先日書いた,ON THE ROADさいたまファイナルのレポート。 あれに書いていないことがあります。 いったいあれは何だったのか,もやもやした感情をその日の夜には表現することができませんでした。 そのもやもや感は,しばらくの間,仕事が手につかないほど自分の中でくすぶり続けていました。 それでも,記憶が確かなうちに何があったのかぐらいは書き留めておこうと思います。 このような非常にネガティブな内容ですので,読みたくない人はここで閉じて下さい。 一応,本文がすぐに目につかないように50行の改行を入れてからスタートします。 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 そろそろよろしいでしょうか。 では ※文中の関係者のコメント等はそのままの引用ではなく,こんな雰囲気のことを言っていた,という風に受け取って下さい。 10/30(日) さいたまスーパーアリーナ 2日目,ツアーファイナル 私自身,ツアー最終日に初参加ということもありましたが,前日に感じたものとは明らかに違う,開演直前の地響きのような拍手と歓声に圧倒されました。 そのような期待感の中,開演! オープニングからの立ちっぱなしの激しいロックナンバーやダンスナンバーでは特に違和感のようなものを感じることは無く,一緒になってジャンプしたりして楽しんでいました。 ちょっと,あれ?と思ったのはバラードの2曲の時。 ピアノの演奏がなんだか不安定。 抑揚や強弱や「ため」のタイミングがアンバランスな感じ。 前日にピアノの機材トラブルがあったので,もしかしてその影響が続いている?とか思ったりしていました。 そしてストリングスメンバーの紹介になるのですが,この紹介の時にはいつものように小島さんのピアノ演奏で雰囲気を盛り上げます。 この時に,当日のレポートでも書いた, > チェロ,笠原あやのさんのところで, > 小島さんのピアノが,タラララッタラー,ジャン > (ドラえもん?競馬?ジャイアンツ?) > > 「どうしてあやのさんだけタラララッタラーなの?」 > > 何故か会場全体で > タラララッタラー,イェーイ! > タラララッタラー,イェーイ! > > 「ロマッンチックなムードをどうしてくれるの(笑)。これからお呼びする人のムードを作ってよ。」 という出来事がありました。 星さん登場の時は重厚,厳かな感じ?の演奏になりました。 その時はちょっとした悪乗り(?)程度にしか思っておらず,私も一緒にイェーイとやっていました。 その後の"PAIN"でもピアノの音は不安定なままでした。 そして次の"BLOOD LINE"のイントロ部分で,一瞬ガシャーン(?)というような金属音のような異音が。 SAXのUkoちゃんがびっくりしたような仕草をしているのが見えました。 200レベルの席からは細かいことまでは見えませんが,何かあったのかと思いました。 これについてはよくわかりません。 この後,ピアノの音色が重要な"Theme of Father's Son","RISING SUN"でもピアノは不安定なまま。 そして,問題のセンターステージ。 どの曲でもピアノの音はほとんど聞こえていなかったような気がします。 私の席は小島さんの真裏になるので,細かい様子はわかりません。 当日のレポートでも,さらっと書きましたが, センターステージでのメンバー紹介の最後にピアノの小島さんを, 「このバンドのハートです!」 と紹介し,そのまま"家路"の演奏へ。 いつもなら印象的なピアノのイントロなのですが,やはり調子が悪いまま。 それを省吾が生ギターで必死にフォローするように始まりました。 前日のトラブルはメインステージのピアノでしたが,まさかセンターステージの機材でも同じ事が起こるの?それとも別の何かがあったの?と微妙な違和感は感じつつも,省吾の歌声も力が入っているように感じ,私はもう少しで終わってしまう最終日ということで興奮の中にいました。 途中からメインステージに戻っての演奏になるのですが,やはりピアノは調子が悪いままで,最後まで省吾の生ギターでのフォローが印象的でした。 アンコールの"日はまた昇る"では,小島さんは明らかにピアノを演奏していなかったと思います。 2回目のアンコールで,これまでは音楽監督の星さんの指揮で始まるのですが,星さんは登場せず。 星さんが登場するタイミングで省吾が登場。 省吾自身が指揮棒を振り下ろして"君が人生の時..."が始まりました。 あれっ?と違和感は感じましたが,最終日の演出??と勝手に解釈して最後の曲に聞き入っていました。 最後にもう一度指揮棒を回して演奏終了。 省吾はステージ左右のストリングスチームに声をかけてからステージから降りていきました。 この時,小島さんも出ておらず,ピアノパートはキーボードの福田さんが演奏していたとのこと。 そして終演のアナウンスが流れても省吾コールが続きました。 アナウンスのお姉さんが「早く帰れよ!」と言わんばかりに(言ってませんよ(笑))ちょっとキレ気味になってもそれをかき消すように, ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー! ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー! と大合唱。 なんとなく再度の登場はもう無いだろうと変に冷静に思ってはいたのですが,この最後の雰囲気を味わいたくて,私も最後まで一緒に大合唱していました。 ピアノのトラブルが残念だったなとか,撮影が入っていてもちょっとそのままじゃ使えないかな,とかちょっと冷静に思い出したりしながらも初めての最終日を満喫していました。 〜〜〜ここまでが私がコンサート中に見た,感じたことです〜〜〜 コンサート後,東京の省吾ファンの知人と一緒に食事をしました。 この時点では特にネガティブな話は出ませんでした。 あの曲がよかったとか,次のツアーはいつだろうとか... この半年のツアーの想い出等を語りながら楽しく過ごすことができました。 そしてホテルに帰った後,レポート書きのためにパソコンを開き,情報収集(自分の記憶だけじゃ不安なのでいつものことですが...)のためにネットを見ると,ピアノの小島さんの件で... ・小島さんは泥酔していた? ・スタッフに中指立ててるときがあった? ・ウイスキーの瓶を持ち込んでいた? ・センターでは演奏せずにメンバーにちょっかいを出していた? ・ちょっかいを出したあげく,その時に指を負傷?? ・目がイッていた?? ・最後に星さんが出なかったのは小島さんを止めるため?? 等々の書込みが多数。 実際にステージの様子をを間近に見た人,単に憶測で話している人...いろいろですが。 さらには,バンドメンバーのブログやツイートでも ・悔し涙ではなく嬉し涙で終わりたかった。それでも来年の宮城では誰一人欠けること無く一緒に演りたい。 ・びみょ〜な2Days ・気持ちの整理がつかない。今回はなし崩しになるのはいやだ。 等の意味深な発言。 微妙に感じながらも気にしないようにしていた違和感が一気に噴き上がりました。 翌日,さいたまから自宅までの帰路でも,次の日からの仕事中もこれらのことが気になってもやもや感でいっぱいでした。 仕事の休憩時間等も携帯でネットをチェックしまくっていました。 すると,いつの間にか,2chでの書込みにキーボードの福田さんがTwitterで応酬,まさかの2chとTwitterのコラボ状態になっていました。 福田さんも立場上喋れないこともある中で,私たちのもやもや感を理解してくれて対応してくれました。 そんなやりとりで感じたのは,機材では無く人のトラブルのようなものがあったということ。 そんな状態が2〜3日ほど続いた今日,福田さんはこんなふうに書き込まれました。 「もう最後にするけど,スタッフの名誉のために書いておきます。機材トラブルは一切ありません。彼らはベストの仕事をしていました」 と... また,このようにも... 「俺が自分以外で最高に大好きなキーボーディストは小島良喜だ。小島がどう思ってるか知らないが、小島は俺の相棒だからだ。」 と,これを書いている最中に公式ページのブログにスタッフからの記事がアップされました。 何かと思えば,最終日無事終わっての打ち上げ食事会の様子。 なんだか拍子抜け... その翌日,ようやく公式ページに田家秀樹氏のレポートがアップされました。 そこに書かれていたことは, 「音楽監督の星勝に代わって浜田省吾が、指揮棒を握っていた。それがコンサートの最後に発生したメンバーの体調不良による緊急の措置だったと後で知った。」 ということでした。 これで納得するはずはないのですが,あれからもう1週間経ち,気持ちも落ち着きました。 この田家氏のレポートに関して2chでは話が喧々囂々と続いていますが,もうこのやりとりは見ていて見苦しく感じるようになってきました。 それでも,新しい情報はないか...と見続けてはいますが。 当日,私は多少の違和感を感じながらも,ツアー最終日を思いっきり楽しんだはずです。 多少のもやもや感は残りますが,その"楽しんだ"ということこそが私にとっての事実です。 サックスのUkoさんのブログのお言葉を借りて, 「気持ちのスイッチ切り替え。カチッ!」 以上 P.S. 本当のことが知りたい♪という欲望もまだ消えたわけでは無く,その時はまたスイッチが切り替わるかも(笑) P.S.2 スイッチを切り替えた直後ですが,11/6に田家氏個人のブログで公式ページのレポートの内容に関するコメント,11/7の夜には公式ページでプロデューサの岩熊氏からこれらの件に関するコメントがありました。 詳しくはそれぞれのページを見て頂きたいのですが,知りたかった部分を抜粋すると... この日のLIVEは事実としてメンバーの一人がアルコールと睡眠導入剤の過剰摂取のためにLIVEの途中から心身のコントロールを失ってしまいました。よってアンコール最終曲でステージに上がることは不可能と判断しました。サウンドプロデューサーもそのケアのため同じくステージに上がれませんでした。 ご報告が遅れた事は本人と冷静に話し合う場を改めて設け、その原因となった経緯と背景に関して検証し、今後の対応を考えることが大切だと判断したからです。 改めて、さいたまスーパーアリーナ最終公演に関してのコメントが遅れたことをお詫び申し上げます。  浜田省吾自身は「今回のことは残念で悲しい出来事であったが、この十数年間、共にステージに上がり、レコーディングをし、数え切れないほどの素晴らしい演奏に感謝している」と言っており、一昨日の話し合いの場で本人に伝えました。 どうせ出ないだろうと思っていた公式コメント。 ネットでの大騒ぎがあったからこそようやく出てきたコメントかもしれませんが。 アルコールと睡眠導入剤の過剰摂取??何故そんな状況に至ったのか気になりますが,それについては "その原因となった経緯と背景に関して検証" して解決したのでしょう。 もうこれで終わらせましょう。 今度こそ「カチッ!」...自信ないけど(笑) P.S.3 あれからそろそろ3週間経とうとしています。 11/17(木) FCページのDiaryで省吾本人からのコメントがありました。 勝手に要約すると... サイト等に投稿された厳しい意見,激しい意見,ユーモラスでおおらかな意見等と同じように全ての相反する感情が自分の中にも同時に存在しており,その一つだけを取り出すことはできない。 今回の原因は広義においてピアニストの心身不調によるもので,悪意のもとに故意に起こされたものではない事故であったという意味で,多くの人の心を傷つけた悲しい出来事であった。 ただ,その日も含めて全てのライブはベストを尽くしたという自負があり,振り返らず前に進むことだけを考えている。 ようやく本人からのコメントが出て,今度こそ私自身も「カチッ」かな(笑) P.S.4 上記省吾のコメントの中で,東日本の被災地を訪れていたことも書かれていましたのですが,その様子が訪問先の保育園のブログに投稿されていました。 http://yotsuba-ho.seesaa.net/ 初稿:2011-11-03 加筆訂正:2011-11-05 加筆訂正:2011-11-06 加筆訂正:2011-11-07 加筆訂正:2011-11-17 加筆訂正:2011-11-18