20後期セルシオEMV用
エアコンレジスター下部本木目パネル(完結編)

じゃじゃ〜ん!!エアコンレジスター下部の木目パネルをなんちゃってウッドから本物ウッドに変更してみました。いままで木目調カッティングシートを自分なりにいろいろと改良を重ねて来てた部分ですが、やはり本物の質感や深みには勝てないと思い、ネットオークションで出品されていた20後期EMV用エアコンレジスターを落札して加工してみました。今回の加工はいくら中古部品とはいえ失敗は許されないので慎重に行ったのは言うまでもありません。




加工取り付けレポート

まずは完成後の全体のウッドの雰囲気をご覧ください。
元々の10系では灰皿・シフト廻りとパワーウインドウスイッチ部分がウッドで、後付けでハンドル・シフトノブ・エアコンレジスター部分を追加してみました。
ウッド部分はトヨタ純正なので原木はウオールナットですが、ウッドの仕上げの染料の色の違いで後で取り付けした部分が明るい発色をしています。

それでは取り付けレポートへ・・・・・

はずは講釈を少々・・・・
今回ウッドにしたいとこだわった理由ですが上の写真の右は20後期(本物ウッド)で左はカッティング&ウレタンクリアー塗装仕上げなんですが。深みと言うか質感の違いは歴然です。
上下で並べてみました、純正ウッドは分厚いクリアー塗装の下にウッドの柄が立体的に見えますが、カッティングは深みが無く印刷の目(編点)が見えるのがお判りいただけると思います。はっきり言ってこんなにドアップでモノを見る事はありませんが、この質感が取り付けた時に効いてくるんです・・・

20後期のエアコンレジスターのお勉強
・左上写真

向かって左下の扇形の部分がウッドです、かすかに見える扇形の線はウッドではなくウッドパネルのベースの超〜ごく薄のアルミプレートです。実際のウッド部分は昆布とかと同じ位に薄くスライスされ染料つけてクリアー吹いてあの質感を出しているみたいです。
蛇足ですがレジスター全体のフェルトが貼ってあり音鳴り対策がきちんとしてあるところは流石セルシオ!!
・上写真
ウッド部分の固定方法はセンター2箇所のネジ止めと写真で写っているような熱で先を溶かしてはめ殺しで固定されています。
・左写真
上記固定方法の取り外しは、再利用を前提としていないのでネジとニッパで簡単に取れます。取り外した部品はウッド部分からは想像もつかない位に奥行きがあります。この奥行きの部分は今回は不要なのでひたすら削ると言う作業がまっています。

荒っぽい方法ですが、まずはハンダコテを利用して後ろの部分を溶かして落としていきます。 ウッド部分のマスキングテープを貼って保護して不要な部分をカットしていきます。lこの作業で使用したのはホームセンターで売ってるミニリュ−ターを使用してバリを削りました。

取りあえずバリ取り作業が終了した写真です。ここまで分解してから約1時間です。 以前取り付けていたなんちゃってウッドとの2ショットです。まだまだブ厚いのいがお判りいただけると思います。

上記作業から更に1時間少々・・・慎重に削りアルミベース(写真で左右に写っている2本の線)が均等でるまで削る・削る・削る・・・ ウッド部分の削り出し完成です!!ここから10セルシオのエアコンレジスター幅に合せて左右を削って作業終了です。

エアコンレジスター側も以前の加工した溝より気持ち削ってみました。

最後に両面テープを貼って貼付け完了〜!!

取り付け後全体の雰囲気を上から撮影してみました。
なかなかイイ感じの仕上がりに個人的には100点です!!



●作業時間 約3時間(木目部分削り出し)
●取り付け難易度 ★★★★★
●満足度 ★★★★★
●コメント ネットオークションを利用して安く20後期のレジスターをゲット出来たので実現した今回の改良ですが、新品購入してまではさすがにリスクが高すぎてチャレンジできません。削る作業も小さい部品なだけに指の感覚がおかしくなってしまいました。でも完成後の満足感にはこんなのはたいした事ないと自分に言いきかせながら作業をしました。今回いろいろ分解して分かった純正の見えない部分の質感や構造も非常に勉強になりました。
最後にこんな作業2度とチャレンジしたくないと強く思ったのは言うまでもありません・・・・・