イノモトソウ科
環境: 山地、野原、土手、日当たり、乾燥地、夏緑生、冬枯れる、シダ類。
根・茎: 根茎径1cm太い、根茎横に這う、若い根茎毛褐色。
葉: 葉まばらに出る、斜上、葉柄黄緑色、地中の葉柄黒色毛細い、葉羽状複葉3回羽状(複葉)、葉やや革質、葉裏毛軟毛、葉卵形長50cm以上巾50cm以上、小葉被針形さらに羽状深裂、裂片楕円長形全縁先鈍い。
花: 胞子のう群線形、葉縁に沿って並ぶ、葉縁裏側に反り返り包膜状となり、その内側の真の包膜とあわせて2枚の膜に包まれる。
果: 胞子のう葉羽片の包膜に包まれる。
参考: 蕨、春、若葉は茎先でこぶし状(あるいはぜんまい状)に巻いている、若葉/茎は食用、根茎を打ちくだき、中の「でん粉」をとり、わらび粉を作り、食用、糊の原料にする、残りの茎を編んでわらび縄(蕨縄)にすると水に強い縄になる。季語春。万葉集「石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも」志貴皇子(巻17−1418)。
全長: 30- 200 cm
葉長: 10- 100 cm
花径: .05- 2 cm
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