も部屋の取り合いになってる」と酒井が言うと「他の公民館は使ってもらえませんか。もっと分散してもらえませんか」と担当の方に言われました。「他の駅から来る人も多い。学園前駅から更にバスで来てとは言えない。大阪から人を呼ぶこともある。駅前が重要なんです」とお答えしました。「だから余計に一極集中になってしまう」と言われました。
 「旧西部公民館跡地は価値があるからこそ売却するのだ」と言われ、
「価値があるからこそ売らないで下さい」と再度お願いしました。
 皆さまもどうか奈良市に声をお届け下さい。市民の声がもっと届かなければ市民の思いは伝わりません。よろしくお願いいたします。

2007年6月5日
奈良市長 藤原 昭 様

「奈良市を見まもる会」代表 酒井孝江 
奈良市学園緑ヶ丘2-8-15 〒631-0026 
電話0742-44-9196/FAX 0742-47-5672

旧西部公民館跡地の売却についての公開質問書

 日々、奈良市政発展のためご努力いただいておりますことに感謝いたします。
 さて、5月25日に学園前ホールで開かれたタウンミーティングで、市長は財政再建のため旧西部公民館跡地を売却すると言われました。今は無料で私たちが利用している公民館を有料化するとも言われました。
 また、「生きがいを持ち健康で長生きできるまちづくり」として、あやめ池跡地を「文化芸術総合センター」にするとも言われました。
 質疑応答の時間、3?4人の市民が次々に「旧西部公民館跡地は売らないで欲しい」と発言し、多くの市民がこのことについて強く関心を持っていることを如実に表していました。
 今まで西部地区には必要な施設が不足し、市民は大変不自由な思いをしてきました。私たち「奈良市を見まもる会」も度々市に対して旧西部公民館跡地を「図書館本館として拡充新設し、現西部図書館を分館に」「一時保育、病後時保育等ができる24時間保育所の設置を」「合唱と指導のできる音声館のような独立した公共施設を」等と訴える公開質問書を提出してきました。ですのでこの度の、あやめ池に総合的な施設を造るというお話しは大変意義深いことだと思われます。
 しかし、「あやめ池に造るから、学園前の市民もあやめ池に行くように」と言われるのでしたらそれは問題です。近鉄学園前駅は奈良県内で乗降客が一番多く、奈良市や奈良県の活性化にとって非常に重要な位置を占めます。そして駅北側の旧西部公民館跡地はこの学園前の駅前一等地です。
 駅前一等地とは、市民にとって非常に便利で重要な財産です。通勤・通学途中に気軽に無理なく短時間で寄れ、忙しい市民生活を助けます。駅を中心にして市民は歩いて活動し、中心市街地の活性化に役立ちます。多くの市民が行き交うこの場所に、生活に直結した施設があるべきです。
 そこで下記の通りご質問いたします。お忙しいところを申し訳ありませんが、6月26日までにFAX等でご回答いただきますようお願いいたします。なお、ご回答は公開させていただきます。

1,保育所に入るのを待たされている待機児童が5月1日現在145名おられます。子どもを取り巻く問題が頻発している昨今、若い親が孤立しながら奮闘している育児を、少しでも社会が手助けする必要があります。忙しい朝の出勤前に、遠回りとなる保育所までわざわざ子どもを預けに行く、毎日大変な思いをしている若い親を少しでも助けるため、駅前保育所を旧西部公民館跡地に造って下さい。
2,市民が自発的に活動し部屋が足りない状態の公民館ですが、有料化は健康な市民活動を阻害します。お金がない人は活動できなくなるような有料化はやめて下さい。
3,西部地区には足りない施設がまだまだあります。「文化芸術総合センター」の詳細な計画を公開し、市民の意見を聞いて下さい。
4,石木町の市有地など計三百億円を超える塩漬け土地を奈良市および市土地開発公社は保有しています。なぜ市民の要望の高い旧西部公民館跡地だけを特出して売り払おうとされるのか説明して下さい。
             


県議選で善戦しました

 4月の統一地方選挙・前半戦で県議会議員選挙・山辺郡・奈良市選挙区に初めて挑戦し、皆さまの暖かいご支援のおかげで5,358票を得て善戦できました。これからも女性と生活者の視点に立ち、精一杯頑張ってまいります。
 

憲法9条を護る陳情・請願運動を!

今回の奈良県議会議員選挙で酒井が善戦できたのは、「県議会で憲法9条を護れと国に決議すること」を公約にしたことが大きく影響したと思っています。市町村議会では東京都清瀬市議会が「憲法第9条を守ることを求める意見書」を2003年3月26日に出されていました。これは「清瀬・生活者ネットワーク」の原まさこ議員が議会に提出し、17対8で成立したものです。無所属・市民派議員の存在が重要であることを考えさせられます。
 酒井が登録している平和をテーマにしたメーリングリストで、この陳情・請願運動を呼びかけたところ、岡山のNさんと「ぜひ全国各地で一斉に、6月の地方議会で、憲法9条を護れと国に決議を出すことを目指そう」と意気投合しました。酒井は6月1日に県と奈良市に陳情書(下の@・A)を提出。6月中には県内の他の市町村にも郵送します。岡山でも6月2日、県内全議会に(内、請願3件)郵便発送したそうです。
 国がおかしな動きをしている時、ぜひ地方から正す声を挙げたい。この動きを全国へ広めたいと思います。