20セルシオ前期最終型 ナビコンピューター移植
                        施工 CS_O さん

20前期ナビ取り付け完結編です。
前回同様この画面は10系セルシオのマルチの写真です。以前取り付けた20前期の2型のナビゲーションコンピューターから20前期最終型のコンピューターに新たにバージョンアップしました。
このコンピューターに変更する事により、ナビ画面で施設表示や政令指定都市の市街地25m表示、また夜画面と昼画面を任意で設定(ライトON時)等々の新たな機能を手に入れる事ができます。本来の20系前期最終型ではFM多重対応などもできます。あと一番大きな部分では純正OPのVICSに対応出来るようになる事です。このVICSについては10系でも機械を取り付ける事により可能になります。

前回同様、取り付けに関してはすべてCS_O さんにお任せいたしました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
『ありがとうございました』

★20前期2型からの変更点と
 取り付け加工に必要な部品
・20前期最終型ナビゲーションコンピュータ
*20前期最終型からナビゲーションコンピューターにナビゲーションレシーバーが内臓されています。
・20前期最終CD−ROMプレーヤ
上記2点はセットでないと作動しません。
20前期1型2型のナビゲーションコンピューターとCD−ROMプレーヤーの通信は光りファイバーでしたが、最終型からシールド線のケーブルに変更されています。
●写真の上側が最終型のナビゲーションコンピューターで下側が2型のナビゲーションコンピューターとナビゲーションレシーバーです。大きさも最終型では一体になりまだ小さくなっています。コネクター形状は同じで配線の並びと同じです。
●写真はロムプレーヤーの比較です。左が最終型で右は2型です。2型の方も最終型同様右側に突起してコネクター挿入口がありますが10系用に加工してあるのでカットしてあります。いずれにせよ大きさがかなりコンパクトになってうるのは一目瞭然です。上記した光りファイバーからシールド線になっているのでロムプレーヤーから線がでています。
ロムプレーヤーの取り付けにあたり写真の2型のロムプレーヤー同様この後取り付けの足を飛ばして本体だけにして使用しました。最後にコネクター形状は2型が10ピンにたいして最終は6ピンに変更になっています。
●ナビゲーションコンピュータ
20系・前期
(ユーロ)
9608〜9707  86112-50040
●CD−ROMプレーヤ
20系・前期
(ユーロ・後期のCDタイプ)
9608〜9807  
86871-50040
ディスクプレーヤマガジン
20系・前期
(ユーロ・後期のCDタイプ)
9608〜9807  86273-30020

2型と最終の簡単比較・・・

50音検索と施設名称探索に駅が追加されています。


※FM多重・VICSメニューが追加されています。
その他ナビの設定は別ページにジャンプして行います。


※ルート変更もメニューが増えています。

前期最終型になって機能アップした一部を紹介いたします。

なんと言っても、オープニング画面の
『CELSIR』のロゴがなかせます・・・・
20前期最終ナビからの設定でキーONでナビを起動させておけばエンジン始動の度に約10秒程見る事ができます。

音声案内もいろいろと設定が出来るようになります。
ここで色々と設定する事により検索する時の操作の回数がかなり少なくなります。
今回の目玉とでも言いましょうか、到着予想時刻の計算の為のスピード設定です。これを元にルート検索時に予想時刻を計算します。 左の設定が反映され、検索終了時に画面右側に到着予定時刻が出てきます。
50音検索です。10セルシオの5.6インチ画面では少々押し難いです。

施設名称に道の駅が増えています。
FM多重のボタンをおす一応次ぎのページにジャンプしますがここからは、機械がないので作動表示しません。

VICSメニューをおすと上のような表示が・・・・

施設表示でガソリンスタンドを表示させてみました。

施設表示で駐車場を表示させてみました。
画質調整も左の様になりますが10系のモニターではコンントラスト調整はタッチパネルでは行えないのでボタンを押せば反応はしますが何もかわりません。
ライトオン後に画質ボタンを押すと上の写真とことなり、昼画面・夜画面の任意設定が出来るようになります。 ライトオン後の昼画面にしたものです。本当の昼画面とは若干コントラストはおさえ目になっています。

※試しに目的地検索をやてみましょ〜う!!


1.奈良県にある近鉄桜井駅周辺からの探索です。
 目的地はアムラックス大阪にします。

2.今回は50音検索でアムラックス大阪を検索してみます。

3.アムまで打つとヒットしてきたのが上のアムラックス大阪とアムラックス東京です。ここでアムラックス大阪を選びます。

4.このような画面にジャンプします。

5.折角なので位置変更ボタンを押してみました。そうすると施設表示・詳細・広域のボタンが現われます。

6.施設表示ボタンえお押しコンビニを試しに押してみます。

7.この縮尺で押したのが失敗でした地図上にいっぱい表示されてしまいました(苦笑)

8.元に戻して400mから200mスケールに・・・・

9.今度は100mスケールです。

10.それでは今回の目玉!!25mスケールへ こんなに細かく表示され建物の形まで分ります。

11.情報表示おしてみたらこんな画面がでてきました。

12.アムラックス大阪を選ぶと上記の画面がでました。

13.最寄り検索では上のような画面が出ます・・・

14.すいぶん寄り道した設定ですが、目的地設定ボタンをおして決定します。

15.検索終了時の画面です。到着予想時刻もちゃんと表示されています。いままでのナビなら道は赤の表示ですが最終型から青色表示になります。

16.別ルート探索はどうなるの??

18.このような道をだして来ました。

19.じゃ一般道はどうだろうか??
  と、言う訳で案内開始を押したとさ・・・
  めでたしめでたし・・・

★最後に・・・・・


以前の取り付け写真

左が前回の2型のロムプレーヤを収納していた時の写真です。上が最終型ロムプレーヤー収納の写真です。前回は横の蓋をテープで押さえていましたが今回はモノが小型化されたので蓋もすんなりはまりまるで純正??の仕上がりです。

夜中の12時の出来事この3枚の写真の真相は??
実は最終型のナビを取り付けして動作確認したら、なんとマルチの画面表示が左に寄っているではありませんんか、なんでかな〜??
CS_Oさんが確か20系はマルチの裏に画面の左右調整あるよと言う一言から、じゃマルチ外せば問題解決かと思いきや、10系にはコントラストと彩度調整ツマミはあったものの肝心の左右調整がありません、そしてマルチ画面をよ〜くみると若干画面が左に寄っているような感じ、でも取り付けネジとか確認するとじゃすとフィットだし・・・、仕方がない分解して数ミリオフセットしましょう!!と言う事になりました。マルチを分解・組み立て・確認作業をする事2回、CS_Oさんの1オフのマルチ画面右寄せ完了です!!
20前期最終からマルチ画面は5.6インチから6インチになっているので、画面の大きさが異なるのでこのような問題が発生したのかもしれませんが、10系のマルチは6インチには出来ませんのでこの作業で対応するしか方法ありませんでした。
最後にこの3枚の写真はAISHIN ・AWの関係者の方は見ないでください(苦笑)


●作業時間 ※CS_Oさんに取り付け依頼しました 
●取り付け難易度 ★★★★★
●満足度 ★★★★★ 
●コメント 前回の2型ナビからの変更と言うことで、ナビゲーションコンピューターとロムプレーヤーの取り付け工事は2時間とかからなくらいに早くおわりました。ただ上記したように動作確認して画面のずれが発覚してからの作業の方がかがかったくらいです。
さてさて、今回のナビ移植の部品調達は以外と時間がかかりました。なにせ20前期でも最終型わずか1年足らずしか製造されていないので大変でした。今回の部品調達にご協力くださったkoba.michiさんありがとうございました。
今回の取り付けは、CS_Oさんが言っておられた10ナビは20前期最終型までならアップデートは可能と言う心強いお言葉と信頼できる作業のたまものです。あとはオーディーオ・エアコン画面の問題等はありますが、今後また改良しましたら報告させていただきたいと思います。いすれにせよ10系で20系前期最終を操作できるという夢みたいな事が現実になり非常に感動し喜んでいます。私の中では昨年10月のトヨタのナビソフト半額キャンペーンに端を発したこの問題もひとまず終了と言う事になりました。